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2013年08月15日

献血の血液に中南米の感染症 10年後に心臓に影響も

献血の血液に中南米の感染症 10年後に心臓に影響も
朝日新聞2013年8月14日

中南米に多く、重い心臓病につながるおそれがある「シャーガス病」
感染者による献血が国内で初めて確認され、14日、厚生労働省
審議会で報告された。献血した男性の血液が約10人の治療に
使われた恐れがあり、厚労省と日本赤十字社は感染の有無に
ついて調査を始めた。さらに対策が必要かどうかも検討する。

献血者は、6月に献血したあとに感染が判明した中南米出身の
40代男性。厚労省などは昨年10月から、「中南米出身」
中南米に4週間以上滞在した」などと申告した人の献血は
感染の恐れがない種類の製剤だけに使うよう対策を強化したが、男
性は強化以前にも献血歴があった。感染の恐れがある赤血球
血漿(けっしょう)の製剤計11本が八つの医療機関に供給されたという。

シャーガス病は中南米に生息するカメムシの一種を介して広がり、
10〜20年後に心臓などに症状が現れる。
日本国内では感染する可能性はほぼないという。

関連記事です。
国内初のシャーガス病、10人に輸血か
陽性男性と連絡取れず

中南米の感染症「シャーガス病」の抗体陽性が国内で初めて

確認された男性と現在、連絡が取れない状態であることが分かった。
厚労省と日赤は国籍を明らかにしていない。

男性は平成18年ごろから日赤がシャーガス病対策を始めた
昨年10月までの間に少なくとも9回献血、日赤が保存している
男性の血液を調べたところいずれも抗体陽性だった。
6月の献血は血液製剤メーカーや医療機関への出荷を差し止めたが、
過去の献血を基につくられた血液製剤11本が8医療機関で
10人程度の患者に投与された可能性があることが判明。
厚労省と日赤は患者の特定や感染の有無の調査を進めている。

シャーガス病は、中南米に生息するカメムシの仲間「サシガメ」が
人の血を吸う際、原虫が人体に入り込んで発症する。
10〜20年は症状がないまま推移するが、心臓が徐々に肥大し、
心臓破裂で死亡することもある。
国内にサシガメは生息していないが、母子感染や輸血、
臓器移植による感染の可能性がある。

「シャーガス病」

久しぶりに献血に行ったらシャーガス病についてのポスターが
あって思わずじっくり見てみたり。正直病名見ただけでは
なんだったか覚えていませんでしたが、調べてみると
習ったような気がするわ・・・という感じです。
中南米の風土病と言っていいのかな。寄生虫感染症です。
人は国の境を越えて動きますので、思わぬ病気が日本でも
見られるようなことというのはこれからも増えるでしょうし、
逆に風疹のように「今日本行くとあぶないぞ」という状況も
今後あるかもしれません。
一応厚生労働省を筆頭に色んな所から注意喚起は送られて
きますが、医療機関にだけ知らされてもなぁ、ということも
多々あります。本来はやはり個々の注意が一番大事なので、
皆に知ってもらうことが必要だと思うのですが、パニックに
なったら困るとかそういうので周知されないんですよね。
それこそ「分かりやすい言葉で正しい理解を」してもらうように
しないとと思います。日本の報道機関はそういう自信がないのか?
まぁ医療側も下手糞ですけどね〜。
日本の気候が暑い方向になってきてることで熱帯・亜熱帯の
病気も広がるのでは? という懸念もされていたりします。
自分の身を最後に守るのは自分ですので、正しい情報の
取得に勤めてわが身を守ってくださいね。


posted by salsaseoul at 16:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本・社会
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