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2013年11月16日

10年分、感謝のジャンプ 人工尾びれのイルカ「フジ」

10年分、感謝のジャンプ 人工尾びれのイルカ「フジ」
朝日新聞 2013年11月16日


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人工尾びれをつけてジャンプするフジ=沖縄県の海洋博公園

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フジに人工尾びれをつける飼育員たち。訓練の末、フジは尾びれを差し出すようになり、
人工尾びれをおとなしく装着できるようになった

【伊藤恵里奈】沖縄県海洋博公園にいるイルカの「フジ」に
世界初の人工尾びれを装着するプロジェクトが、始動から
10年の節目を迎える。タイヤメーカー、彫刻家らも加わり
試行錯誤を続け、フジはジャンプも取り戻した。
18日から人工尾びれ着脱観察会など記念行事が
相次ぐ。フジを巡る物語は続く。
青い海を背景にしたプールで悠々と泳ぐバンドウイルカのフジ。
推定44歳。飼育員泣かせの頑固者だけど、これまで3頭の
イルカを産んだ肝っ玉母さんだ。
2002年秋、フジは病気で尾びれの75%を失った。

命は助かったが、フジは自由に泳げなくなり、
ただ浮かぶだけになった。

「イルカの皮膚はゴムに似ている」とひらめいた獣医師の
植田啓一さん(44)は東京のタイヤメーカー「ブリヂストン」に
人工尾びれづくりをお願いした。

「『あの子(フジ)を助けたい』という植田さんの熱意に
ぐらっときた」と振り返るのは、当時ブリヂストン
化工品技術本部長だった加藤信吾さん(61)。ブリヂストン
技術者が集まり、03年にプロジェクトが始まった。野生の
イルカ題材作品をつくる大阪府彫刻家薬師寺一彦(45)も
加わり、04年には世界初のイルカの人工尾びれができた。

上下運動を圧迫しないよう残った25%の尾びれに引っかけて
装着した。フジは泳ぎを取り戻し、メタボだった体形も元に
戻ってきた。以前は積極的でなかったジャンプに挑戦し始め、
尾びれが壊れるようになった。
尾びれの構造をさらに調べて06年、オリンピックの自転車
競技
用に開発した新素材と天然ゴムを使った尾びれが完成した。

今も元気に泳ぐフジは、人々の心に何かを残している。
神戸市
内の児童養護施設で暮らす児童たちは、4年前から
地元の商店街の招待で毎年沖縄に行ってフジを訪ねている。
事前に映像や本などで学び、実際に対面した子どもたちは

「フジみたいに自分も頑張る」という感想を寄せている。

獣医師の植田さんは
「10年間フジを研究して多くの発見があった」と話す。
たとえばイルカの尾びれの「しなり」は想像以上の役割を
果たしていた。イルカは1回のジャンプで約1トンの水を
動かすといわれる。尾びれのしなりは、その負荷にうまく
耐える強度と柔らかさを備えた構造だと分かった。さらに
尾びれの形によって遊泳速度が変化することや、人工
尾びれがイルカのリハビリにとって有効だと検証された。

これまでフジのために8種38本の人工尾びれがつくられ、
培われた技術は傷ついたイルカを救ってきた。
07年に石川県の「のとじま水族館」のイルカのために人工
尾びれが作られ、現在は米国の水族館にいる尾びれを
なくしたイルカのための研究が進んでいる。

現在も、装着しやすく長時間つけても負担がないものを
目指して、人工尾びれの研究は続けられている。
植田さんは、「今後のイルカの飼育と治療に役立つ
ためにも、フジには元気で頑張ってほしい」と話す。

海洋博公園では今月、プロジェクト10年を記念した
イベントを開く。18日から24日までは1日3回人工尾びれ
着脱の観察会があり、23日にはフジの映画
「ドルフィンブルー フジ、もういちど宙(そら)へ」の上映会、
23、24日には加藤さんら関係者による講演会がある。
すべて無料だが講演会は事前申込制。
問い合わせは海洋博公園管理センター(0980・48・2748)



コメントです。
久しぶりに人口尾びれ
のイルカ「フジ」の話題です。
もう、10年にもなるのですね。
飼育スタッフやメーカー、また、その他
関係者の方々の熱意に脱帽です。

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posted by salsaseoul at 23:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境
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