ロイター 2011年 07月 12日
7月11日、国連難民高等弁務官事務所は、ケニアの難民キャンプに
やって来るソマリア難民が、世界で最も貧しく、最も弱い立場に追い込まれて
いるとの見方を示した。写真はケニアのダダーブ難民キャンプで10日撮影
(2011年 ロイター/Noor Khamis)
[ナイロビ 11日 ロイター]
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のアントニオ・グテーレス
難民高等弁務官は10日、干ばつと飢餓から逃れるために
ケニアの難民キャンプにやって来るソマリア難民が、世界で
最も貧しく、最も弱い立場に追い込まれているとの見方を示した。
ソマリアは過去20年間にわたり事実上の無政府状態で、
イスラム系過激派組織アルシャバーブは外国からの
食糧支援を受け入れてこなかった。そのため、多くの難民は
国境を歩いて越え、80キロ離れたケニアのダダーブ
難民キャンプにやって来る。
世界最大の同難民キャンプでは先月、1日当たりの新たな
難民の数が、それまでの3倍となる1300人に増えた。
また、5月の同キャンプ北部地区での5歳未満の死亡者数は
前年比6倍に増え、新たに来た5歳未満の難民の
18―24%が栄養不足だという。
UNHCRで働く栄養士のアリソン・オーマン氏は
「子どもたちの多くがキャンプに到着して24時間以内に
死んでしまう。到着するとすぐに検査し食べ物を与えようと
するが、それでも遅い」と述べた。
同キャンプを訪れたグテーレス難民高等弁務官は
「世界中の難民キャンプを訪れてきたが、このように
絶望的な状況の人々がやって来るのは見たことがない」と指摘。
「世界で最も貧しく、最も弱い立場に追い込まれた人たちが、
ここダダーブ難民キャンプの周辺にはいる」と語った。
コメントです。
先週、南スーダンが独立しましたが、
そのすぐ隣国「ソマリア」は、未だ無政府状態から
抜け出せずにいます。
今日は、ソマリア難民が世界最悪の人道危機に
直面していると国連から発表があった記事を
掲載しました。
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