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2013年08月22日

北朝鮮で覚せい剤がまん延

北朝鮮で覚せい剤がまん延
ウォール・ストリート・ジャーナル 8月20日(火)

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ドイツ・ミュンヘンの通関で見つかった20キロの違法クリスタル・メス

北朝鮮の25歳の男性は、凍りついた豆満江をひとたび中国側に
渡って脱北すれば引き返せないことを分かっていた。
それは2009年2月のことだった。この男性は武装した
北朝鮮や中国の国境警備兵に見つからないように素早く
行動する必要があることも分かっていた。
この男性は、そうした思考の明晰(めいせき)さを与えてくれたものは
たったの1つだったと話す。それは麻酔効果のあるクリスタル・メス、
つまり、メタンフェタミンだ。
現在はソウルに暮らすこの男性は匿名希望で、「川に行く前に
10回ほど吸いこんだ」と言い、「ものすごく本当に集中していた
ように感じた。唯一考えられることは『行け、行け、行け』という
ことだけだった。その後、2日間は寝なかった」と話した。
この男性は韓国に亡命する前、北朝鮮で「アイス」として知られる
覚せい剤を3年間ほど断続的に使用したと話す。手に入れるのは
簡単だったと語る。ディーラーたちは、北朝鮮のこの男性の出身地、
咸鏡南道咸興市の通りで覚せい剤を売っていた。
男性と彼の友人たちはよく夕食前に一緒にハイになり、その高揚感で
一晩中眠れなかったものだった。彼は「アイスをやるのは
社交的なことで、とても楽しかった」と振り返った。
North Korea Review誌の2013年春号で発表された調査によると、
北朝鮮では「麻薬のまん延」が起きている。
「北朝鮮の薬物使用の新たな様相:北朝鮮北部全域で
メタンフェタミン(=メス)の乱用が急増」と題するこの研究では、
ここ数年間、メスの生産がいかに、国有工場から民間経営の
地下組織の研究所や「家庭のキッチン」に移行しているかが
説明されている。
この研究報告によると、もともとは中国などへの輸出向けだった
メスが北朝鮮の国内市場にあふれる結果となったのは、
今回が初めてのことではない。
1990年代やその後の10年間にわたって、アヘンは資金
不足の金正日政権にとっても一般大衆にとっても、麻薬と
して好まれ使用されていた。しかし、2000年代半ばまでには、
ケシ畑がなくなり始め、代わってメスがまん延した。
北朝鮮をについての大半の詳細な事柄と同様に、同国政府は
違法薬物使用のまん延について公式の統計を提供していない。
この研究はメスの使用がいかに普及しているかについて
数字で示そうとする初の試みだ。
同研究の共同執筆者のKim Seok-hyang氏は「(北朝鮮の)
その地域の成人のほぼ全員がアイスを使用した経験があり、
しかも1回にとどまらない」と指摘、
「私の試算では40‐50%以上が深刻なアイス中毒だ」と話す。
北朝鮮の人々がメスの習慣をどうやって止めるかは明らかで
はない。統一省の元当局者で韓国の梨花女子大学校で
講義するKim氏によると、この研究で聞き取り調査の対象となった
脱北者の一部はアイスの中毒症状をきっぱりと否定している。
教授は「彼らは辞めたい時はいつでもやめられると話す。
3、4日、丸々寝ればいいだけだ」と語る。
健康擁護者たちによると、極端な疲労や不安、落ち込みが
メスの禁断症状だ。また、脱北者の一部によると、北朝鮮時代に
中毒状態にあった人々は、メスを止め、禁断症状に
対処するために他の薬物を使用している。
韓国に行きついた後も脱北者全員が薬物依存を断ちきれる
わけではない。統一省のHanawon再定住施設の精神科医、
Jeon Jin-young氏は「脱北者の薬物乱用」と題する調査報告で、
自己診断や医者選び、睡眠薬を含む処方箋薬の乱用が韓国内の
2万5千人を超える脱北者コミュニティーで拡大していると指摘した。
統一省は薬物使用をめぐる特定の質問に対する返答は避けた。
また、この記事のためのHanawon施設の医者に対する
インタビューの申し込みも退けた。
Kim教授は、韓国政府がこの問題に静かに対応しようと
してきたと指摘、「薬物問題がいかに深刻かをオープンに認め、
オープンなやり方で解決策を探そうとする必要がある」と述べた。
先の25歳の脱北者は、自分でアイス中毒だと感じたことはなく、
北朝鮮で友人たちとハイになった経験を懐かしく思い出すと語る。
しかし、彼が北朝鮮に置き去りにしてきた他の多くのことと同様に、
彼の人生のその側面も国境を越えられなかった。
男性は「機会があっても二度としない」と言い、
「私の実験の日々は終わった」と話した。



コメントです
北朝鮮での覚せい剤使用状況の話題です
ですが、上記はあくまでもインタビュー記事
ですので、どこまで信憑性があるかどうか
わかりませんが、参考記事として掲載しました。


posted by salsaseoul at 00:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 韓国・北朝鮮
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