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2013年01月27日

インド極右政党が女性に護身用ナイフを配布

インド極右政党が女性に護身用ナイフを配布
AFP 2013年01月24日
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インド・ムンバイ(Mumbai)で、ヒンズー教至上主義を掲げる
シブセナ(Shiv Sena)党が党大会で配布した護身用ナイフを
掲げる女性たち(2013年1月23日撮影)。
(c)AFP/PUNIT PARANJPE
【1月24日 AFP】インドで昨年12月に起きた女子大学生に対する
集団強姦殺人事件を受け、ヒンズー教至上主義を掲げるシブセナ
Shiv Sena)党は23日、ムンバイ(Mumbai)で開いた党大会で
女性たちに護身用のナイフを配布した。
シブセナ党は脅迫や騒乱を重ねてきたことで名高い政党だが、
この日は昨年11月に死去したバール・タッカレー(Bal Thackeray
総裁の生誕日に当たることから、これに合わせて刃渡り7センチの
ナイフが党大会に出席した女性たちに配られた。
ナイフの配布にあたって、シブセナ党ムンバイ支部長の
アジャイ・チョーダリー(Ajay Chowdhary)氏は「野菜を切るように、
あなた方に触れる者があれば、その者の手を切り落として
やりなさい」と女性たちに語りかけ、財布の中にナイフを
入れて常に携帯するよう諭した。
シブセナ党は、党が拠点を置くインド西部マハラシュトラ
Maharashtra)州で計2万1000本のナイフを女性たちに
配布する計画だという。ムンバイはマハラシュトラ州の州都だ。

首都ニューデリー(New Delhi)で前月に起きたバス車内で
女子大学生(23)が男たちから集団で性的暴行を受けた事件で、
インド全土に怒りの輪が広がるとともに、女性の身の安全が
守られない社会に対する抗議行動も呼び起こした。
この女子大学生はシンガポールの病院に搬送されたが
死亡した。                      (c)AFP

関連記事です。
レイプだけでない!嫉妬、報復…女性への凶行やまぬインド

インドでは首都ニューデリーで昨年起きた残忍なレイプ
殺人事件を受けて、性犯罪の防止や女性の人権尊重を
訴える学生らが連日、政府への抗議デモを展開している。
しかし、女性を標的にした悪質な犯罪はレイプだけではない。
嫉妬や報復に狂った男が女性の顔面などに強力な酸をかけ、
人生を破壊しようとする凶悪事件も多発している。被害者らは
取り締まりの甘さに怒り、治療費の捻出に悲鳴を上げている。
(ニューデリー 岩田智雄)

インド南部カルナタカ州バンガロール近郊に住むジャヤラクシュミさん
(35)が酒に酔った夫から顔面に酸を浴びせられたのは
2003年のことだった。

「夫はいつも私に暴力を振るい、カネを無心していた。ある晩、
酒代ほしさに私の宝飾品を差し出すよう要求した。拒絶して、
もう実家に帰るというと、私が再婚するつもりだと邪推した夫は、
私に酸を浴びせて顔をめちゃくちゃにした」

ジャヤラクシュミさんは、電話口でこう当時を振り返った。

左目は光を失った。計8回の形成手術を受け、1回の手術費だけで
4万ルピー(約6万4千円)かかった。それでも痛みは消えず、あと、
最低4回の手術が必要だ。被害を警察に届け、夫は事件から
4年後に逮捕された。懲役10年の刑を受け服役中という。

バンガロールを拠点に、被害女性らを支援する非政府組織
(NGO)「女性への酸攻撃反対運動」を設立したスシマ・バルマさんに
よれば、こうした犯罪は被害女性の顔を醜くし、残りの人生を
破滅させようという動機によって起こされるケースが多い。
交際を断られた男や報復心を燃やす夫、ストーカーらが犯行に及ぶ。

過去、何人もの被害者の治療に当たってきた東部ジャルカンド州の
医師、アナント・シンハさんは、「これまで診た患者の7〜8割は、
病院から遠く離れた村に住んでいたために、治療を受けるまで
24時間以上たっていた。こうした場合、失明したり、耳が聞こえなく
なったりするケースが多い」と酸攻撃の深刻さを指摘する。
また、「都会の私立病院なら、費用は一般的に100万〜150万ルピー
かかり、庶民にはかなりの高額だ」と話した。

インドには酸攻撃を取り締まる特別な法律はなく、正確な被害件数は
分からない。英ロンドンを拠点にする国際酸生存者基金(ASTI)の
ジャフ・シャー氏によれば、酸攻撃を罰する法律がある隣国
パキスタンでは報告されているだけで毎年150件の事件が
起きており、実際の被害は約400件とみられる。人口が約7倍の
インドでの件数は、こうした数字や被害報道から年間500〜1千件と
推測されるという。

被害に遭ったジャヤラクシュミさんにまだ救いだったのは、酸攻撃
反対運動の裁判所への訴えが実り、カルナタカ州政府が被害者に
20万ルピーの支援金を与えることを決めたことだった。

ただし、こうした制度は全国的には広がっていない。ほとんどの

被害者は自前で治療費を工面したり、ボランティアの医師の
好意にすがったりしている。

ソナリ・ムカジーさん(28)もその1人だ。大学生だった10年前、
ジャルカンド州ダーンバードで男3人に酸を浴びせられた。
日ごろから性的いやがらせを受けていたムカジーさんだが、
ある日、これ以上の行動には法的措置を取ると告げると、
就寝中に侵入してきた3人の凶行に遭った。

治療のために滞在しているニューデリー市内で取材に応じた
ムカジーさんは「両眼は光しかみえず、耳も右側は40%しか
聞こえない。頭と首には皮下組織を再生させるための
器具が入っている」と話す。

公的な援助は一切なく、両親は土地や財産を売り払って
これまで22回に及ぶ手術費を工面したが、追いつかない。
手術は少なくともあと6回必要だという。

思い悩んだムカジーさんは昨年11月、インドのテレビ局が
放送するクイズ番組に出演し、賞金250万ルピーが贈られることに
なった。お金は今後の治療費に充てる予定だ。勇気を出して
出演したムカジーさんに、多くのインド人が拍手を送っている。

そんなムカジーさんにとって、いまなお許せないのは、3人の犯人は
最長で4年半拘束されただけで保釈されたことだ。
「たった5千ルピーの賠償金さえ、受け取っていない」と憤る。

酸攻撃反対運動のバルマさんは、犯人の報復を恐れてひっそりと
暮らす被害者もいるとし、「酸攻撃の罰則は現在、最高で10年の
懲役だが、終身刑にし、保釈も認めないようにすべきだ。酸攻撃を
取り締まる法律を一刻も早く成立させてほしい」と訴える。
酸攻撃に使われる清掃やサビ落とし用の液体は誰でも容易に購入
できることも問題で強力な酸の販売を規制する必要性も強調している。

ただし、バルマさんは、重要なのは「法が適正に運用されることだ」とも
指摘する。パキスタンやバングラデシュでは、酸攻撃への処罰が
強化されたものの、捜査が十分に行われておらず、「犯罪抑止には
ほとんど効果を上げていない」としている。

インドでは、レイプ事件も取り締まりの甘さが指摘されている。
インド政府によると、11年に被害届があったレイプ事件は
約2万4千件。この年の同事件の有罪率は26%しかなかった。

経済では、昨年まで高成長を続け、新興国の一角として存在力を
高めているインド。日本など外国企業の進出も加速している。
その陰で、女性の人権を尊重する国民の意識はまだ低く、
貧困層も多い。各地では、レイプだけでなく、酸攻撃や家庭内暴力に
抗議するデモが連日続いている。全インド民主女性協会の
アルビーナ・シャキルさんは「他国と競争していく上で、女性差別だけで
なく、カースト制度、貧富の差などあらゆる分野の差別をなくして
いかなければならない」と話す。ムカジーさんも「レイプや酸攻撃の
被害者は、家に閉じこもっていてはだめ。団結して声を出して、
政府を動かさなければ」と訴えた。

    ◇   ◇

酸攻撃 製品加工、洗浄用などの強力な酸が使われる。
英NGO国際酸生存者基金(ASTI)によれば、インド、パキスタン、
バングラデシュ、カンボジアなど世界では年間約1500件が
報告されており、被害者の8割が女性。4割が18歳未満の子供。
カンボジアでは夫の不倫に怒った女性が加害者となるケースも多い。

 
コメントです

インドで女性に対する差別や暴力への抗議活動記事です
確かに、ナイフ一本で性暴力から未然に身を守ることは
難しいと思われますが、それでも、抗議活動としては、
インパクトあっていいですね。
しかし、上記にあるように、女性に対して卑劣な暴力を
平気で行う国々の男性人は、これだけ情報が瞬く間に
世界中に広がる現代において、それらの低次元で卑劣な
行動がやはり世界中で
嘲笑の対象となっているのに、
少しは
「恥」という感覚持ちあわせてはいないのでしょうか?



posted by salsaseoul at 18:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 南アジア・インド周辺国
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