正恩氏誕生日「金正日逆徒と息子を追い出そう」
産経新聞 1月9日(日)7時57分配信
【ソウル=加藤達也】
韓国の聯合ニュースによると、北朝鮮の対韓国窓口機関
「祖国平和統一委員会」のウェブサイト「わが民族同士」に8日、
「金正日逆徒と息子金正恩を追い出して新しい世の中を作ろう」
などと金父子を激しく誹謗(ひぼう)中傷する書き込みが掲載され、
接続できない状態となった。
書き込みを反逆行為と見なした北朝鮮当局が遮断したものとみられる。
電話やインターネットなどの回線に対する監視が厳しい
北朝鮮のサイトが攻撃を受け、書き換えられるのは異例だ。
北朝鮮はこの日、金総書記の三男で後継者に確定した正恩氏の
29歳の誕生日。サイトには「300万人民が餓死するのに超豪華別荘で
酒宴をする金正日を処断しよう」などと金総書記を指弾するものや、
朝鮮人民軍に対して「金正日逆徒に銃口を向けよう」と呼びかける
書き込みがあった。このほか「南の人民(韓国民)のようにご飯を
食べて幸せに生きよう」と訴えるものもあった。
また、中国の王様の前で金総書記がひざまずき、
土下座する正恩氏の頭を押さえ「あいさつしろ」と指導する
様子を描いたイラストも掲載。
「金正日の中国訪問は息子、正恩の跡継ぎ承認のため?」
との解説が付けられた。
「緊急」として平壌での軍事クーデター発生や、金正日総書記が
死亡したもようだ−とする虚偽の情報、「人民を搾取する先軍政治」
「先軍で滅びる1月」など北朝鮮指導部を批判する書き込みもみられた。
さらに、動画投稿サイト、ユーチューブの「わが民族同士」には、
金総書記が正恩氏に与えた誕生日プレゼントのベンツなどを
満載した列車が事故に遭うアニメが投稿された。
韓国の脱北者団体などでは「何者かが誕生日を狙って心理戦
攻撃のハッキングを仕掛けた」との情報が流れているが、
聯合ニュースは8日、北朝鮮による延坪島砲撃を非難する
韓国のコミュニティーサイトの会員が自らハッキングを認めたと報じた。
この会員は「わが民族同士」の投稿欄に、各行の冒頭の文字を
つなぐと金父子を罵倒する内容となる詩を掲載したが、6日から
7日にかけ北朝鮮がコミュニティーサイトに報復のサイバー
攻撃をかけてきたと説明。「これに憤激し、ハッキングした」という。
関連記事です。
サイバー攻撃? 北朝鮮関連HPダウン
北朝鮮の対韓国窓口機関「祖国平和統一委員会」のホームページ
「わが民族同士」が8日、接続できない状態となった。7日深夜までは
アクセスが確認されており、原因は不明。韓国統一省は
「状況を把握していない」としている。
点検のための一時的な閉鎖の可能性もあるが、北京の外交筋の
間では金正日総書記の後継者、金正恩氏が誕生日を8日迎えた
ことに関連しサイバー攻撃を受けたのではないか、との指摘も出ている。
「もうろくした金正日、暴悪な豚金正恩」…
北のツイッターハッキング
金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の後継者とされる金正恩(キム・ジョンウン)の誕生日となった8日、北朝鮮が運営する
インターネットサイトとツイッター、ユーチューブのアカウントが
相次いでハッキングされ金正日・金正恩父子を誹謗して
あざける文章と絵が掲示された。
対南宣伝機関の祖国平和統一委員会が運営しているサイト
「わが民族同士」のツイッターアカウント(@uriminzok)には8日午前、
金父子を露骨に批判する書き込みがされた。この日午前7時ごろ
連続して書き込まれた4件のツイートは、「わが人民の敵金正日
逆徒と息子金正恩を追い出し新しい世の中を作ろう!」など、
北朝鮮の語り口をまねた露骨な内容を含んでいる。ハッキング前に
このツイッターに書かれた最後のツイートは南北対話を要求する
7日午後の声明文だった。この日午後8時現在残されている
誹謗のツイートはツイッター利用者のリツイートで拡散している。
北朝鮮のツイッターアカウントはパソコンではアクセスできないが、
スマートフォンのアプリケーションでは可能だ。
また、「わが民族同士」のメイン画面にも金父子を茶化す絵が
掲載された。現在韓国内からのアクセスが遮断されている
このサイトのメイン画面は、迂回接続したネットユーザーにより
キャプチャーされインターネットで広がっている。これによると、
サイトには「中国なしでは国の自主性も守れないもの乞い外交」と
いう文とともに、金父子が中国皇帝に土下座する絵が掲載された。
このサイトはハッキングされた後サーバーを遮断してアクセス
できなくなっている。動画投稿サイトのユーチューブにも金父子を
戯画化した別の動画が上げられた。
一方インターネットコミュニティサイトのDCインサイドの
「延坪島(ヨンピョンド)北朝鮮挑発ギャラリー」のユーザーらは、
自分たちが「わが民族同士」のサイトなどをハッキングしたと
主張している。あるユーザーが上げた「わが民族同士の状況整理」と
いう書き込みは、「『わが民族同士』の投稿欄に縦読み
(各行の最初の文字だけ読んで解読する方式)で金正日を
誹謗する文を載せたが、『わが民族同士』が報復でDDos攻撃をした。
これに激憤してサイトをハッキングした」と説明している。
これに先立ち、6日の対北朝鮮短波ラジオ自由北朝鮮放送に
よると、昨年12月21日に「わが民族同士」の掲示板には
各行の最初の文字を組み合わせる方式で金日成父子を誹謗する
文が掲載され、サイト運営者らが処罰を受けることになったという。
コメントです。
今日の記事を読んで感じたことですが、
もう、世界中のどこでも、電話線が
つながっているかぎりは情報閉鎖など
不可能なようですね。
さて、北朝鮮の今後の動向ですが、
なにか大きな体制の変化が起きそうなことが
予測されます。
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