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2013年05月05日

ミシン2000台・発電機の振動でビル倒壊か

ミシン2000台・発電機の振動でビル倒壊か

読売新聞 5月4日(土)20時50分配信


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【ニューデリー=田原徳容】バングラデシュの首都ダッカ近郊で
8階建てのビルが倒壊した事故で、軍は4日死者が543人に上り、
100人以上が依然行方不明となっていることを明らかにした。

犠牲者のほとんどはビル上階の縫製工場の労働者。事故から
10日が過ぎたが、がれきの処理は続いており、死者数はさらに
増える見込みだ。

事故原因について、政府の事故調査担当者は3日、手抜き工事で
強度の低い建物が、縫製工場の大型発電機と2000台超の
ミシンの同時稼働による振動に耐え切れなくなったとの見方を
示した。停電が発生し、ビル上階に設置された発電機4機が
フル稼働した数分後にビルが倒壊したという。

警察によると、ビルは、改良されていない湿地帯に粗悪な
建材で建設され、5階建てが8階建てに無断変更されていた。
また、ビルの使用目的を商業用としながら、縫製工場を
入居させていたことも判明した。

関連記事です。
バングラデシュのビル崩壊:欧米諸国に広がる波紋
世界各地で行われたメーデーの祝典に合わせ、ローマ法王は
先週バングラデシュで多くの犠牲者を出したビル崩壊の原因と
なった「奴隷労働」状態を非難する声明を発表した。

AP通信によれば、フランシスコ法王はダッカの衣料品工場で
亡くなった400人以上の人々の月収がわずか5,000円ほどで
あったという報道に憤りを見せたという。「それが亡くなった人々の
収入だったのだ。これは奴隷労働というものだ。今日、世界では、
この奴隷状態が神から与えられた美しいもの――すなわち創造し、
働き、尊厳を保つという能力に反して行われている。どれほど多くの
兄弟姉妹たちがこの状態に置かれているのだろうか。利益を
最大化するというためだけに、きちんとした給与も支払われず、
職が与えられないのだ。これは神に背いている」と語った。

ダッカで倒壊したラナ・プラザに入居していた5つの衣料品工場では、
3,500人ほどの人々が働いていた。最新の情報では、402人が
倒壊により死亡、2,500人以上が重軽傷、そして少なくとも150人が
未だ行方不明となっている。なお、この事件の5か月前には、112人の
死者を出す工場火災がバングラデシュで起きていた。

法王はまた、「働きたいのに働けない人々が数多くいる。働く機会を
すべての人が得られない社会というのは公正ではない」とも述べた。

一方、1日には、数千人の労働者や活動家がダッカ中心部の路上に
繰り出し、労働条件の改善と倒壊したビルのオーナーの死刑を
求めた。AP通信によれば、デモ参加者の1人はトラックの荷台から
スピーカーで「兄が亡くなりました。妹が亡くなりました。彼らの
犠牲を無駄にしてはなりません」と叫んでいたという。

倒壊したビルのオーナーであるムハンマド・ソヘル・ラナ容疑者は、
現在警察に拘束されており、違法建築と、労働者を危険な
条件下で働かせた罪などで訴追される見通しである。
他の罪状が追加されなければ、最長7年の懲役となるが、死刑を
求める人々は怒りをあらわにしている。

「ビルオーナーには死刑を求めます。きちんとした給与の支払い、
昇給、それから何より工場の安全性の向上が必要です」と
衣料品工場の労働者はAP通信に述べた。

他方、バングラデシュ高等裁判所は、犠牲者遺族や生き残った
労働者らへの補償に充てられるよう、ソヘル・ラナ容疑者の
資産差し押さえとラナ・プラザで操業していた工場所有者らの
資産凍結を命じた。

欧州連合(EU)もまた、バングラデシュに与えている特恵関税、
関税免除などの見直しにより、バングラデシュの衣料品産業に、
設備や労働条件の改善を要求する措置を取る可能性があるとした。
「EUはバングラデシュ当局に対し同国内の工場が国際労働基準に
適合するよう即時対応することを求める」と、EUの外務政策を
統括するキャサリン・アシュトン氏と通商担当委員の
カレル・ドグヒュト氏は声明で述べた。

バングラデシュの衣料品産業は年間輸出額190億ドル
(約1兆9000万円)に上り、その60%が欧州との取引である。
米国市場がこれに続き、23%を占める。

同産業で働くバングラデシュ人は360万人で、その多くが
女性である。バングラデシュの総輸出業のうち、衣料品の
占める割合は80%に上る。



コメントです。
バングラデシュの縫製工場で起きたビル倒壊事件の
話題です

この問題はいろんな要が重なって起きたものですが、
いちばんの原因は建築物のお粗末さでしょう。
また、バングラデシュに限らず、発展途上国での
建築物の強度不足はどこでも見かけますが、
いずれにしても、今回の事故を教訓にして、
先進国は可能な限り、現状で考えられるすべての
問題点をピックアップして、それらの改善進める
手助けをしなければなりませんね



posted by salsaseoul at 01:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 南アジア・インド周辺国
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