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2013年05月11日

ドル101円付近、突破に時間要した100円が下値支持線に

ドル101円付近、突破に時間要した100円が下値支持線に
ロイター 2013年 05月 10日

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[東京 10日 ロイター] 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場
午後5時時点に比べてドル高/円安の101円ちょうど付近。
ニューヨーク市場で約4年1カ月ぶりに100円を回復した
流れを引き継ぎ、午前には円売りがさらに強まって
101.20円まで上昇し

午後は利食いに押される場面もあったが、下値は限られた。

100円突破に時間を要した分、今度は100円ちょうどが下値
支持線になるとの見方が多く、参加者の押し目買い意欲は強い

ドル/円、午後も高値圏キープ>

ドル/円は、前日のニューヨーク市場で急伸を遂げ、2009年
4月以来約4年1カ月ぶりに100円の大台に乗せた。この日の
東京市場でも円売りの流れは持続し、午前には101.20円まで
上昇した。財務省が朝方発表した統計で、国内勢の外債投資が
2週連続で買い越していたことが明らかになったことや、
日経平均.N225の堅調推移もドル/円を押し上げた。
午後もドル/円は高値圏での推移を継続した

きょうは「五・十日」に当たるため、仲値公示付近までは輸入

企業の買いも目立った。ただ、「101円に乗ったあとは、さすがに
輸出企業が売ってきているほか、国内投資家の利金の円転
フローも入ってきている」(大手邦銀)との声が出ていた。
大手信託銀行の関係者は、「(ドル/円が)新しいレベルに
入ってきたので、実需は買いも売りも両方出ている」と指摘した

仲値公示後、一部のヘッジファンドは101円台で利食い売りに

動いたが、ドル/円の深押しはなく、落ち着いた値動きとなった。
別の大手信託銀行の関係者は、円債利回りの上昇がさらなる
円安に歯止めをかける可能性があるものの、株高基調の
強さから基本的にはドル/円に押し目買いスタンスで臨むと話す。
ドル/円は前日のニューヨーク市場で騰勢を開始したため、きょう
ロンドン勢がドル/円の買いに動くのかまずは見極めたいという

<今度は100円がサポートラインに>

4月4日、黒田東彦日銀総裁のもとで「異次元緩和」が打ち出され、
ドル/円は短期間で7円急上昇したが、100円の「壁」に
合計3回跳ね返された。それだけに、前日のニューヨーク市場で
100円を一気に突破し、東京時間にさらに上昇したことで、
市場関係者の間では100円が当面のサポートラインに
なるとみられている。

前出の信託銀関係者は「100円ちょうどで、ずっとキャップ

されていて、その水準を突破してきたので、今度はそこが
サポートに転じている。100―103円というレンジに変わって
きている」と話す。また「輸出企業や利益確定の売りが出ても、
100円を一時的に下回るくらいが精いっぱいで下値は堅いので
はないか」(別の大手邦銀)との声も聞かれた。

(ロイターニュース 和田崇彦)


関連記事です。

利下げドミノ、漂う暗雲 1ドル=100円突破
G7で為替問題再燃も

産経新聞  2013.5.10
【ワシントン=柿内公輔】1ドル=100円を突破したことで、
世界の資金の流れと、各国の金融政策運営が大きく揺れ
始めた。日米欧が積極的な金融緩和を進めており、
各国は自国通貨を防衛し、成長鈍化を避けるための
利下げや為替介入が避けられない。こうした世界的な
緩和競争の懸念に対し、10日からロンドン近郊で
開かれる先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)は、
産業界の反発などを背景に為替問題の再燃が焦点になる。

「もう限界だ。議員がそう声を上げるときが来た」。
ゼネラル・モーターズ(GM)など、米自動車大手3社
(ビッグスリー)で組織する自動車政策評議会(AAPC)の
ブラント会長は、1ドル=100円突破を受けてこう息巻いた。

AAPCは声明を発表し、「米国など貿易相手国を犠牲にし、
日本の景気を押し上げている」と強調。円安の進行で
「米国の輸出減少や雇用喪失も進む」として、対抗策を
講じるよう議会に求めた。

わずか3週間前、ワシントンで開かれた20カ国・地域(G20)
財務相・中央銀行総裁会議は、日銀の異次元緩和が招いた
円安について、「デフレ脱却と内需の下支えを意図したもの」と
擁護した。日本の円安への反発が水面下でくすぶる中で、
麻生太郎財務相は「国際社会の理解を得た」と満面の
笑みを浮かべた。

しかし、ここまでが各国の我慢の限界だった。
インドは今月3日、成長の鈍化を背景に、1月以降で3度目の
利下げに踏み切った。日本の輸出企業と競合し、円安・ウォン高に
苦しむ韓国も9日、7カ月ぶりの利下げで続いた。

日米欧の金融緩和で市場にあふれた投機資金は、金利の高い国に
向かい、不動産価格の高騰など、実体経済に影響を広げている。
オーストラリアも7日に過去最低水準まで政策金利を引き下げ、
ニュージーランド準備銀行(中央銀行)は8日、
ニュージーランド・ドル売りの為替介入に踏み切った。

ただ、争うように金融緩和に走る各国にしても、打てる手は
徐々に狭まってきている。インド準備銀行は
「(追加緩和の余地は)ほとんどない」とし金利がゼロ近辺まで
迫った日米欧も状況に差はない。

米連邦準備制度理事会(FRB)は緩和策の早期解除
観測を牽制(けんせい)する一方、「インフレの副作用」
(バーナンキ議長)を警戒。通貨安競争の過熱も、
各国の軋轢(あつれき)を増しかねない。

日本政府や日銀が繰り返して説明しても、「日本の金融緩和が
円安を招いた」(米国野村証券チーフエコノミストの
ルイス・アレキサンダー氏)との市場の見方を打ち消すのは難しい。

G7は当初、「日本の金融緩和策の影響の見極め」
(米政府高官)がテーマとみられたが、もはやそんな
悠長な段階ではない。6月に開かれるG8首脳会議
(サミット)の準備会合として、世界をにわかに覆い
始めた暗雲をどうぬぐい去るか−。
G7には具体的な議論と成果が求められる。

 

コメントです。
けして経済専門家の意見ではありませんが、
ここ数年の円高のほうが異常事態で、
ドル100円越えは、それが最近になって
やっと是正されただけのことに思えます

ところが、ドル100円超えに関して各国からの
風当たりが強くなりそうな気配ですが、逆に
言えば、現在あわてて利下げをした各国は、
ただ単これまでいびつな為替レートに
甘えすぎていただけでしょう。
いずれにしても。いきすぎた円高で喜ぶのは
輸入品や海外旅行好きの呑気な富裕層と、
日本に出稼ぎに来ている外国人労働者だけです。



posted by salsaseoul at 00:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本・政治 経済
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