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2012年12月07日

17歳妻と4日間で離婚、通告は携帯メール 批判噴出 インドネシア

17歳妻と4日間で離婚、通告は携帯メール 批判噴出インドネシア
CNN 2012 12 6

ジャカルタ(CNN) インドネシアの西ジャワ州ガルットで行政トップを
務める40歳の男性が結婚後わずか4日で17歳の妻に携帯メールを
使って離婚を通告し、市民や児童保護団体などの怒りを買っている。
妻だった女性は男性を告訴し、国や地元議会も調査に乗り出した。

渦中の男性は西ジャワ州ガルットの行政トップ、アセング・フィクリ氏。
弁護士によると、妻のファニ・オクタラさんがバージンだと言って
いたのは事実ではなかったとして離婚を決めたという。
携帯メールによる離婚はイスラム法で認められているとも
主張している。

2人は今年7月に結婚したが、アセング氏はそれ以前に別の女性と
結婚していて子どももいた。イスラム教の男性は複数の妻を
もつことがあり、同国の法律でも重婚は禁止されていないものの、
公職者に対しては重婚を禁じる規定がある。

一方、ファニさん側は、アセング氏が自分について根拠のない
中傷を言いふらしていると主張。既婚者であることも隠していたとして、
詐欺や名誉棄損の疑いで今月3日、アセング氏を警察に告訴した。
警察は現在、捜査を行っている段階で、立件には至っていない。

ガルットではアセング氏の辞任を求めて連日デモが発生。
アセング氏は3日、報道陣の前で「イスラム法で許されていると
はいえ、もし私が間違ったことをしたとすれば謝罪する」と語ったが、
自分の主張は曲げなかった。弁護士は、詐欺と脅迫の疑いで
ファニさん一家を告訴する意向だとしている。

ファニさん側は、アセング氏がファニさんを大学に行かせるという
約束も破ったと主張しているのに対し、アセング氏側は、学費などと
して4300万ルピア(約37万円)を渡し、ファニさんの家族にも和解に
同意したにもかかわらず、さらに金銭を要求されたと主張している。

インドネシアのユドヨノ大統領は内務省に対し、アセング氏を
呼び出してこの問題について調査するよう指示した。ガルットの
議会も5日、特別委員会を設置して調査に乗り出すことを決めた。

関連記事です。

モロッコでレイプ被害者の少女自殺、判事命令で加害者と結婚

モロッコ・ラバト(CNN)  北アフリカのモロッコの首都ラバトに
ある議会議事堂前で17日、女性数百人が参加するデモが
行われ、レイプ処罰法の改正などを要求した。きっかけは
性的暴行を受けたとされる16歳少女が裁判官の命令で
加害者と結婚し、自殺に追い込まれた事件だった。

モロッコの法律では、レイプ犯には5〜10年の禁錮刑が
下される。未成年者、妊娠中や身体障害がある女性が
被害者の場合は最大で20年まで刑が延びる。ただ、被害者と
加害者が結婚した場合、レイプの罪は問われない。

16歳の少女アミーナ・フィラリさんが自殺した今回の事件でも、
この抜け道が使われた。「夫」となった加害者は公式に

起訴されなかった。フィラリさんの家族が法廷で結婚の
合意書に署名していたからだ。
父親によると、フィラリさんは
最近、ラバトから北へ約170キロ離れたララシュ市にある
自宅から路上に転落し、搬送先の病院で死亡した。父親は
地元紙の取材に、夫から激しく殴られた後、殺鼠(さっそ)剤を
飲み、転落したと主張。娘は落ちた後、吐き始めていたとも話した。

地元のMAP通信は自殺と報道し、地元警察はCNNの取材に
死因を捜査中とだけ説明した。
父親は結婚に反対していたが、
家族の名誉を守るためなどと主張した妻や家族、ララシュの
裁判所に最後は押し切られた。「結婚は判事が決定し、反論する
機会がなかった」と振り返り、「娘が成人するまで手元に
置きたかった」と悔やんだ。フィラリさんの事件は国民の怒りを
募らせた。女性の権利保護団体の責任者は「法律を通じてレイプは
合法化された」と非難した。ラバトでのデモではフィラリさんの
写真が掲げられ、参加者は未成年者の結婚反対や個人としての
女性の権利擁護などを訴えた。

モロッコ政府のムスタファ・エル・ハリフィ情報相兼報道官は
「フィラリさんは2度レイプされた」と指摘。2度目のレイプは
加害者との結婚を強いられたことだと述べた。

15日に開かれた政府の定例会議ではフィラリさん事件への対応の
協議に時間の大半が費やされた。同情報相は「今回の悲劇を
無視することは出来ない。レイプ処罰法を厳しくする可能性を
視野に入れて問題点を精査することが必要」と強調した。



コメントです
今日の記事を最初読んだとき、単なるゴシップ記事かと
思いましたが、読み進めていくうちに、またしても
特定地域、特定生活習慣による女性の地位の低さを
根本とした内容だと認識しました

ただ、唯一の救いは、問題の起きた現地で抗議デモが
自然発生していることです。
つまり、このことから、問題の発生原因である特定宗教
及び特定生活習慣を
、おかしいと思う人たち現地でも
少しずつ増えていると言えますし、時間がかかるかも
しれませんが古今東西、悪習は淘汰されていきます。


posted by salsaseoul at 22:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 東南アジア
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