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2011年08月03日

<イラン>被害女性の決断で報復刑直前で中止 共感広がる

<イラン>被害女性の決断で報復刑直前で中止 共感広がる

毎日新聞 8月2日(火)23時25分配信

【テヘラン鵜塚健】7年前、大学の同級生の男に硫酸を
両目にかけられて失明したイラン人女性が、自分が受けた
被害と同様の被害を相手に負わせるイスラム法の
「同害報復刑(キサース刑)」の適用を求め、刑が確定。
男の両目を失明させる刑の執行が7月31日に予定されたが、
女性は実行寸前に中止を決断し、報復刑に疑問を抱く
人々の間で共感が広がっている。

イスラム法を巡っては欧米を中心に「人権侵害」との批判が
あるが、今回の出来事にはイラン社会の「変化」が背景にある。
女性はアメネ・バフラミさん。04年11月に同級生の
マジド・モハベディ元被告の求婚を拒否し、硫酸を浴びせられた。
報復刑は最高裁で2年前に確定した。
イラン学生通信によると、バフラミさんは主治医らから
翻意をうながされ、執行当日に「7年間報復ばかり考えてきたが、
許しは報復より優れていると神は言った。
これで、家族や彼の母親を幸せにできる」と決断。
男はバフラミさんの前で号泣し、刑の代替措置として
20億リアル(約1800万円)の賠償金を払うことになった。
テヘラン検察トップが「勇気ある決断」と称賛し、インターネット上でも
「彼女は許しを与えることで満足を得た」などの声が広がっている。
一方で「同様の犯罪を防ぐため権利を行使すべきだった」
との意見もある。

★同害報復刑 古代メソポタミア文明のハンムラビ法典の
「目には目を、歯には歯を」の規定が起源とされ、過剰な
報復を防ぐのが狙い。イスラム法に従うサウジアラビアなどで
採用されており、殺人など凶悪事件の被害者や遺族が
報復か賠償金のいずれかを選ぶ。


関連記事です。
アーマネ「私はあくまでキサース刑を望みます」
2011年05月15日付 Jam-e Jam紙
imgNews20110520_100314.jpg
昨日、刑執行の現場にアーマネと記者たちが
足を運ぶも、理由が明らかにされないまま、
刑の執行延期が突然発表された。

昨日テヘラン司法病院において、裁判所の判決により
両目の失明が予定されていた酸ふりかけ魔の元求婚者が、
理由が明らかにされないまま、次の指示があるまで
刑の執行を猶予された。
ジャーメ・ジャム紙によると、マジードという名の酸ふりかけ魔の
若者の両目に対するキサース刑(同害報復刑)が最高裁判所に
よって支持され、テヘラン司法病院において執行されるとの
ニュースが発表されたことを受け、昨日の朝、司法病院の
前には国内外の記者たちが大勢詰めかけ、
この刑の執行を待っていた。
酸ふりかけ事件の犠牲者であるアーマネという娘は、正午ごろ
現場に姿を現し、取り囲む記者たちに対して、
「キサース刑だけが私の望みなのです。ただそれだけです」
と語った。アーマネが病院内に入り、誰もが受刑者マジードが
刑務所から刑執行場所まで連れて来られるのを固唾を呑んで
待っていたが、〔マジードを乗せた〕刑務所の車両が来る気配は
まったく見られなかった。
そしてアーマネが司法病院に入ってから数分後、裁判所により
下された判決が理由不明なまま執行されないことが、
突然発表された。このことを受け激しくショックを受けた
アーマネと彼女の母親は、刑執行の延期理由について
説明を求めた。そして彼女とテヘラン刑事検察庁の判決執行判事との
間で交わされた電話で、刑執行の延期理由を知りたければ
検察庁に来るよう、アーマネに告げられた。
アーマネの母親は、刑執行の延期に対して激しく抗議する一方、
マジードへのキサース刑を命ずる内容の判決文を示しながら、
刑の執行をこれからも追求していく、裁判所が下した判決が
執行されるよう、可能なあらゆる方法を使って関係者たちの
説得に努力する、と表明した。
刑執行の中止に関するアーマネと刑事検察庁関係者との交渉の
結果については、いまだ発表されていない。
アーマネ・バフラーミーは83年アーバーン月12日
(西暦2004年11月1日)、職場を出た際に、セイエド・ハンダーン
地区周辺で、彼女と同じ大学に在籍していた元求婚者の
若者から酸による襲撃に遭った。その結果、彼女の両目は
視力を失い、今までイランとスペインで19回の外科手術を
余儀なくされてきた。彼女は、最高裁判所の支持を受けた
キサース刑の判決の執行を強く主張している。
アーマネは次のように強調している。
「この刑の執行は私自身のために望んでいるのではありません。
むしろ私の目的は、正義が実行されることで、他人に酸をかけ、
その人の人生を破滅させるといった傍若無人な振る舞いを、
犯罪者たちに二度とさせないようにすることなのです」。


コメントです
今日の記事はイラン、イスラム法の話題です。
上記にあるように、被害者の5月頃と8月の
3ヶ月経過後の心情変化についてピックアップ
してみましたが、水面下で示談が成立したような
印象を受けます。
ところで、普段はあまりなじみのない「イスラム法」
このような判決事例で報道があったので掲載しました。


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posted by salsaseoul at 00:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 中東
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