少女らに出産させ売り飛ばす―ナイジェリア
時事通信 4月15日(日)6時25分配信
【ラゴスAFP=時事】ナイジェリア南部アクワイボム州で
「赤ちゃん工場」と呼ばれる違法な児童施設が摘発された。
警察が14日、明らかにした。生まれた赤ん坊を売り飛ばす
ことを目的に少女らに出産させていたとみられている。
警察によると、内部情報を基に4日に家宅捜索を行い、
18〜20歳の少女や若い女性7人を保護。
うち3人は妊娠していた。
逮捕された施設オーナー夫妻ら3人は
「1回の出産につき7万ナイラ(約3万6000円)の
報酬を少女らに約束していた」(警察)という。
関連記事です。
ナイジェリアで横行する「赤ちゃん売買」、
その背景にあるものとは
【11月12日 AFP】ナイジェリア南東部の大都市、「赤ちゃん工場」と呼ばれる違法な児童施設が摘発された。
警察が14日、明らかにした。生まれた赤ん坊を売り飛ばす
ことを目的に少女らに出産させていたとみられている。
警察によると、内部情報を基に4日に家宅捜索を行い、
18〜20歳の少女や若い女性7人を保護。
うち3人は妊娠していた。
逮捕された施設オーナー夫妻ら3人は
「1回の出産につき7万ナイラ(約3万6000円)の
報酬を少女らに約束していた」(警察)という。
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ナイジェリアで横行する「赤ちゃん売買」、
その背景にあるものとは
エヌグ(Enugu)の住民は、日中は静まり返り夜に
なると人の出入りが激しくなるその産科医院のことを、
不審に思っていた。誰一人として知らなかったのだ。
その正体が、赤ちゃんを売買するための施設であることを。
「赤ちゃん農場」「赤ちゃん工場」とも呼ばれるそうした
売買施設のネットワークが存在することが、最近になり
警察の摘発によって明らかになった。
エヌグにあるこの医院では、5月の摘発で10代の少女20人が
保護された。2階建ての医院には、現在シャッターが下ろされている。
地元紙の報道によると、逮捕・起訴された50代の産婦人科医は、
望まぬ妊娠をした少女たちを「中絶をしてあげる」と言って
誘い込み、医院に監禁。出産後は、その親である少女に
約2万ナイラ(約1万7000円)を支払って新生児を取り上げた。
新生児はその後、1人あたり30万から45万ナイラ
(約25万-38万円)で業者に売られていたという。
人身売買される新生児の数は不明だが、人身売買を監視する
国家機関「NAPTIP」は、こうした売買は犯罪組織により
想像以上に広く行われていると指摘する。売買は長らく
行われてきたが、NAPTIPがNGOの指摘により初めて
事件を把握したのは2006年12月のことだった。
■妊娠した10代の少女を医院に監禁
売買は、さまざまな形で行われている。望まぬ妊娠をして
「村八分」を恐れる少女が、クリニックに言葉巧みに誘い込まれ、
新生児を手放すことを強要されるのが一般的だ。
犠牲者の1人となったある18歳の少女が、恐怖の1週間の体験を
語った。妊娠5か月のときにクリニックに誘い込まれた少女は、
中に一歩足を踏み入れたとたんに注射を打たれ、意識を失った。
起きたとき、自分がレイプされたことに気づいた。医師に
「自分の居場所を知らせるために家族に電話をしたい」と
申し出ると、顔を殴られ、19人の少女が閉じ込められている
部屋に押し込まれた。みんな、自分と同じ経験をしていたことを
知った。少女は翌日も医師にレイプされたという。1週間後、
警察の摘発により、少女たちは救出された。
貧困にあえぐ女性たちが、現金欲しさに自ら妊娠・出産を
望むケースもある。ナイジェリア警備・民間防衛隊(NSCDS)に
よると、エヌグの医院を摘発した際、赤ちゃんを産むために
最長で3年間医院にとどまっている4人の少女が発見された。
医師が少年たちを誘い込み、少女たちを妊娠させていたという。
NAPTIPによると、ここ数か月で、こうした施設が10数箇所
摘発されている。それぞれ、産科医院、児童養護施設、孤児院、
ホームレスの妊娠少女のためのシェルターといった体裁をとっていた。
■新生児が買われる背景
2005年、新生児売買への関与が取りざたされていたラゴス
(Lagos)の孤児院が、閉鎖された。
ごみ捨て場から炭化した新生児の骨が発見されたことから、
この孤児院が呪術用、または臓器移植用に体の一部を
売っていた疑いが持たれている。
新生児が将来的に児童就労や性的虐待、児童買春と
いった目的で買われているという証言もある。
だが、ナイジェリアの南東部では、新生児の売買に別の
大きな動機が働いている。この地方に暮らすイボ(Igbo)人の
社会では、婚姻外の子ども、そして子どもができない女性は
「呪われた者」と見なされる。そのため、子どもがいない母親は、
自分の子どもと偽って新生児を育てるためならお金を惜しまない。
そのため医師の方も、一晩で大金持ちになれるというわけだ。
そうした新生児の売買はこの地方では広く行われており、
当事者にも犯罪の意識に欠ける場合がほとんどだ。
NAPTIPは、「クリニックに行ってお金を払えば、赤ん坊が手に入る。
単なる養子縁組だと考えている人は多い」と指摘する。
だが新生児の売買は、ナイジェリアでは禁固14年の刑に相当する。
ユニセフ(UNICEF)は、ナイジェリアで1日に10人以上の
子どもが売買されていると推定する。同国の犯罪件数では、
詐欺、麻薬密売に次いで3番目に多い。(c)AFP/Susan Njanji
コメントです。
ナイジェリアの人身売買に関する記事です。
上記にもありますが、これらの犯罪の温床は、
ひとつは未だに横行するシャーマニズムによる
怪しい呪術用の需要によるもの。
それから、女性の社会的地位の低さによって
生じる偏見がもたらすものが考えられます。
ところで、現在先進国で爆発的に普及している
スマートフォンですが、途上国でも少しずつ
普及が進んでいるようです。
(有線の電話設備を設置するより、アンテナ基地を
設置して、携帯電話のインフラを整備するほうが安上がりのため)
ところが、産業としてこれだけ巨額のお金が動いている
のにもかかわらず、いざ、途上国での不可欠な
情報伝達に関しては、何の役にも立っていないようですね。
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