<脳死移植>15歳未満の男子提供臓器 移植すべて終了毎日新聞 4月14日(木)14時12分配信
改正臓器移植法に基づき、国内で初めて15歳未満で
法的脳死と判定された10代前半の男子の提供臓器は、
片方の腎臓と膵臓(すいぞう)、両肺の移植手術が14日に
それぞれ終わり、すべての手術が終了した。
いずれも患者の容体は良好という。
藤田保健衛生大病院(愛知県豊明市)では、片方の腎臓と
膵臓が女性(33)に移植され、手術は14日午前3時20分、
無事終了した。執刀した杉谷篤教授は14日会見し、
「ドナーとその家族にありがとうと伝えてください」という
患者の母親の言葉を紹介した。
両肺は14日、東北大病院で50代女性に移植された。
心臓は「18歳未満の提供者からの提供先は18歳未満を
優先する」という国の基準を初適用し、大阪大病院で13日、
10代の男性へ移植された。東京女子医大病院では60代
男性へもう片方の腎臓、北海道大では20代男性へ肝臓が、
それぞれ13日に移植されている。
【藤野基文、山田一晶】
関連記事です。脳死判定:15歳未満初移植へ 詳細情報公開されず
改正臓器移植法に基づく国内1例目となった15歳未満の
臓器提供者が出たことを受け、日本臓器移植ネットワークは
12日午前11時から、厚生労働省で記者会見を開いた。
冒頭で芦刈淳太郎・医療本部部長が頭を深く下げ、重々しい
雰囲気で始まった。同ネットワークによると、臓器提供者は
10代前半の男子。関東甲信越地方の病院に交通事故に
よる重症の頭部外傷で入院していた。家族は8日に
主治医から回復が困難であるという説明を受け、
臓器提供の機会があるという話を聞いた。
9日と11日、父母ときょうだいの家族3人が、同ネットワークの
コーディネーターから説明を受け、親族の総意として提供を
決断したという。家族はこれまで臓器提供について考えたり
話し合ったことはなかった。移植や提供への関心の程度に
ついては不明。
芦刈部長は「小児の脳死下での臓器提供という選択肢が
増えたことは家族にとってよいことだと考えている。
今回提供があったことは新しい一歩だ」と述べた。
一方、15歳未満の臓器提供を可能とした昨年7月の
改正移植法施行から8カ月以上経過していることについては、
「各提供病院が(虐待の有無を調べるなど15歳未満からの
臓器提供のための)体制を整える必要があるが、
すぐにできることではない。また親にとって、子どもを
なくすという心情の中で、こういった決断をするのは
非常に勇気のいることなので、時間がかかったか
どうかという問題ではない」と話した。
今回、提供者の男子に関して、入院先の都道府県や病院名、
詳細な年齢などの情報は、家族の希望で公開されなかった。
芦刈部長は「できるだけの項目を公表したいが、家族から
個人を特定される可能性があると懸念があった」と説明した。
15歳未満からの初の提供を受け、厚労省臓器移植対策室は、
数カ月後に、専門家による会議で検証する方針を
明らかにした。これまでの提供事例では1年以上たって
検証するケースが多かったが、提供後の家族の精神面の
ケアのあり方や虐待の有無などについて早急に調査する
必要があることから、早期の開催を目指し、
検証後は報告書を公表するという。
【大場あい、河内敏康】
15歳未満脳死移植:課題残る情報公開 「子ども優先」初
国内初の15歳未満からの脳死臓器提供で日本臓器
移植ネットワークは12日、心臓移植について、子どもへの
移植を増やすために設けられた、18歳未満からの
提供先は18歳未満を優先する国の基準が適用されたと
明らかにした。改正臓器移植法の全面施行から9カ月。
移植医療での歴史的な一歩を歓迎する声が上がる一方、
特に透明性が求められる小児脳死臓器提供での
情報公開のあり方に課題も浮かんだ。
15歳未満からの脳死臓器提供は、昨年7月に全面施行
された改正臓器移植法で可能になった。
移植ネットによると、提供者は、関東甲信越地方の病院
に交通事故による重い頭部外傷で入院していた10代
前半の男子。両親は「息子は将来、世の役に立つ仕事を
したいと言っていた。(提供は)彼の願いに沿うことだと考えた」と
話しているという。
▽心臓は大阪大病院で10代男性
▽肺は東北大病院で50代女性
▽肝臓は北海道大病院で20代男性
▽膵臓(すいぞう)と腎臓の一つは藤田保健衛生大病院(愛知県)で
30代女性に移植される予定。
もう一つの腎臓の移植を受ける患者は選定中。
小腸は医学的理由で断念された。
摘出手術は13日午前4時ごろ開始、同7時ごろに終了予定だという。
臓器移植を受けた人の全国組織「NPO日本移植者協議会」
(大阪市)の大久保通方理事長は12日、東京都内で記者会見した。
「新しい扉が開かれ、提供者や家族に感謝したい」と述べ、「臓器提供への理解はまだ十分でない。提供者の家族を
支えることが大切だ」と指摘した。
一方、移植ネットは家族が提供を決断するまでの経緯に
ついて「詳細は控えたい」とし、主治医による病状説明から
臓器提供の話までの時間などは公表していない。
家族が冷静に正確に理解するため、どんな説明をしたのかも不明だ。
臓器提供を数多く経験し、医療現場の公開にも取り組む
鹿野恒・市立札幌病院救命救急センター副医長は
「情報提供をきちんとしなければ、逆に社会に不信感が
生まれる。慎重になりすぎず、情報提供していくことが、
社会の理解や、この制度の定着につながるはずだ」と話す。
小児の臓器提供での大きな課題が虐待の見極めだ。
厚生労働省で12日開かれた記者会見でも虐待の
有無などに関する質問が相次いだ。移植ネットは
「個人の特定につながる」などとして事故の詳細情報の
公表を控え、虐待を判別する手続きや判断については
「改正法の運用指針に従って適切に行われた」と答えた。
小児の虐待に詳しい市川光太郎・北九州市立八幡病院長は
「過去も含めて虐待の判定は難しく、医療機関だけでなく、
地元警察や児童相談所と連携して素早く確認することが
必要だ。透明性確保のためにも、虐待の有無を判定した
経緯などを提供病院が第三者にきちんと情報提供することが
求められる」と話す。
【大場あい、永山悦子、河内敏康、下桐実雅子】
コメントです。
今日の記事に関してですが、本当は素人が
口を出す余地などないほど難しい問題及び決定
だったと思います。
ですが、ひとつだけ思いがめぐったことは、
……9日と11日、父母ときょうだいの家族3人が、同ネットワークの
コーディネーターから説明を受け、親族の総意として提供を
決断したという。家族はこれまで臓器提供について考えたり
話し合ったことはなかった。移植や提供への関心の程度に
ついては不明……。
に、ついてでしょうか。
コーディネーターによる無理な説得がなかったことを祈ります。[PR]After glow Short story
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posted by salsaseoul at 22:00|
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