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2012年08月28日

手術用手袋再利用で中皮腫 労災に

手術用手袋再利用で中皮腫 労災に
NHK 8月 27日

産婦人科の診療所で働いていた准看護師の女性が、がんの一種、
「中皮腫」になったのは、手術用のゴム手袋を再利用するのに
使っていた粉末にアスベストが含まれていたためだと訴え、

国から初めて労災の認定を受けていたことが分かりました。
手術用の手袋の再利用は、かつて医療現場で広く行われて
いたということで専門家は、注意を呼びかけています。

労災が認められたのは、山口県に住む准看護師の
河村三枝さん(52)です。
おととし、「中皮腫」と診断され、手術ができないほど進行して
いたため、現在は、痛み止めの薬で治療を続けています。
河村さんは、昭和61年まで働いていた産婦人科の診療所で、
出産の際などに使った手術用のゴム手袋を再利用するため
「タルク」という粉末をまぶす作業をしていました。
中皮腫と診断されたあと、タルクには、アスベストを含んだものが
あったと知らされ、労災を申請したということで、ことし7月、
国から労災が認定されました。
医療従事者がこの作業でアスベストを吸い込み労災を認定
されたのは初めてで、専門家は、手術用の手袋の再利用は、
かつて広く行われていたことから注意を呼びかけています。
河村さんは「自分のように健康被害を受けた医療従事者は
ほかにもいるのではないか。自分の労災認定が、少しでも
救済に役立てばと思う」と話しています。


“アスベスト含有、あまり知られず”

アスベスト問題に詳しい東洋大学大学院の神山宣彦客員教授は
「タルクに含まれるアスベストがきちんと管理されるようになったのは
昭和62年以降で、それまでは不純物として含まれていること自体、
あまり知られていなかった。かつて同様の作業をして不安を感じる方は、
健康診断を積極的に受けるなど早期発見に心がけてほしい」と
話しています。

関連記事です。

中皮腫で労災認定 准看護師が会見

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産婦人科の診療所で働いていた准看護師の女性が、がんの一種
「中皮腫」になったのは、手術用の手袋を再利用する作業で
アスベストを吸い込んだのが原因だと訴え、労災が認められたことに
ついて、女性が記者会見し、「アスベストについてもっと知って
もらい健康状態に注意してほしい」と呼びかけました。

記者会見したのは、山口県の准看護師、河村三枝さん(52)で、
おととし、がんの一種の中皮腫と診断され手術ができないほど
進行していたため、薬で治療を続けています。
会見で河村さんは「何も知らないままアスベストを吸っていたと
思うと悔しい。自分と同じような思いをする人が増えるかも
しれないと心配している。同じような作業をしていた人は
健康状態に注意してほしい」と呼びかけました。
河村さんは、昭和61年まで働いていた産婦人科の診療所で、
手術用のゴム手袋を再利用するため「タルク」という粉末を
まぶす作業をしていて、中皮腫になったのはタルクに
含まれていたアスベストを吸い込んだのが原因だと訴えて
労災を申請し、先月、国から認定されました。
会見に同席した支援団体の「中皮腫・アスベスト疾患・患者と
家族の会」の古川和子会長は「かつては同様の作業が広く
行われていたと聞いている。国はきちんと実態を明らかにし、
注意を呼びかけてほしい」と話しています。


[タルク]

滑石ともいわれる軟らかい白い石。原石を砕いて、細かい粉に
して使用することが多く、ゴム製品が張り付くのを防いだり、
「おしろい」として顔料に使用されたりする。
国内の研究者が1986年にタルクを使った赤ちゃんの
ベビーパウダー19製品を調べたところ、5製品に4.0〜0.4%の
アスベストの混入が認められた。87年に旧厚生省薬務局が
タルクに含まれるアスベストを検出限界以下にするよう各県に通知。
2006年に含有量0.1%を超えるタルクの製造・使用を労働安全
衛生法施行令改正で禁止した。


コメントです

医療機関で手術手袋再利用の際、タルクに含まれていた
アスベストにより中皮腫発症して、後に労災認定された
話題
です
タルクによるアスベスト被害は、時計工場の
検査員がそれを原因として発病し、労災認定された
ことも報告されています。

posted by salsaseoul at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 医療

2012年08月11日

のどが弱い人、鼻が原因のケース多い!

のどが弱い人、鼻が原因のケース多い!
夕刊フジ 8月11日(土)
【カラダの不思議】
大きな声で喋っても、長時間歌っても平気な「のどの強い人」が
いる一方で、たいしてのどに負担をかけたつもりもないのに、
すぐにのどを痛めてしまう人もいる。
「もともとのどが弱くて、すぐ風邪をひく」なんて言う人もいる。
これって、どういう違いなのか。『ここ10年で、これだけ変わった! 
最新医学常識99』(祥伝社黄金文庫)著者で、医療法人
社団池谷医院院長の池谷敏郎先生に聞いた。

「『のどが弱い』と思っている方は確かにかなりいますが、
そういった方に共通しているのは『鼻』だというケースが
多いんですよ。『のどが弱い』と訴える
人に『鼻はどうですか』と聞くと、
決まって本人からは『特に気になることはない』という返事が
かえってきます。しかし、診察してみると、実は鼻の通りが悪く、
口呼吸をしているというケースがほとんどです」

というのも、本人は物心ついた時期からずっと自分の
「通りの悪い鼻」で呼吸してきたために、鼻が通りにくい
状態であることに気づいていないのだとか。

「鼻の内部には、空気中のホコリをとり、適度な温度や
湿度を与え、のどや肺に刺激にならないように空気を
送り込む機能が備わっています。一方、口にはそうした
機能はないので、口呼吸すると、ホコリっぽく、乾燥した空気が、
のどや気管支に直接入り、炎症を起こすもとになってしまうんです」

そのため、鼻が悪い→口呼吸により、乾燥した空気がそのまま
入って、のどに炎症を起こす→のどに痛みが生じ、風邪のような
症状になる、というわけだ。

また、口呼吸の人は唇が乾燥しやすく、油断すると口を
ぽっかりとあけた状態になりやすいので、だらしなく見
えるなどの外見上の不利な点もあるそうだ。

「口呼吸をしていると、口腔内が乾燥するので口臭も出て
きますし、夜、寝ているときには、いびきの原因にもなります」

ちなみに、正しい鼻呼吸のポイントは、舌をあごにつけて
呼吸すること。さらに飴をなめるなどして口呼吸しづらい
状況を作ることも効果的。

のどが弱いという人は、まず鼻呼吸を心がけ、ダメなら
耳鼻科を受診してみることも大切か。



コメントです

なかなか、ためになる話題ですね
国民病ともいえる花粉症を一例に
あげますが、花粉症の方々は、発症時期は
とうぜん鼻の通りが悪いので、そうなると、
必然的にのどに負担がかかっているのを
実際に体験しているので、今日の話題に
同意される方も多いと思います。


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2012年07月12日

着床前に全染色体を診断 神戸の産婦人科医で19人出産 学会指針に違反

着床前に全染色体を診断
神戸の産婦人科医で19人出産 学会指針に違反

産経新聞 2012.7.11 11

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体外受精した受精卵を母体に戻す前にすべての染色体を
検査し、異常の有無を確かめる新型の「着床前診断」を、
神戸市中央区の大谷レディスクリニック(大谷徹郎院長)が
129例実施し、19人が出産したことが11日、分かった。
これまでの着床前診断は染色体の一部しか
調べられなかったが、新型は全染色体の異常がわかる。
同医院は「流産の原因の多くは染色体異常で、この方法は

母体に負担となる流産を減らすことができる」としている。

しかし、染色体異常が見つかった受精卵は患者の同意を
得た上で破棄するため「命の選別」につながるなどとして、
日本産科婦人科学会が着床前診断そのものを会告(指針)で
重い遺伝病を除き認めていない。ただ、法律上の規制はなく、
同医院は今回の診断も学会に申請せずに実施した。

大谷院長は、平成14年から受精卵の細胞の一部を取り出し
23対(46本)ある染色体の一部を調べる着床前診断について、
患者の同意を得て実施。今回の方法は、全染色体を調べる
「比較ゲノムハイブリダイゼーション(アレイCGH)法」と呼ばれ、
ほぼ確実に異常を見つけ出すという。

大谷院長によると、昨年2月から今年5月にかけ、129組の
夫婦に、1回ずつ新型診断を実施。患者の年齢は25〜45歳で、
いずれも受精卵の染色体異常が原因で着床しなかったり、
流産を経験しているという。129組のうち受精卵が順調に育ち、
子宮に戻せたのは70組。50人が妊娠、19人が出産に至った。
3人は流産した。28人が現在妊娠中。この診断で受精卵を
子宮に戻した患者の妊娠率は約7割で、診断を行わない
妊娠率の3倍近いという。

大谷院長は「(新型診断は)流産の主な原因である染色体異常を
取り除くことができる。流産を減らしていくのは医者の責務だ。
学会にはデータを踏まえて診断を認めてほしい」としている。

関連記事です。

「命の選別」批判も…全染色体診断
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すべての染色体を調べる新型着床前診断による妊娠・出産が
明らかになった。生殖医療を巡る新たな議論が求められそうだ。

不妊症には「福音」

着床前診断は、日本産科婦人科学会が、重い遺伝病や、
染色体の一部が別の場所に入れ替わるなどの染色体の
構造異常を除き、認めていない。ダウン症などの染色体の
数の異常が原因の障害を排除し、「命の選別」につながる
のではないかと懸念されるのが理由だ。

特に新型の着床前診断は、すべての染色体を高い精度で
調べることができる。新型が「選別」目的に使われれば、
より重大な問題が生じる恐れがある。

着床前診断はまた、最初の赤ちゃんが生まれたのが1990年と、
歴史が浅い。安全性が十分に確認されているわけではない。

実施にあたっては、診断のもつ意味についての十分な説明と
同意が求められる。カウンセリング体制の充実も欠かせない。
必ずしも妊娠、出産できるわけではないとの、限界も知る必要がある。

一方、新型着床前診断は、特に異常がないのに流産を繰り返して
不妊症に悩む女性、卵子の老化で不妊治療がなかなか成功
しない女性にとっては、妊娠の確率を高める、福音となる技術だ。

女性は高齢になると妊娠が難しくなる。卵子の老化で、
染色体の数の異常が現れる確率が高まるためだ。

重い遺伝病や染色体の構造的な異常とは違い、こうした
染色体の数の異常は、誰にでも起こりうる。頻度も高い。

妊娠率上昇へ 米英などで実施

米国や英国では、高齢の不妊女性などの妊娠率を
上げようと、新型の着床前診断で染色体の数の異常を
調べている。このほか、タイやベルギーなどでも行われている。

日本では着床前診断は厳しく制限されている一方、妊娠中に
胎児の染色体異常の有無を調べる「出生前診断」は広く行われている。

出生前診断で異常が見つかると、人工妊娠中絶が行われる場合も
少なくない。
2009年までの10年間、胎児の異常を診断された後、中絶したと
推定されるケースは約1万1700件で、前の10年に比べ倍増した
ことが、日本産婦人科医会の調査で明らかになっている。

出生前診断のひとつの羊水検査は、流産のリスクが0・5%ある。
また、母体血清マーカーは、結果が確率で示されるため、
とまどう女性が少なくない。

不妊に悩む人は多く、日本では年間21万件の体外受精、人工授精が
行われている。子どもを持ちたくてもなかなか持てない人のために、
医療技術を活用するこ
とは重要だ。技術の精度や安全性など
医学的な問題だけでなく、倫理面など幅広い議論が求められる。
(医療情報部 加納昭彦)

ルールに基づいて

石井美智子・明治大法学部教授の話
「学会の会員として指針を尊重すべきで、指針に問題が
あるなら、変更するよう努力するのが筋だ。
着床前診断を安易に行うのは問題だが、医療的に
必要ならば、認める範囲を明確にして、ルールに
基づいて行うべきだ。法の規制がない中、専門家集団の
取り決めは重要な役割を持っており、きちんと機能するように
する必要がある。患者にも、技術がどういう意味を持って
いるのか十分に説明しなければいけない」

「生命」に当たらず

児玉正幸・鹿屋体育大教授(哲学)の話
「今回実施されたことが明らかになったケースは、
染色体の数の異常が原因と考えられる流産を
防ぐためのもの。受精卵を救うための行為で、
先天的な疾患の回避を目的に命に差異をつける
選別行為ではない。受精卵は法で保護される『生命』に
当たらず、生命の選別とは言えない。
日本は今後、世界の実施状況を調べ、どのような場合に
実施しているのか、その倫理的な問題も含めて早急な
調査をすべきだ」

(2012年7月11日 読売新聞)

コメントです。
以前、出生前診断の話題を、カナダ人の友人と
議論したことがあります。
彼の考えは「賛成」で、理由は、もし、それを
行わなかったことで、将来自分の子供に、

「僕のことを普通に産んだせいで、僕は掃除夫にしかなれない」

と、責められたどうするんだ。とのことでした。

(あくまでも健常者どうしの競争社会がベースです)
まあ、出産や子供を持つことは自己責任ですから
他人が口を出す問題ではありませんが、医療機関の
営業ベースに巻き込まれて、あとで大きな後悔を
残すのも自己責任によるものですね。


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2012年06月29日

胆管がん:専門家交え協議会設置 印刷産業連合会

胆管がん:専門家交え協議会設置 印刷産業連合会
毎日新聞 2012年06月27日

大阪市の印刷会社の従業員に胆管がんが多発した
問題を受けて、約9300社が加盟する印刷業界の最大組織、
日本印刷産業連合会(東京都中央区)は26日、従業員の
健康を守るため、専門家らを交えた協議会を設置することを
決めた。来月に初会合を開く。最新の知見を反映した

安全対策マニュアルを策定するほか、研修会を開催し、
全加盟社に衛生管理や予防措置を徹底させる。大阪市と
宮城県で労災認定を申請した従業員が計8人(う
ち2人死亡)に達し、業界として対策に乗り出した形だ。

協議会は有識者の他、業界10団体の会長ら20人で構成。
厚生労働省や経済産業省の担当者も招く予定。

同連合会は86年、印刷会社向けに有機溶剤の使用時の
注意点などを記した手引書を発行し、改訂を重ねてきた。
しかし、今年5月、胆管がん多発の問題が発覚したことを受けて
加盟社に緊急アンケートを実施。有機溶剤使用の有無と、
労働安全衛生法に基づく安全衛生委員会の設置の現状、
排気・換気装置の状況などを調べている。

26日に東京であった会合で、さらなる健康被害を未然に
防ぐためにも専門家を交えた業界としての取り組みが必要と判断、
協議会設置を決めた。
 

大阪と宮城で労災認定を申請した発症者は別会社だが、地下や
窓を閉めた環境下で長時間作業した点が共通している。

連合会の油井喜春常務理事は「地域住民からも『印刷会社は
大丈夫か』と不安を抱かれている。有機溶剤との因果関係ははっきり
しないが、今回を機に予防を徹底したい」と話した。【高瀬浩平】

関連記事です。
胆管がん:多発の印刷会社 予防の衛生委員会設置せず

大阪市内の印刷会社で従業員らに胆管がんが多発している問題で、
労働者の意見を反映して職業性疾病を予防する「衛生委員会」などを
同社が設置していないことが22日分かった。労働安全衛生法で
設置が義務付けられており、厚生労働省は違法として先月30日に
是正勧告した。同社では10年以上前から複数の従業員が、
社内で使われていた有機溶剤が体調悪化の原因と疑い、換気の
改善も訴えており、衛生委員会が設置されていれば、発症を
早期に把握できていた可能性がある。

労働安全衛生法によると、業種を問わず、労働者が50人以上の
事業所は、健康に異常のある人の発見や措置、病気による死亡を
調べて記録などをする「衛生管理者」を置く義務がある。
さらに、労使一緒に健康障害を防止するため、「衛生委員会」を
設置し、月1回開催して職場環境の維持・向上に努めなければ
ならない。問題の印刷会社は従業員が50人以上おり、衛生管理者や
衛生委員会を設置しなければならない。厚労省によると、同社は
衛生管理者も設置していなかった。同社の勤務経験者によると、
90年代、体調を崩した従業員が「有機溶剤が原因ではないか」と
会社側に訴えたが、否定され、叱責を受けた。職場は有機溶剤特有の
においが漂い、吐き気などを訴える従業員がいた。別の関係者に
よると、別の従業員が上司らに換気の改善を2回求めたが、
反映されなかった。「職場環境の改善が見込めない」として
退職する人もいたという。厚労省もこうした証言を把握している模様だ。

同社では10人が胆管がんを発症し、うち2人は在職中に死亡した。
問題は今年3月末、遺族らが労災申請したことで発覚した。
大阪労働局は一般論と断った上で「衛生委員会があれば、
在職死亡は当然、報告され、議題になる」と説明している。

印刷会社の代理人の弁護士は、換気改善の訴えがあったことに
ついて「事実か確認できていない」と話した。【大島秀利】


胆管がん発症、日本人平均の約600倍 洗浄液が原因か

大阪の印刷会社4名死亡

大阪の印刷会社の元従業員が高頻度で胆管がんを発症した
男性4人が死亡した。発症年齢が25〜45歳と非常に若い。
発症率は日本人平均の約600倍と高かった。

東京と宮崎でも

大阪以外にも、東京都と宮崎県でも印刷業の元従業員に
同様の事例が見られたことと厚生労働省が発表した。
近く全国の事業所を対象に実態調査する方針である。

原因はまだ明確ではないが、印刷会社で使われた印刷機
洗浄剤ではないか考えられる。動物実験で肝臓にがんを
発生させる確率が高いことがわかっている、常温で気化
しやすい化学物質で「1,2-ジクロロプロパン」「ジクロロメタン」が
多く含まれていた。大阪の印刷会社では、防毒マスクを
着用せず使用していたことが判明している。

「1,2-ジクロロプロパン」

(英: 1,2-Dichloropropane)は化学式C3H6Cl2で表される
有機塩素化合物。可燃性のある無色の液体で、クロロホルムの
ような匂いを持つ。 テトラクロロエチレンなど、他の有機塩素化合物の
製造中間体となる。過去には土壌燻蒸剤や塗料剥離剤、溶剤など
としても使用されたが、現在ではこれらの用途での使用はほとんどが
中止されている


「ジクロロメタン」

ジクロロメタン (dichloromethane) は、分子式を CH2Cl2
表される、有機溶媒の一種。慣用名は塩化メチレンといい、

産業界ではこちらの名称を使うことも多い。
DCM 、または俗に「えんめち」、「めちくろ」、「えんかめ」、
「じくろめ」、「じくろろ」などと略される場合がある。

常温では無色で、強く甘い芳香をもつ液体。非常に多くの
種類の有機化合物を溶解する。また難燃性の有機化合物で
あることから、広範囲で溶媒や溶剤として利用されている。
特に金属機械の油脂を洗浄する用途で多用されているが、
環境負荷とヒトへの毒性の懸念からPRTR法により利用と
廃棄が監視される物質でもある。

 

コメントです
胆管がんが印刷業界で多発している話題です。
ところで、問題が発生した業界には少し気の毒に
思いますが、
(※注・業務内容が一般的に普及しているため)
医療機関が因果関係を特定したことは画期的
だと思います。
いずれにしても、石綿(アスベスト)が原因で発病する
中皮腫同様、早急に因果関係の再確認と、業界内での
業務環境の改善が望まれます。



posted by salsaseoul at 22:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 医療

痛風新薬、大手が本腰 帝人が40年ぶり開発

痛風新薬、大手が本腰 帝人が40年ぶり開発
朝日新聞 2012年6月8日
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痛風治療薬に国内の製薬会社が力を入れ始めた。
原因となる尿酸ができるのを防ぐ薬は長く新薬が
出ていなかったが、帝人ファーマが約40年ぶりに新開発。
国内最大手の武田薬品工業と手を結び、年1千億円を
売り上げる大型薬に育てようとしている。
武田は米企業も買収し、痛風分野を事業の柱の
一つにする考えだ。


関連記事です。
画期的新薬「フェブリク錠」
痛風の原因として高尿酸血症は一般によく知られていますが、
痛風だけでなく、腎機能低下や、メタボリックシンドロームや、
動脈硬化や、高血圧や、糖尿病や、心筋梗塞や、脳梗塞など、
実に様々な疾患との関連性が高い疾患であることが近
年の研究により明らかになってきました。
痛風だけであれば、そう心配はないのですが、様々な
疾患を引き起こす恐れがある高尿酸血症は、治療や
予防対策の重要性が叫ばれています。
昨年5月に発売された「フェブリク錠」は新しい
尿酸生成抑制薬で、40年ぶりの新薬です。
現在、血中尿酸値を下げる薬は色々ありますが、
高血圧症や循環器疾患や慢性腎臓病などの
合併症により、服用には制約を受けます。
この「フェブリク錠」は上記の制約を受けずに、
高尿酸血症の幅広い患者が服用できます。
尿酸値が7.0mg/dLを超えるほとんどの高尿酸
血症患者への処方が可能となり、患者数はおおよそ
1600万人まで拡大すると言われています。
さらに、この新薬は従来の薬と比べて確実に尿酸値を
低下させる高い有効性が臨床試験で証明されています。
従来の薬で尿酸値が十分低下せずに、痛風発作を
繰り返していた患者において「フェブリク錠」に切り替えると、
尿酸値を治療目標値である6.0mg/dL以下まで低下させ、
痛風発作も起きていないと報告されています。
また、有効性が長期に維持できることも特長で、数々の
臨床試験によって証明されています。
この通りであれば、高尿酸血症の患者にとって朗報であり、
まさに画期的な新薬といえます。



コメントです。
痛風新薬を、大手製薬会社が40年ぶり開発した
記事ですが、逆に痛風という疾患は、生活習慣病として
低く扱われて、治療に関しては40年間も放置されていた
ようですね。


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2012年06月15日

【6歳未満脳死判定】脳死臓器提供をめぐるドキュメント

【6歳未満脳死判定】脳死臓器提供をめぐるドキュメント
産経新聞 2012.6.15 21:21

●7日 主治医が男児の両親に重篤な脳障害と説明。
 両親が臓器提供申し出

●9日 地元の移植コーディネーターが10日にかけ、
 両親に2回説明

●10日午後0時 富山大病院、脳死状態の可能性が
 あると診断

●11日午前11時 同病院が虐待防止委員会を開催
   午後4時 1回目の倫理委員会を開催
●12日午後4時 2回目の倫理委員会を開催

   午後5時半 両親が説明を希望し、病院側が
   日本臓器移植ネットワークに連絡

   午後8時10分 両親が提供を最終的に決定し、
   承諾書作成

●13日午前9時15分 1回目の脳死判定始まる
   午後0時8分 1回目の脳死判定が終了
●14日午後0時19分 2回目の脳死判定開始

   午後2時11分 2回目の脳死判定終了、
   法的脳死と判定

   午後7時 移植ネットが記者会見

●15日午前8時ごろ 富山大病院に腎臓を移植する
   富山県立中央病院(富山市)、肝臓を移植する
   国立成育医療研究センター(東京)、心臓を移植する
   大阪大病院の医療チームが次々と到着

   午前11時 心臓移植を受ける女児が大阪大病院の
           手術室に入る
   
   午後0時6分 富山大病院で、臓器摘出手術を開始

   午後1時40分ごろ 大阪大病院のチームが心臓を
   入れたクーラーボックスを手に病院を出発

   午後2時40分ごろ 心臓を摘出した大阪大のチームが
                大阪空港に到着

   午後3時ごろ 心臓が大阪大病院に到着
   午後3時45分ごろ 腎臓が富山県立中央病院に到着

   午後3時47分ごろ 富山大病院が男児からの臓器摘出
   手術を終了

   午後4時ごろ 国立成育医療研究センターが手術を開始

   午後4時18分 肝臓を摘出した国立成育医療研究
             センターのチームが同センターに到着

   午後5時半ごろ 富山大病院が会見。
              脳死判定の経緯を説明

   午後6時ごろ 大阪大病院が会見。心臓移植手術が
            無事に終了と発表

   午後6時25分ごろ 富山県立中央病院が
                腎臓移植手術を開始


関連記事です。
男児は事故で低酸素性脳症 富山大経緯説明
6歳未満で初めての脳死を判定した富山大病院(富山市)が
15日、男児は事故で一時的に心肺停止となり、低酸素性
脳症になったことを明らかにした。今月初旬に別の病院で
治療を受けた後、富山大病院に転院したという。

 同病院によると、男児の家族に7日「重篤な脳障害を
来しており、回復が難しい」と説明。その際に家族から
臓器提供の意思が示されたという。9日になって
「脳死という状況に近づいている」と家族に話した。
記者会見した井上博病院長は、7日の時点で
「脳死という言葉は使っていない」と強調した。

また脳死と診断された後、心臓が停止しない期間が
数十日間に及ぶ可能性についても家族に説明したという。

15歳未満の臓器提供については、病院側が虐待の
ないことを確認する必要があり、同病院は院内で
整備したマニュアルに沿って体の表面のあざや骨折が
ないことを確認。警察や児童相談所にも照会したという。

関連記事です。

「体の一部となって長く生きてくれる」 臓器提供承諾の両親

男児の両親が、日本臓器移植ネットワークに伝えた
コメントは以下の通り。

「息子は私たち家族が精いっぱい愛情を注いで育ててきました。
元気な息子のわんぱくに振り回されながらも楽しい時間を
過ごしてきました。息子は私たちのもとから遠くへ旅立ちました。
大変悲しいことではありました
が大きい希望を残してくれました。
息子が誰かの体の一部となって長く生きてくれるのではないか。
息子を誇りに思っています。息子の行動が正しく理解され、
長く記憶にとどめてくれるなら幸いです。普段通りの生活を
送れるよう、そっと見守っていただきたくお願いいたします」



コメントです。
今日の記事にかぎらず、脳死判断による臓器提供記事を
読むたびに、「臓器移植コーディネーター」の説明等に
ついての情報の少なさを痛感します。
ところで、脳死判断後に臓器移植提供を
拒否した遺族の
方々もたくさんおられるはずなのに、実際には、それらの
方々の意見がクローズアップされることはほとんどありません。
あくまでも推測ですが、コーディネーターとの対話後に
疑問を感じて臓器提供を断ったケースもあるでしょうし、
脳死判断を出した医療機関が、その後の臓器提供に至る
情報掲示等、体制が未熟なために、それ以前の対応で
処理したケースも考えられます。
(一例として、救急対応の小さな病院で、週末に専門外医が
 単純に死亡診断を出したケースなど )
少し斜に構えた意見ですが、脳死臓器提供の報道に関しては、
[初のケース]だけがクローズアップされて、他のもっと必要な
情報がおざなりに処理されているように思えます。


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2012年06月05日

中皮腫、発症前に血液で診断 順天堂大チームが成功

中皮腫、発症前に血液で診断 順天堂大チームが成功
朝日新聞 2012年6月4日
アスベスト(石綿)が主な原因とされるがんの一種
中皮腫について、発症前に患者予備軍を血液検査で
見つけ出すことに樋野興夫・順天堂大教授らが成功した。
中皮腫は、早期診断が難しく発症すると病状が進むのが早い。
発症前に診断できれば根治が期待できる。
研究チームは検査に広く使えるよう開発を急ぐ。
今のところ有効な早期診断法はまだない。

チームは、中皮腫のなかでも日本人に多い上皮型と
呼ばれるタイプの検査法を研究していた。

中皮腫を発症した人は、血液中の特定のたんぱく質の

濃度が高くなることに注目した。

今年3月まで5年間、アスベストを吸い込む可能性が
高い土木や建築などの工事に関わる約3万人の

血液を調べた。うち200人のたんぱく質の濃度が高くなり、
うち2人が中皮腫を発症。

2人は発症前からたんぱく質の値が高かった。

樋野教授は「症例数を増やすとともに、追跡調査を

続けて精度を上げて簡単で安い検査法を確立したい」と話す。
厚生労働省研究班研究代表者の岸本卓巳、

岡山労災病院副院長は「中皮腫の治療は
発症前診断がかぎ。だが、現在は胸部CTなどの

画像から読み取るしかないが精度が低い。

症例が少ないが、今後に期待が持てる成果だ」と

話している。(竹石涼子)


コメントです
発病後の予後の早さとQOLの低さが
よく知られている中皮腫ですが、
確かに、早期のうちに発症の可能性を
知ることは、以後の人生について、多極的な

意味合いから、いろいろと準備にかかれる点では
メリットがあります。

ところで、上記記事内で、
「発症前に診断できれば根治が期待できる」。
この表現が少し気になりました。
なぜならば、中皮腫の発生原因となる「アスベスト」の

毒性は、一般的に早くて10年、平均値で言えば
30年もの時間を費やして露出します。
そうなると、発病前に診断がついたとしても、

その時点でアスベストに曝露されているわけですから、
そこから根治治療を期待するのは、
可能性としてどうかなと思ったからです。
いずれにしても、検査法の確立が期待されます。


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2012年05月29日

<風邪薬で副作用死>皮膚疾患が悪化 2年半で131人死亡

<風邪薬で副作用死>皮膚疾患が悪化 2年半で131人死亡

毎日新聞 5月28日(月)15時1分配信

風邪薬などの副作用で起きる皮膚疾患
「スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)」と、その症状が
悪化した中毒性表皮壊死(えし)症で、今年1月までの
2年半に全国で131人が死亡したことが厚生労働省の

まとめで分かった。SJSは10年以上前に問題化。
厚労省は10年9月、製薬業界に対し、一部医薬品の
添付文書に副作用として追記するよう求めたが、
発症メカニズムは未解明で依然として被害は深刻なままだ。

同省は「初期症状が疑われたら、早期に受診を」と
改めて注意を呼び掛けている。
厚労省の集計によると、09年8月〜今年1月、
製薬会社などから報告があったSJSと中毒性表皮壊死症の
副作用被害は1505人で、うち8.7%の131人が死亡。
前回集計(05年10月〜09年7月分)では2370人中
239人が死亡していた。

「SJS患者会」代表で歯科医の
湯浅和恵さん(59)=東京都渋谷区=は91年、
風邪薬を服用後に全身に発疹が広がり、
一時寝たきりの生活になった。SJSと診断されたのは
4カ所目の病院。今は左目を失明し、歯科は休業している。
湯浅さんは「誰もが使う医薬品で起こりうる。
生活が急変し、ショックを受ける患者の精神的ケアの

充実も図られるべきだ」と訴えている。
原因と推定される医薬品は抗てんかん剤や解熱鎮痛消炎剤、
総合感冒剤など。こうした医薬品を投与する医師は、初期症状の
皮膚疾患に必ずしも精通しておらず、診断が遅れる可能性がある。
また、総合感冒剤などは市販薬も多く、症状が薬の影響と
気付かない人も少なくない。

SJSは年齢層や持病によって発症傾向があるかどうかも
分かっていない。厚労省安全対策課は「初期症状で判断できる
医療機関向けのマニュアルを策定するなど、対策を講じてきたが、
いまだに多くの人が亡くなっている。
治療が遅れ重篤化することを防ぐため、さらに周知を進めたい」と
話している。【井崎憲】


 ◇スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)

高熱を伴って発疹ややけどのような水ぶくれが全身や口、目の
粘膜に現れる。原因は解明されていないが、体内の免疫力が
過剰反応して起きると考えられている。
発生頻度は100万人当たり年間1〜6人とされ、臓器障害などの
合併症を起こして後遺症が残ったり、死に至ることもある。

 

関連記事です。

総合感冒薬で副作用
空せき続く間質性肺炎に
厚労省が注意呼びかける

薬局などで売られている一般用の風邪薬で
重い肺炎の副作用が起こることが分かり、
厚生労働省が注意を呼びかけている。

7年間で患者26人
風邪薬には、熱や痛みとる解熱鎮痛剤、せき止め薬、
くしゃみ・鼻水など鼻炎症状を抑える薬がある。
今回、問題になったのは、これらの三つの成分が配合された
総合感冒薬」と呼ばれる薬だ。
間質性肺炎の副作用は、1996年以降、計26人に起きた。
死者はなかったが、長期入院した患者もいた。
間質性肺炎は、たんを伴わない空せき、呼吸困難、
発熱などの症状がでる。
肺全体に炎症が広がり、重症化しやすい。
厚生労働省は15社の42品目について、
使用上の注意」を改定して副作用を
明記するように指示した。
服用を始めて2、3日で発症した場合や、もとの
風邪症状と似ているため気づかず、2週間ほど
服用を続けた人もいる。
60歳の男性は、のどに軽い痛みがあり、風邪薬を服用。
症状がぶり返すたびに薬を飲んだが、ひどいせきが
続くため検査を受け、
間質性肺炎と分かった。
重症で、入院は3ヶ月以上に及んだ。
発症率は200万人に1人程度とされ少ないが、
服薬後に空せきが続き次第に強くなる、息切れする、

熱がひかない、といった場合は服用を
中止し、医師の診察を受けることが必要だ。
厚生労働省は「
原因の成分は特定できない」と
しているが、調査にあたった

信州大教授(呼吸器内科)の久保恵嗣
さんは
解熱鎮痛成分で起きる可能性がある」と話す。
厚生労働省は、今回使用上の注意が改訂されることに
なった42品目以外でも、同様の副作用が起きる
可能性が否定できないとして、解熱鎮痛成分を含む
風邪薬すべてについて、同様の改訂を指示する
追加措置を決めた。
薬の副作用などを監視する
医療ビジランスセンター
(大阪市)理事長の浜六郎
さんは、解熱鎮痛成分の中でも
イブプロフェンと、せき止め成分のエフェドリン
(塩酸メチルエフェドリンなど)
が原因ではないかとみている。
総合感冒薬は様々な症状を抑える便利さの反面、
熱がない時に使うと余計な解熱成分も飲んでしまう、
といったことにもなる。そこで、鼻炎症状には鼻炎用の
薬というように、症状にあった薬を選ぶことを勧める
専門家もいる。

「休養で治す」 基本見直しを
ただ、
エフェドリン系の成分は鼻炎用にも
含まれている場合があり、せき止め薬と合わせて飲むと、
飲み過ぎてしまう恐れがある。
浜さんは、エフェドリンに似た成分の

フェニルプロパノールアミン(PPA)

を含む風邪薬にも注意を促す。
この成分は
脳出血の危険性を高めるとして、
2000年の米国で販売中止になったが、日本では
現在も販売が続いているためだ。
そらなら薬局より医療機関で薬を出してもらう方が安心」と

いう人もいそうだが、そうも言えない。
医師の処方薬には通常、市販薬より多量の成分が含
まれるからだ。
風邪に伴う熱、せきなどの症状は、細菌やウイルスを
撃退するための体の正常な反応だ。
薬で抑えこむと、かえって治るのが遅くなる可能性がある。

風邪は薬より休養で治す」基本を見直したい。

コメントです

今日の記事、あまり知られていないだけに
怖いですね。いずれにしても、
「副作用の無い薬は無い」。

これが基本原則ですから、薬を服用する時は、
医師や薬剤師と相談して、安全で適切な
服用を心がけたいものです。

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2012年04月12日

<認知症>2050年100人に1人が発症 WHO推計

<認知症>2050年100人に1人が発症 WHO推計
毎日新聞 4月11日(水)13時35分配信
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【ジュネーブ伊藤智永】世界保健機関(WHO)は11日、
認知症に関する初の報告書で、地球全体の高齢化に伴い、
世界の患者数が20年後に今の2倍、40年後には3倍に
増えるという予測を発表した。
国連の人口推計に当てはめると、2050年の人類は
100人に1人以上が認知症患者という時代を迎える。

WHOは今後、認知症対策が多額の予算を必要とする
大きな政治課題になると警告している。
世界の認知症患者は、現在3560万人。世界人口70億人の
約0.5%、200人に1人の割合だ。
患者数はWHOの予測で、毎年770万人ずつ新たな患者が
発症し、30年に6570万人、50年には1億1540万人に
達する見通し。国際アルツハイマー病協会は01年に、
年460万人ずつ新たに発症すると予測していたが、
WHOが10年のデータを基に大幅に上方修正した。
国連推計の50年の世界人口は約91億人
(うち60歳以上が20億人)なので、患者の割合も
約1.27%に上昇する計算だ。
これは新興国で急激に高齢化が進んでいくためで、
特に中国、インド、中南米諸国で急激に増えると見られ、
50年時点の患者の7割は、新興国に偏る見通しだ。
データに差はあるが、認知症の2〜10%は60歳未満で発症し、
65歳以上では5年ごとに倍々で増加する。
認知症対策にかかる世界全体のコストは、10年の推計で
約6040億ドル(約50兆円)。
そのうち医療費は16%だけで、低所得国ではコストの大半が
家族など無報酬の介助に依存している現状だ。
世界ではまだ認知症への理解が浅く、介助者は非常な
困難を強いられているため、WHOは、さらに社会啓発を進め、
多くの財政支援、成年後見制度など法律の制度作りが必要だと
指摘している。
報告書は、2000年から施行されている日本の介護保険制度を
特別記事で紹介し、先進的な取り組みと評価している。
 ◇認知症
脳血管や脳細胞の障害で記憶力、判断力が低下し、日常生活に
支障が生じる程度にまで至った状態を指す言葉。
日本では以前は「痴呆症」と呼ばれていたが、侮蔑的で
誤解を招きやすいとの理由で04年12月、厚生労働省が
行政用語を変更した。最近40〜50代の発症も増えている。


コメントです。
認知症の増加に関する記事です。


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2012年04月05日

出生前診断で「胎児に異常」、10年前と比べ中絶倍増

出生前診断で「胎児に異常」、10年前と比べ中絶倍増
朝日新聞 2012 ・ 4 ・ 5
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エコー検査で、胎児の詳しい様子がわかる
東京・広尾の日本赤十字社医療センター


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胎児の異常が理由と見られる中絶数の変化

出生前診断で胎児の異常が分かったことを理由にした
中絶が2005〜09年の5年間で少なくとも6千件と
推定され、10年前の同期間より倍増していることが、
日本産婦人科医会の調査でわかった。
高齢出産の増加や簡易な遺伝子検査法の登場で今後、
十分な説明を受けずに中絶を選ぶ夫婦が増える可能性も
あるとして、日本産科婦人科学会は遺伝子検査の指針
作りに乗り出した。

同医会所属の約330施設を対象に中絶の実態を調べ、
平原史樹・横浜市立大教授(産婦人科)がまとめた。
年により回答率にばらつきがあるため、5年単位で
傾向を分析した。この結果、ダウン症、水頭症などを
理由に中絶したとみられるのは、1985〜89年は
約800件だったのが、95〜99年は約3千件、
05〜09年は約6千件と急増していた。

日本では、70年代から胎児の異常を調べる羊水検査や
エコー検査、90年代から母体血清マーカー検査が
広がった。35歳以上の高齢出産の増加で、出生前診断を
受ける人は増えている。妊婦健診で使われるエコーも
精度が上がり、染色体異常の可能性を示す首の後ろの
むくみの厚さや臓器の奇形もわかるようになった。


関連記事です。
出生前診断で異常発見し中絶、10年間に倍増
image.jsp

胎児の染色体異常などを調べる「出生前診断」で、
2009年までの10年間、胎児の異常を診断された後、
人工妊娠中絶したと推定されるケースが前の10年間に比べ
倍増していることが、日本産婦人科医会の調査でわかった。

妊婦健診の際に行われるエコー(超音波)検査で近年、
中絶が可能な妊娠初期でも異常がわかるためとみられる。
技術の進歩で妊婦が重大な選択を迫られている実態が
浮き彫りになった。

調査によると、染色体異常の一つであるダウン症や、
胎児のおなかや胸に水がたまる胎児水腫などを理由に
中絶したと推定されるのは、2000〜09年に1万1706件。
1990〜99年(5381件)と比べると2・2倍に増えた。

調査は横浜市大国際先天異常モニタリングセンター
(センター長=平原史樹・同大教授)がまとめた。

全国約330の分娩(ぶんべん)施設が対象で、毎年
100万件を超える全出産数の1割をカバーする。
回答率は年によって25〜40%程度だが、調査では
回答率が100%だったとして「中絶数」を補正した。

人工妊娠中絶について定めた母体保護法は、中絶が
可能な条件に「胎児の異常」は認めていない。
だが「母体の健康を害する恐れがある」との中絶を
認める条件に当たると拡大解釈されているのが実情だ。
平原教授は「ダウン症など染色体異常の増加は
妊婦の高年齢化も一因だ」と話す。

調査結果は22日から都内で開かれる日本先天異常
学会学術集会で発表される。

玉井邦夫・日本ダウン症協会理事長の話
「個々の選択がどうだったかわからないが、
エコー検査が、ダウン症児は生まれてこない方
が良いという判断を助長していると考えられる」

 妊婦に十分な説明必要

出生前診断の結果を受け中絶したと推定されるケースが
倍増した背景には、エコー検査の画像精度が向上し、異常が
妊娠初期の段階でも把握できるようになったことがある。

同じ出生前検査でも、腹部に針を刺し、羊水を採取する
検査は、流産や死産の危険が約0・5%あることなどから
受診率は全妊婦の約1・2%にとどまっている。エコー検査は
そうした危険はなく、妊婦健診でほぼ全員が受けている。

近年、エコー検査で胎児の首の後ろのむくみ(NT)の厚さが
一定以上だと、ダウン症など染色体異常や心疾患の
可能性が増すことがわかった。

しかし、検査でNTが厚くても結果的に異常はないことも多い。
胎内で成長する間にNTが小さくなることもある。
そうした説明や遺伝カウンセリングもなく、突如、医師から
異常の可能性を告げられた妊婦が中絶という重大な
選択を迫られているとすれば問題だ。

検査を赤ちゃんの顔が見られるサービスと考える妊婦も
少なくない。そもそも「胎児の異常を理由にした中絶は
生命の選別につながり、行うべきではない」との指摘もある。
妊婦には正しい知識、医師には適切な説明が求められる。
(医療情報部 加納昭彦)

出生前診断 
胎児の染色体や遺伝子の異常を調べる検査。
エコー検査の他、ダウン症など染色体異常を調べる
羊水検査や絨毛(じゅうもう)検査、妊婦への血液検査で
胎児に異常のある確率を割り出す母体血清マーカーなどがある。

(2011年7月22日 読売新聞)


コメントです
出生前診断の話題です。確かに、10年ほど前は、
その是非を問う記事をよく目にする機会がありましが、
今日の記事の内容よると、現在は当時と比べて
人びとの意識と社会情勢が大きく変わったようです。

そのことに関してここで是非を問うのは不可能ですが、
ひとつだけ言えるのは、現在は出産に関しても、
社会が
急激に「保水力」を失っているという事実です。




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2012年03月04日

ペプチドワクチン療法 膵がん新薬開発 次期治験に期待

ペプチドワクチン療法 膵がん新薬開発 次期治験に期待
産経新聞 3月4日(日)
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がんペプチドワクチン療法の仕組み

がんの新しい治療方法として期待が高まる
「がんペプチドワクチン」について、膵(すい)がんに
対する最終段階(第2・3相)の臨床試験(治験)が行われ、
有効性が確認できなかったとの結果が出た。

治験を主導した創薬ベンチャー、オンコセラピー・サイエンス
(川崎市、角田卓也社長)が先月28日、発表した。
世界初の可能性を持つ医薬品の誕生が期待されたが、
治療効果を科学的データで裏付ける難しさが浮き彫りに
なった。同社は今後、新しいワクチンの開発にシフトし、
近く膵がんに対する別の治験(第3相)を開始する。
オンコ社によると、今回の治験は平成21年1月から
昨年12月にかけて、全国25の医療機関で実施。
進行した膵がん患者計153人を、
(1)同ワクチンと抗がん剤の組み合わせ
(2)抗がん剤単独−の2グループに分けて投与。
延命効果の差を調べたが、集積されたデータからは
両グループに顕著な差は見られなかった。
膵がんは発見から1年後の生存率は3割弱で、人口動態調査に
よると、22年の膵がんによる死者は約2万8千人に上る。
有効な治療薬が他のがんに比べ少ないため、治験の結果に
期待が集まっていた。
角田社長は「結果は残念だが、引き続き日本発の
がん治療薬を目指して努力したい」と話しており、同社は
膵がんに対する別の治験(第3相)を始める。
今回結果が見られなかった治験が、がんの周囲の血管細胞を
標的にしたワクチンを使用したのに対し、次の治験ではゲノム
(全遺伝情報)解析によって作られた、がん細胞を
直接たたくワクチンを含めて投与する。
この新しいワクチンの治験は抗がん剤が効かなかった
膵がん患者を対象に、和歌山県立医科大をはじめとする
全国40の医療機関で実施する。
治験に先立つ臨床研究を23年までの3年間実施した
千葉徳洲会病院の浅原新吾副院長によると、
「約30人にワクチンを投与して、かなりの延命効果が
みられた」という。
一方、がんペプチドワクチンを使用した治験は、食道、胆道、
膀胱(ぼうこう)、胃の各がんを対象に実施しており、
和歌山県立医科大ではさらに、手術後の膵がん患者を
対象とした治験も行われる予定。
がんペプチドワクチンの治療薬は、承認されれば世界初と
なる見通しだ。日本が研究レベルで世界をリードしており、
患者会のNPO法人パンキャンジャパンの真島喜幸理事も、
「絶望のふちにある患者や家族にとって大きな光明となる」と
新治験薬の開発に希望を抱いている。

 ■「第4の治療法」がんペプチドワクチン療法
がん細胞やそれに栄養を供給する血管の細胞の表面に
現れるタンパク質の断片(ペプチド)と同じものを人工的に作り、
それを含むワクチンを注射すると、免疫の司令塔である
樹状細胞が異変を感知。異物を攻撃する性質を持つ
キラーT細胞に伝達し、キラーT細胞はがん細胞の数に
対抗できるほど増殖して攻撃を行い、がんを小さくする。
患者自身の免疫力を使い、副作用がほとんどないのが特徴。
外科手術、抗がん剤、放射線治療の標準療法に続く
第4の治療法として期待されている。


関連記事です。
免疫療法の有用性と限界
私が医師になり始めた頃から、活性化自己リンパ球
療法なるものが行われるようになりました。
抗CD3抗体とIL-2で活性化したT細胞を
投与するCD3-LAK療法や、それにがん抗原を
パルスした樹状細胞を同時に投与するもの、
自己がん細胞を用いて特異的CTLを誘導し、投与する
CTL療法等があります。
※CTLとは以前キラー細胞と呼ばれていたものです
当時は免疫療法の有効性がよく分からず、奇跡的な
回復をした方ばかりをクローズアップしてアピールしたり、
中には不誠実な医師もいて、私も不信感を強く持っていました。
ここ最近になって、治療成績の統計が蓄積され、
治療として確立してきた感があります。
瀬田クリニックグループがまとめた資料では、単独での
奏功率は9%、長期(6ヶ月以上)不変を合わせて20%と
いう事でした。奏功とは、化学療法の判定基準に基いた、
完全寛解(CR)、部分寛解(PR)を合わせた数字です。
抗がん剤、放射線療法と組み合わせて行ったものも多く、
そちらでは当然の事ながらもっと成績が良いです。
ケースレポートでは確かに驚くべき効果を認めるものもありました。
この数字でも私が想像していたよりは随分良い数字だったのですが
割合からすれば残念ながら効かない方がずっと多いという事に
なります。

腫瘍の縮小はなくても「元気になった、食欲が増えた」という方も
おられると言います。確かにそういう声を聞いた事もありますが、
厳しい事を言えば比較対象がないので、プラセボかもしれません。
1回20万円、1クールが120万円(治療によっては更に高額)と
いう事を考えると、手放しで勧められる治療ではありません。

しかし、免疫療法の実態が分かってきたことで、治療の選択肢として
考慮しやすくなりました。医療者ももリンパ球療法の知識なしに、
「あれは効かない」等という無責任な事は言わないようにしなければ
ならないと思います。


コメントです。
外科手術、抗がん剤、放射線治療の標準療法に
続く第4の治療法として期待されている
「免疫療法」ですが、
現状でまだまだ有効性が確認されていなく、実際は
信用性に疑問のある私設クリニックでの、保険治療外による
高額な自由診療
が跋扈しているのが現実です。


ところで、今日は「
ペプチドワクチン療法」が膵(すい)がんに
対する最終段階(第2・3相)の臨床試験(治験)が行われ、
有効性が確認できなかった発表記事を掲載しました。

 


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2012年02月11日

抗がん剤がアルツハイマー病に効果―マウスの実験で

抗がん剤がアルツハイマー病に効果―マウスの実験で
2012年2月10日  ウォールストリートジャーナル 日本版
ALZHEIMER.jpg
画像クリックで拡大
アルツハイマーの症状のあるマウスが、皮膚がんの
治療薬を投与され、巣を作れるようになった

アルツハイマー病のマウスに抗がん剤を投与したところ、
精神機能や社会生活能力が改善し、嗅覚が回復した。
ヒトのアルツハイマー病に対処する新たな道が開かれる
可能性がうかがえる。
アルツハイマー病は脳にアミロイドベータと呼ばれるタンパク質が
蓄積することと関係があるとされる。今回の研究では、
ベキサロテンという皮膚がん治療薬がアルツハイマー病の
マウスの脳から数日間でアミロイドベータを除去したことが
分かった。この結果は米科学誌サイエンスに掲載された。
ベキサロテンは米国ではタルグレチンという名称で販売されている。
タルグレチンは日本のエーザイが買収し販売している。

全てのヒトの脳はアミロイドベータを生成するが、健康な脳が
効率的にアミロイドベータを除去できるのに対し、アルツハイマー病
患者の脳はそれができない。この結果生じるアミロイドベータの
蓄積が、アルツハイマー患者で見受けられる学習機能や
記憶機能の低下をもたらすと考えられている。

アルツハイマー病の問題は、高齢化が進んでいる
国々で深刻になっているが、効果的な治療法は
まだ見つかっていない。現在使われている薬は短時間しか効かず、
症状を軽減するにとどまっており、病気の進行を止めるものではない。
長年にわたり数種類の治験薬の後期臨床試験が行われているが、
成功していない。

論文の共同執筆者である米ケース・ウェスタン・リザーブ大学の
神経科学者、ゲーリー・ランドレス博士によると、今回の研究では
これまでの研究と全く違ったアプローチを取った。
研究チームの手法は、同氏いわく、脳からアミロイドベータを
除去する上で、「自然が通常行うことを支援する」方法だという。

科学者たちの間では、アポリポタンパクE(アポE)と呼ばれる
タンパク質が「ゴミ捨て部隊」としての働きをして、アミロイドベータの
分解を助けることが知られている。ランドレス博士は、
脳がより多くのアポEを生成できるようになれば、
アミロイドベータの分解が促進されるだろうと考えた。

そこで同博士はベキサロテンに着目した。ベキサロテンは
アポEの作用を助けるタンパク質を活性化することで知られる
経口薬だ。同博士は2009年、研究室に新しく入ってきたばかりの
大学院生に対し、「アルツハイマー病マウス」に同薬を投与するよう
依頼した。すると、「3日後には、脳のアミロイドベータが
ほぼ消えていた」という。その当時を振り返って、同博士は
「前例のないことだった。だから最初は院生が実験を台無しに
してしまったのかと思った」と語った。

今回の研究で、ランドレス博士のチームは100匹以上のマウスを
対象に同じような試験を行った。アルツハイマー病のような
症状を示すマウスにこの薬を投与すると、マウスの認知機能
社会的機能、それに嗅覚的機能は急速に改善した。
嗅覚がなくなり、方向感覚がなくなって、衰弱することがあるのは、
アルツハイマー病の最初の兆候の1つだ。

健康なマウスは通常、自分のいるケージ(かご)の中に
散らばったペーパータオルの切れ端を集め、それを使って巣を作る。
アルツハイマー病のマウスはそういった行動をみせない。
研究では、アルツハイマー病のマウスに同薬が投与されると、
巣を作るようになったという。これは認知機能改善の兆候だ。
この効果は研究チームが観察をやめるまで最長3カ月間持続した。

この研究成果について、米ピッツバーグ大学でアルツハイマー病の
研究を行っている神経科学者レーダ・コルダモバ氏は、
ベキサロテンが皮膚がん治療薬として安全であることが
分かっているため、「アルツハイマー病患者に試す価値が
あるかもしれない」と語った。同氏は今回の研究には関わっていない。
その上で同氏は、この薬のアルツハイマー病に対する効果は、
まずヒトを対象とした試験で立証されるべきだと語った。
ヒトの試験では、マウスでの結果通りにならないことは
よくあるためだ。タルグレチンの特許は今年失効し始める。
これは、製薬会社各社がアルツハイマー病治療薬候補として
ベキサロテンに飛びつくのに及び腰になっている
理由の1つかもしれない。

ベキサロテンがアルツハイマー病治療薬として承認されるのは
もちろん、「適応外使用」の準備が整うのでさえも、ずっと先になる。
適応外使用とは、承認された目的以外で医薬品を処方することだ。
ランドレス博士は最初のステップとして、十数人の患者を対象に
した安全性の試験を行う計画だ。


コメントです。
今日の話題はアルツハイマーの新治療薬についてですが、
もし実現すれば、人が人として最期まで尊厳を守りとおせる
治療として期待できそうですね。

 


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2012年01月22日

白血病にワクチン治療 阪大など年内に臨床研究 国内初

白血病にワクチン治療 阪大など年内に臨床研究 国内初

産経新聞 1月22日(日)20時9分配信

 
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画像クリックで拡大  リンク先はこちら

ウイルスに感染し発症すると全身の免疫力が失われて
感染症を引き起こす血液がん「成人T細胞白血病(ATL)」を
ワクチンで治療する国内初の臨床研究を、大阪大免疫学
フロンティア研究センターと大阪大病院が計画していることが22日、
分かった。2月にも学内の倫理審査委員会に申請する。
白血病の治療法は骨髄移植が有効だが、体の負担が
大きいことや、拒絶反応が起きないドナー(提供者)の選定が
難しく、大半のATL患者が移植を受けられないでいる。
ワクチン治療が確立されれば、国内に百万人以上、世界中に
1千万人以上とされるATL感染者の有効な治療法として期待される。
同センターの坂口志文(しもん)教授らが計画。坂口教授らは、
免疫を担う細胞「T細胞」がウイルスに感染してがん化した場合に、
T細胞が作り出すタンパク質を分析。肺がんなど他のがん細胞に
共通して存在する3種類のタンパク質を見つけた。
がん化した細胞は通常、異物と認識されず、免疫細胞の攻撃を
受けにくいが、その3種類のうち「NY−ESO−1」という
タンパク質を持つ細胞は、正常な免疫細胞に「標的」と
認識され攻撃される特性があることに注目。ATL患者から
採取した血液にこのタンパク質を加えて培養したところ、
正常な免疫細胞ががん化したT細胞を異物と認識、
これらを攻撃するために免疫細胞が活発に増えたことを確認した。
坂口教授は「NY−ESO−1をワクチンとして注射することで、
患者の治療や感染者の発症予防が期待できる」としている。

コメントです。
白血病にワクチン治療が有効になりえる
記事を掲載しました。
ところで、ひと昔に比べて白血病の治療方法は
かなり進歩したようですが、それでも
抗がん剤による治療が主流です。
ですから、今回のワクチン治療の有効性が
確立されて、少しでも体の負担が軽減される
ようになるといいですね。


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妊娠中絶の比率横ばい、危険な環境での実施増加 国際調査

妊娠中絶の比率横ばい、危険な環境での実施増加 国際調査

CNN.co.jp 1月22日(日)16時21分配信

(CNN) 医療情報関連サイトのThe Lancetは22日までに、
2008年に妊娠中絶した15〜44歳の女性は1000人当たり
28人の比率で横ばいの水準となったとの国際調査結果を発表した。
ただ、08年の中絶件数は4380万件で、03年に比べ220万件
増えていた。中絶を行った1000人当たりの比率は1995年と
03年の間、35人から29人に減少していた。
しかし、報告書は安全でない方法による中絶を行った比率は
95年の44%から08年には49%に増加したと警告。
1990年代に比べ事態は悪化しており、世界各国や
世界保健機関(WHO)などのような国際医療機関による
対策づくりは緊急課題になっているとも指摘した。
報告書によると、WHOは安全でない中絶方法として必要な
訓練を受けていない者の関与や最低限の医療水準にない
環境での実施などを挙げている。今回の報告書は中絶統計、
病院の記録や発表済みの文書などを基に作成した。
1995年の世界規模での中絶件数のうち約78%は
発展途上国であった。この比率は08年には、途上国での
出産適齢期の女性人口の伸びが緩やかだったにも
かかわらず、86%に拡大した。


関連記事です。
妊娠中絶を規制するアフリカ・中南米、
危険な施術の比率高い−調査

1月19日(ブルームバーグ): 妊娠中絶を規制している
アフリカと中南米で、危険な施術が実施される比率が
中絶が許可されている国々と比較して高いことが、
医学誌ランセットに19日掲載された調査報告で明らかになった。

ニューヨークのガットマチャー研究所のギルダ・セドグ氏
率いる調査によると、アフリカでは妊娠可能年齢の1000人の
うち28人、中南米では31人が危険な中絶を経験していた。
これら2つの地域では、ほぼ全ての国々で中絶が厳しく
規制されている。この調査では、2008年に収集された
最新のデータが利用された。この比率は、西欧と北米では
1000人中0.5人未満となっている。

世界保健機関(WHO)によると、必要な技術を欠く個人が
実施したり、最低限の基準に適合していない環境で行われたりする
手術が危険な中絶と定義されている。
セドグ氏によると、中絶を法的に規制すると、女性が医師を
探すのが困難となり、見つけた場合でも適切に訓練された
医師である可能性が低くなる。

コロンビア大学のべバリー・ウィニコフ氏
(臨床人口・家庭保健学)はこの調査報告とともに
掲載された解説で「このデータは、ここ数十年間にわたって
周知だった事実を引き続き裏付けている。それは、女性は
いかなる犠牲を払っても望まない妊娠の中絶を行うということだ。
たとえ違法であったり自らの生命が危険にさらされたりする場合で
あってもだ」と指摘している。


コメントです。
妊娠中絶の実施が、危険な環境で増加
している記事を掲載しました

 


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2011年12月06日

人工栄養法、導入しない選択肢も 厚労省研究班が指針案

人工栄養法、導入しない選択肢も
厚労省研究班が指針案

朝日新聞 2011年12月5日
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人工栄養法の指針案

口から十分な栄養や水分をとるのが難しくなった高齢者に
栄養を送る人工栄養法について、厚生労働省研究班は4日、
導入までの手順や考え方を定めた指針案を公表した。
生命維持の効果が少なく、患者に苦痛があるだけの場合、
導入せず自然な死を迎える選択肢もあることを患者本人や
家族に示し、導入後に中止や減量ができることも盛り込んだ。

一般からも意見を募り、日本老年医学会が来春にも指針と
して完成させ、医療・介護現場で活用してもらうことを目指す。

代表的な人工栄養法で、おなかの表面に穴をあけて胃に
管を入れて栄養を送る「胃ろう」は現在、推定40万人が
導入している。高齢者ケアの現場では、十分に栄養を
とることで再び口から食べられるようになる人も一部にいる。
一方で、近年、高齢者の体に負担や苦痛を伴い、人工的な
延命につながりかねない場合もあるとの指摘が出ていた。


関連記事です。
終末期の人工栄養補給、中止可能に…学会指針案

高齢者の終末期における胃ろうなどの人工的水分・栄養補給は、
延命が期待できても、本人の生き方や価値観に沿わない
場合は控えたり、中止したりできるとする医療・介護従事者
向けの指針案が4日、東京大学(東京・文京区)で開かれた
日本老年医学会のシンポジウムで発表された。
近年、口で食べられない高齢者に胃に管で栄養を送る
胃ろうが普及し、認知症末期の寝たきり患者でも何年も
生きられる例が増えた反面、そのような延命が必ずしも本人の
ためになっていないとの声が介護現場を中心に増えている。
そこで、同学会内の作業部会(代表・甲斐一郎東大教授)が
試案を作成した。広く意見を募って修正し、来年夏までには
同学会の指針としてまとめるという。
(記事ここまで)


この指針案については、さまざまな意見が出ると思う。
私は、手順がきちんと守られるなら、基本的に賛成だ。
反対する人の中には「『本人は無理な延命をしないでと
言っていた』と誰かが言えば、まだ続く命が途切れさせられる
危険がある」とか、「医療費を減らしたい人たちの、
命を軽く見る指針だ」という人も出てくるだろう。
尊厳死をめぐる議論でも、必ずそういう意見が出てくる。
賛成する人の中にも「本人である私がもういいって
言っているんだから、すべての栄養補給はしないでくれ」と、
餓死に向かって突進するような人も出てこないとは限らない。
それに近い考え方をする人には、これまで何人
も出会ったことがある。
指針案をまだ読んでいないが、こういう両極端な人たちを許して、
それに合わせて行こうという指針案ではないと思う。
それよりももっと現実的なよくある状況に対して、余分に
悩んだりいざこざを起こしたりしなくてもすむようにという
考えから出された指針だろう。
現実に起きている問題は、次のようなパターンが多いと思う。
たとえば脳梗塞で意識が急に悪くなり、一命は取り留めた
ものの食事ができなくなり、鼻から、あるいはおなかに空け
た穴から管を通して胃袋に、栄養を流し込むようにした。
これで栄養補給は続けられるけれど、意識は戻らず
「ただ生きているだけ」の状態になった。本人は元気なときに
「意識がなくて飯も食えないような状態になったら、
延命は中止してほしい」と言っていたが、それを
証明するものがなく、人工栄養中止に踏み切れない、
というような状況だ。
このような場合に、栄養や水分の補給を中止すると、
続けた場合と比べてたいてい命の長さは短くなる。
そして命の長さを短くするような判断は、現在の日本の法律を
厳密に解釈した場合「違法行為」となる。意識のない人に
人工栄養を続けることで、家族の心労も、経済的な負担も、
医療介護従事者の仕事も、医療費や介護費用も多くなり、
しかもその状況は本人が望まなかった状況だったとしても、
やめると決めたら犯罪者になるかもしれないのだ。
私がこれまでお付き合いした患者さんの中にも、
「食事が摂れなくなったら、点滴や経管栄養(人工栄養)は
しないで下さい。食べられなくなったらそこまで、というのが
自然な姿だと思っていますから」ということを言われた方は
たくさんいた。その方たちとは、意向に沿うことをお約束して、
ご家族ともその考え方を共有し、栄養を補給すれば
命が延びたかもしれない状況であっても、補給せずに
診させていただいた。これも家族や医療従事者の誰かが
告発すれば、私は犯罪者になる可能性がある。
いつもその心配をちょっとだけしながら、仕事をしている。
今回の指針案が広く受け入れられたとして、活用する
場面にはさまざまなパターンがあり、問題が起きる
可能性もたくさんある。しかしそれは、これまで
「なんとなく」ですませてきたから問題にならなかった
だけかもしれない。
意識がしっかりしている人の場合には、本人が頑固な
人だと困ることもあるだろう。先ほど書いた「本人が
もういいって言っているんだから中止してくれ」を
どうするかという問題だ。栄養補給も断る、
管を抜いても自分ではご飯を食べない
(または食べられない)、回りは見ているだけしかできない、
という場合だ。
こういう場合には、本人はおなかが空く
ぐらいしか困らないが、回りの人はかなり苦しい。
あまり極端なのは考えものだ。
認知症などで次第に機能が落ちていったような場合には、
いつの時点で「このへんで終わりにしましょう」と言うかと
いう問題がある。家族も、医療介護従事者も、自分からは
言い出しにくい。言った人が「冷たい人」と思われる可能性は
大きいからだ。でもギリギリまで引き延ばしてどちらかが
口を開いたところ「私もそれをいつ言おうかと悩んでいました」と
相手も言うということは、時々経験する。そういう場合には、
もっと手前の時点で判断すべきだったのだろうかと、
それも悩んだりする。
意識がない人の場合は、本人の生き方や価値観を
どう確認するかが問題になる。家族が「お金がかかるし、
早く命が終わってほしい」と思って、(本人が言っていなくても)
「栄養補給はしないでほしいと言っていました」という
パターンも考えられるし、逆に「じいちゃんの年金が
なくなると家計が苦しいから」と思って、
(本人はしないでほしいと言っていても)
「できるだけのことを続けてほしいと言っていました」と
いうパターンも考えられる。お金のことを言う家族ばかり
いるわけではないが、でもお金の問題は切実だ。
この指針案が示されたことで、期待することは二つ。
一つ目は、本人の希望を満たしたり、全体の幸せを
増やすために「人工栄養補給を減量・中止する」と
いう判断が、違法行為でない状況になってほしいなと
いう希望。もう一つは、そういう状況になったときに
回りのみんなが困らないように、あらかじめ考えたり
意思表示をしておいたりする人が増えるといいなという希望。
2010年の日本の年間死亡者数は、約119万4000人。
毎年平均3万人ぐらいずつ増えて、2038年〜2040年頃に
ピークを迎え、その頃には毎年166〜170万人が
亡くなるようになると予想されている。年間死亡者数が
100万人を超えたのが2003年だから、わずか7年で
約2割増加している。
日本は急速に「多死社会」へ突進している。
「命の長さを長くするのが、どんな場合でも正しい医療」と
短絡的に割り切るのは、判断しなくてすむという意味では
楽だが、その人の人生のあり方として適切かどうかという
判断もしないまま時間だけが過ぎてしまう。自分の意思表示が
できない状況になったらどうしてほしいか、誰もが一度考えて、
それなりの考え方を回りの人と共有しておくことができると、
命にかかわるいざこざがだいぶ減らせるのではないかと思う。
      という理由で、基本的には賛成。



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2011年11月27日

脳性まひ児、臍帯血で治療 高知大、国内初の臨床研究へ

脳性まひ児、臍帯血で治療 高知大、国内初の臨床研究へ
朝日新聞 2011年11月26日
OSK201111250184.jpg
早産で脳性まひになった子どもに、出産時にへその緒から
採った自分の臍帯血(さいたいけつ)を点滴して運動機能の
改善をめざす臨床研究を、高知大が来春にも始める。
臍帯血は主に白血病の治療に使われていて、脳性まひの
治療に試みるのは国内で初めて。
今後、人工多能性幹細胞(iPS細胞)などと同様に
幹細胞の供給源としても注目を集めそうだ。

先天性の脳性まひは約1千人に2人(0.2%)の割合で
発症する。母体内で脳が何らかのダメージを受け、
体の動きや話し方に障害が出るといわれる。ただちに
生命に危険が及ぶわけではないが、根本的な治療法はなく、
対処はリハビリが中心になっている。

研究は、早産の危険が差し迫っているケースが対象。
妊娠33週ごろ、帝王切開で産む際に赤ちゃんの臍帯血を
採って保存する。半年ほどして脳性まひと診断された
段階で臍帯血を点滴する。
計画は今月、厚生労働省が承認した。


関連記事です。
脳性麻痺に臍帯血移植:自己臍帯血幹細胞を残す時代

朝日新聞の記事です。高知大学で1000人に0.2人発症し、
特に早産に発生しやすいことが予想されている先天性
脳性麻痺の患者に、臍帯血を移植し治療をおこなう
臨床研究がはじまるそうです。
アメリカのDuke大で行われた治療法で、まだどうして
改善するのか機序はわかっていません。
恐らく今後証明されていくのでしょう。
脳性まひ児、臍帯血で治療 高知大、国内初の臨床研究へ 

ここで実は問題があります。日本国内には公的臍帯血バンク
プライベートバンクが存在します。実際白血病治療に
現在応用されているのは公的臍帯血バンクからの供給です。
公的臍帯血バンクは他人のために保存するもので、
それに対してプライベートバンクは自分の子供のために
残すものです。そのため今後臍帯血を自分のために
残す人が増えてしまうと、公的臍帯血バンクが
成り立たなくなるかもしれないということです。
まあ実際に保存されている割合はまだ少ないので
当分心配はないでしょうが、それこそお金を持っている人は
自分達のために保存し、そうでない人は捨てるか、
公的バンクにと全員が残す時代がくるかもしれません。
福島の事故も含めて不安が渦巻く時代です。
プライベートバンクがビジネスとして脚光をあびるかもしれません。


コメントです。
脳性まひ児を臍帯血で治療する記事と、
それを実施するにあたって
公的臍帯血バンクと
プライベートバンクの問題点についての
記事を掲載しました



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2011年08月28日

専門医から見たアルツハイマー新薬

専門医から見たアルツハイマー新薬
医療介護CBニュース 8月27日(土)

【第167回】羽生春夫さん(東京医科大老年病科教授)
今年に入り、アルツハイマー型認知症治療に用いる新薬が
相次いで発売された。約10年続いたエーザイのドネペジル
(製品名=アリセプト)の単剤体制が終わり、ようやく国内でも
海外で標準治療薬と呼ばれている4製剤が使用できる環境が
整った。いずれも、いわゆる根本治療に結び付く薬ではなく、
あくまでも症状の進行を抑制するものだが、東京医科大
老年病科の羽生春夫教授は「治療の選択肢が広がると
いう意味で、新薬登場の意義は大きい」と話す。
新薬の特長や、今後の処方動向について話を聞いた。(津川一馬)

―今年に入り、アルツハイマー型認知症治療薬が
3製剤発売されました。
新薬の登場が治療に与える影響をどのように考えていますか。
アルツハイマー型認知症に対する治療の中心は薬物療法です。
新薬も含めた現在の治療薬は、疾患を根本から治すもの
ではなく、症状の進行を抑制する、いわゆる「対症療法薬」です。
アルツハイマー型認知症は進行性の疾患であり、患者さんが
軽度の状態であるうちに、早期に受診し、早期に治療を開始する
ことが非常に重要です。軽度では軽い記憶障害だけで、
わずかな介助で日常生活を送ることが可能な患者さんが
多いのですが、中等度以降になると行動・心理症状
(BPSD=behavioral and psychological symptoms of dementia)
と呼ばれる、さまざまな行動異常、精神症状が現れ、
介護者の大きな負担になります。
また、症状の進行も軽度のうちは緩やかですが、中等度以降は
進行が早まるということもあり、軽度を維持することが
介護者の負担軽減などにつながります。
軽度の段階で薬物療法を開始した場合、進行を2−3年、
場合によっては4−5年遅らせることが可能です。
 国内では1999年にエーザイが国内初の治療薬である
ドネペジルを発売して以来、約10年もの間、単剤体制が続きました。
この単剤体制の問題点は、ドネペジルが患者さんに効かなかった
場合の選択肢がなかったことです。個々の患者さんによって、
効果が大きく異なるのですが、効かない患者さんにもドネペジルを
使い続けるしか手段がありませんでした。
新薬の登場により、ドネペジルが効かない場合でも、薬剤を
切り替えたり、併用したりと、選択肢が広がったという意味で、
新薬が登場した意義は大きいと思います。
―新薬のそれぞれの特長を教えてください。
国内のアルツハイマー型認知症治療薬4製剤は、
「コリンエステラーゼ阻害薬」と「NMDA受容体拮抗薬」の
2種類に分けられます。
コリンエステラーゼ阻害薬には、神経伝達物質である
アセチルコリンを分解するアセチルコリンエステラーゼという
酵素の働きを阻害することで、脳内のアセチルコリンの
濃度を高める働きがあります。
コリンエステラーゼ阻害薬はドネペジルのほか、今年発売の
武田薬品工業、ヤンセンファーマのガランタミン
(製品名=レミニール)、ノバルティスファーマ/
小野薬品工業のリバスチグミン
(製品名=イクセロンパッチ/リバスタッチパッチ)の3製剤あります。
ただ、同じコリンエステラーゼ阻害薬でも、新たに登場した
ガランタミン、リバスチグミンは、それぞれドネペジルとは
異なる特長を持っています。
ガランタミンについては、コリンエステラーゼ阻害作用は弱い一方、
ニコチン性アセチルコリン受容体と呼ばれる神経細胞の
アセチルコリン受容体に働き掛けることで、神経細胞間の
シグナル伝達の効率を高めます。
またリバスチグミンには、アセチルコリンを分解するもう一つの
酵素であるブチリルコリンエステラーゼと、アセチルコリン
エステラーゼの双方を阻害する作用があります。
また、ほかの治療薬がいずれも経口薬であるのに対し、
唯一パッチ剤であることも大きな特長です。
一方、第一三共が発売したメマンチン(製品名=メマリー)は
「NMDA受容体拮抗薬」です。アルツハイマー型認知症の
進行に伴い、活性化したNMDA受容体と呼ばれる神経伝達物質の
グルタミン酸の受容体を阻害することで、神経細胞に過剰に
カルシウムイオンが流入することを防ぐ神経細胞保護効果があります。
―今後、新薬はどのように処方されていくのでしょうか。
コリンエステラーゼ阻害薬のうち、ドネペジルは軽度から高度まで、
ガランタミン、リバスチグミンは軽度から中等度に用います。
一方、メマンチンは中等度から高度に使用します。
治療を開始する際、どのコリンエステラーゼ阻害薬から開始するか
ということについては、現時点で明確な判断基準がありません。
臨床試験結果などによると、主要評価項目である認知機能障害に
対する効果は、3成分で大きな違いはありません。
海外ではいずれの薬から治療を開始してもよく効果がなければ切り替え
またはメマンチンと併用するといった治療薬のアルゴリズムがあります。
日本ではコリンエステラーゼ阻害薬とメマンチンを併用した場合の
効果に関するデータがまだありませんが、海外ではコリンエステラーゼ
阻害薬単独よりも併用した場合の方が、症状の進行を遅らせる
というデータが幾つかあります。
中等度以降の患者に対しては、メマンチン単剤の使用もあり得ます。
コリンエステラーゼ阻害薬には消化器症状の副作用があり、
これが忍容できない患者さんに対してはメマンチン単剤の
ケースも出てくると思います。


コメントです。
アルツハイマー新薬についての
話題です。
これらの薬剤は根治治療でははなく、
対処療法にしかすぎませんが、
それでも、有効に利用することで、
できるだけ患者の尊厳を守れたら
いいですね。

もちろん、そのことがQOL(Quality of Life・ 生活の質)の
向上にもつながります。


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2011年07月19日

国内初のアルツハイマー貼付剤を新発売

国内初のアルツハイマー貼付剤を新発売

医療介護CBニュース 7月19日(火)21時35分配信

ノバルティスファーマと小野薬品工業は7月19日、
アルツハイマー型認知症治療薬としては国内初の貼付剤と
なるイクセロンパッチ/リバスタッチパッチを新発売した。
国内のアルツハイマー型認知症治療薬は1999年に
エーザイのアリセプトが発売されて以降、長らく1剤体制が
続いていたが、今年3月にヤンセンファーマと武田薬品工業が
レミニール、6月に第一三共がメマリーを発売。これらはいずれも
経口剤で、貼付剤のイクセロンパッチ/リバスタッチパッチの
新発売により、4剤体制となり、大きく選択肢が拡大した。
ノバルティスファーマと小野薬品工業は
イクセロンパッチ/リバスタッチパッチの特長について、
投与方法が簡便で、貼付の有無などを目で確認できることから、
介護者の服薬介助の負担が軽減されることや、患者の服薬順守、
服薬継続につながることなどを挙げている。
また、皮膚から薬剤を徐々に吸収するため、血中濃度の急激な
上昇を抑え、悪心、嘔吐といった消化器症状が軽減されるという。
軽度から中等度に用いられ、用法・用量は通常1日1回4.5mgから
開始し、原則4週ごとに4.5mgずつ増量する。維持量は18mg。
アリセプトやレミニールと同じ作用機序(コリンエステラーゼ阻害剤)で
あるため、これらとは併用できないが、中等度から高度に用いられ、
作用機序が異なるNMDA受容体拮抗薬のメマリーとは併用できる。

関連記事です。
【中医協】アルツハイマー貼付剤の薬価了承
中央社会保険医療協議会
(中医協、会長=森田朗・東大大学院教授)は7月13日、
総会を開き、アルツハイマー型認知症治療薬としては
国内初の貼付剤であるノバルティスファーマ/小野薬品工業の
イクセロンパッチ/リバスタッチパッチや、エーザイの乳がん治療薬
ハラヴェンなど、12成分31品目の薬価収載(19日付)を了承した。
イクセロンパッチ/リバスタッチパッチの薬価は18mg1枚427.50円など。
類似薬のエーザイのアリセプトの1日薬価に合わせて算定され、
補正加算の適用はなかった。
通常、1日1回4.5mg(337.20円)から開始し、原則4週ごとに
4.5mgずつ増量。維持量は18mg。9mg1枚は379.70円、
13.5mg1枚は407.00円。
ハラヴェン(静注)は1mg2mL1瓶6万4070円。同様の適応を
持つ医薬品として中外製薬のゼローダ(錠)があるが、薬価算定
組織は臨床的位置付けや投与経路が異なることなどから類似薬は
ないと判断。原材料費や製造経費などを積み上げる原価計算方式で
算定した。その際、「既存治療法に対して単剤で全生存期間の有意な
延長が認められた」との理由から、平均的な営業利益率に
40%上乗せする形で算定された。
また、同薬は高額のため、診断群分類別包括評価(DPC)の
対象外とし、次期診療報酬改定まで出来高算定とすることが
総会で了承された。


コメントです
以前、ここでも国内初のアルツハイマー貼付剤の認可が
おりた記事を掲載しましたが、今日は、それらが発売
されたこと、それから該当薬の薬価も発表されたので、
あわせて追記しておきます。

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posted by salsaseoul at 23:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 医療

2011年07月08日

患者の幹細胞からの組織で覆った人工気管移植、世界初めて成功

患者の幹細胞からの組織で覆った
人工気管移植、世界初めて成功

【7月8日 AFP】スウェーデンのカロリンスカ大学病院
Karolinska University Hospital)は7日、人工骨格を
患者自身の幹細胞で覆った人工気管を移植する世界初の
手術に前月成功したと発表した。
患者は末期の気管がんの36歳の男性。
移植手術は6月9日に行われ、同大学病院の
パオロ・マッチアリーニ(Paolo Macciarini)教授率いる
国際外科チームが執刀した。
人工気管は、執刀チームに参加するロンドン大学
ユニバーシティー・カレッジ(UCL)の
アレクサンダー・セイファリアン(Alexander Seifalian
教授が開発した。
カロリンスカ大学病院は声明で、術後の状態について
「患者自身の幹細胞から作った組織なので、移植に対する
拒否反応は出ていない。免疫抑制薬も使用していない。
現在、患者は完全に回復しつつあり、8日にも退院する予定だ」
と説明した。
執刀チームによると、この患者のがん細胞は、放射線治療の
効果がなく器官全体をふさぐほどまで肥大していたが、
適切なドナーが見つからなかったため、最後の選択肢と
して人工器官の移植術を行ったという。
チームは「幹細胞から再生した組織と人工骨格でできた
気管を使った再生医療措置が気管移植の標準になれば、
患者に適合するドナー臓器を待つ必要がなくなり」、
気管移植手術の分野に革命を起こし得ると期待を
示している。中でも、成人に比べて適合するドナー臓器の
入手が難しい子どもの患者にとって、恩恵が大きいという。
マッチアリーニ教授は過去に2回、肝細胞から再生した
組織を使った気管の移植手術を行っているが、これまでは
人口気管ではなく、ドナーから提供された気管に患者の
肝細胞を移植していた。(c)AFP


関連記事です。
難しい食道発声はもういらない。訓練なしで、
自然に声が出せる失われた声を回復する

簡単「気管食道シャント法」

喉頭がんなどで声帯を失った場合、声の回復には
食道発声などが勧められます。
しかし、努力を重ねても
習得できる人は限られています。
これに対して、欧米では
プロヴォックスなど気管と食道をつないで肺の空気を
声に変える「気管食道シャント法」が中心。

訓練も不要で、より自然に近い発声ができます。

最近日本でもようやく注目されてきました。
続きを読む→


コメントです
気管がんの治療法として、患者の幹細胞からの
組織で覆った人工気管の移植に、世界で初めて
成功した記事を掲載しました。

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posted by salsaseoul at 21:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 医療

2011年06月11日

<エイズ国連会合>「15年までに母子感染撲滅」政治宣言

<エイズ国連会合>「15年までに母子感染撲滅」政治宣言

毎日新聞 6月11日(土)10時38分配信

【ニューヨーク山科武司】国連のエイズ対策に関するハイレベル
会合は10日、エイズウイルス(HIV)に感染している妊婦の
出産時に胎児が感染する「母子感染」を15年までに撲滅
することを盛り込んだ政治宣言を採択、閉幕した。
ハイレベル会合はエイズの初報告から30年を機にニューヨークの
国連本部で8日から開かれた。宣言は15年までの目標として、
母子感染撲滅に加え▽性交渉や薬物使用者の注射器による
感染を半減させる▽HIVを減少させる抗レトロウイルス治療を
受けられる人口を1500万人に増やす−−ことを設定した。
宣言は、01年のエイズ特別総会で採択された「誓約宣言」
以降の各国の取り組みで、
(1)30カ国以上で新規感染者数が
25%以上減少した
(2)抗ウイルス治療を600万人以上に実施した
(3)エイズ対策費が01年の18億ドルから、
10年には160億ドルに大幅に増えた−−ことなどを評価した。
国連合同エイズ計画(UNAIDS)によると、HIV感染者総数は
推計3330万人(09年)。年間の新規感染者数は260万人(09年)で、
99年(310万人)から2割近く減少した。

関連記事です。

HIV母子感染を逃れた乳児も高い死亡率、
免疫反応が変化か、JAMA

2月8日発行の米国医師会
(Journal of the American Medical Association、JAMA
米国医師会によって年に48回刊行)の記事によると、
ヒト免疫不全ウイルスHIV)に感染している母親から
生まれながら、幸いHIVの母子感染を逃れた乳児も依然、
さまざまな感染症にかかりやすく、HIV感染者でない
母親から生まれた子に比べ、最初の1年以内に死亡する
確率
が4倍であるそうだ。

南アフリカHIV感染している母親100人彼女たちから
生まれた子どもを調査し、母親HIVを受け継いだ乳児と、
受け継がずにすんだ乳児の抗体レベル比較したとしている。
 

HIVを受け継がなかった乳児でも、ワクチンで予防可能な
百日咳
破傷風肺炎球菌感染症などへの抗体レベルが低く、
研究チームでは「免疫反応が変化してしまったためと思われる」と
分析している。

HIV陽性で生まれてくる乳児の数は、母親妊娠中に
使用できる感染予防薬のおかげで、この10年で劇的に減少した。
しかし、HIV感染している母親から生まれる乳児の数は、
その乳児へのHIV感染を防ぐ措置が発展したおかげで、
特に開発途上地域を中心に増加している。

一方で通常の感染症は依然、5歳以下の子どもに最も多い
死因で、毎年世界で600万人の子どもが亡くなっている。
特に世界貧困地帯ではワクチンはいつでも入手できるわけではない。

抗体レベルの低さと死亡率の高さの関係を確かにするためには、
さらなる研究が必要で、また貧困国へワクチンをもっと
うまく供給する方法を考えるべきだと、研究チームは述べている。


関連記事です。

「飛び込み出産」で、HIV母子感染・・・

飛び込み出産、対策取れず
県内で今春、エイズウイルス(HIV)の母子感染が
報告されたことが30日、わかった。
母子感染は全国で4年ぶりの確認。
母親が妊婦健診を受けず、出産間近になって
医療機関に駆け込む「飛び込み出産」が原因だった。

県では、エイズ診療協力病院や保健所、医師会などに通知を出し、
妊婦健診の受診徹底をはかっている。
県疾病対策課によると、母子感染の報告があったのは
今年4月から6月の間。10歳未満の女児が医療機関を
受診してHIV感染が判明したため、母親も調べた結果、
本人が感染に気付かないまま「飛び込み出産」で
女児を産んだため、母子感染の防止策を医院で
講じることができず、感染してしまったことがわかった。

女児は現在エイズを発症しておらず、投薬治療を受けている。
出産に立ち会った医師など医療従事者に、感染はなかったという。
厚生労働省によると、早期に母親の感染が分かれば、
自然分娩(ぶんべん)を避けた帝王切開、母乳ではなく
粉ミルクを使った保育をするなど感染防止策をすることで、
感染率を1%以下に抑えることができるという。
県内での妊婦健診は、出産前に14回ほど行われており、
妊娠初期の健診では採血を実施し、梅毒などの感染症と
ともにHIV検査もしている。確実な受診がHIVの母子感染の
防止につながるため、県疾病対策課は「飛び込み出産は、
感染症が分からずに危険が大きい。
事前にきちんと妊婦健診を受けてほしい」と呼びかけている。

 
コメントです。
エイズ関連の記事です。
今回は母子感染の撲滅と、
母子感染による実情、事例などに
ついての記事を掲載しました。

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