高校生の喫煙経験率が2004年の約14%から5年間で
半分以下の約6%に減っていることが、岐阜薬科大、
兵庫教育大などによる3万人規模の全国調査でわかった。
喫煙の害への認識が社会全体で強まっていることが
反映しているようだ。飲酒や違法薬物使用の習慣も減っていた。
勝野真吾・岐阜薬科大学長(社会薬学)らが昨年10月から
今年1月にかけて、全国から抽出した高校にアンケートした。
59校の約2万9千人から回答があり、04年と06年の
各約4万人の調査と比べた。 すると、調査までの1年間に
喫煙経験があると答えた高校生の
割合は6.4%で、04年の14.4%、06年の10.7%から
大きく減少。飲酒経験の割合は43.1%で、こちらも04年の
62.8%、06年の55.5%から減っていた。
違法薬物の経験率は04年1.3%が06年には1.6%に
増えたが、今回は0.74%に減少。シンナーや大麻の使用を
誘われた経験も04年、06年に比べ半減していた。
英米独仏など欧米の同年代を対象にした同様の調査では、
大麻の経験だけで20%を超えており、日本は薬物乱用の
予防対策が非常にうまくいっているという。
勝野さんは「社会全体が喫煙に対し厳しくなっていることや、
教育やキャンペーンが効果をあげていると考えられる。だが、
経験率が減って社会の関心が薄れると再び増える傾向があり、
油断はできない」と話す。(鍛治信太郎)
関連記事です。
ちょっと気になった最近の喫煙行動の変化
最近、タバコを吸う人、
ほんと少なくなりましたよね・・・
10数人集まった飲み会で、
ふと気づくと、誰もタバコを手にしていない。
いたとしてもせいぜい1人。
なんだかとっても肩身が狭そうです。
まあ、周囲を気にせず、
泰然と吸ってる人もいますけどね。
ちょっと気になったので、
の結果を見てみたら、平成20年(2008年)現在の
成人男性の平均喫煙率は39.5%、成人女性は同12.9%
ということでした。
成人男性の喫煙率のピークは、
昭和40年以降では83.7%(昭和41年、1966年)。
それでも、現在でも喫煙率約40%ということは、
男性の2人に1人弱は吸っているわけです。
というのも、あまり吸わなさそうな若い人たち、
つまり20代男性の喫煙率は、むしろ全体平均より高く、
50%を超えているのですよ。
逆に印象より低いのは60代(30%強)、50代(50%弱)の男性。
健康を気にして止める人が増えているということですかね。
というわけで実感に合わないのは、
自宅などでは吸っているけど、それ以外では、
吸える場所がどんどんなくなってきたし、
周囲に遠慮して我慢している(あるいは隠している)人
が多いということでしょうか。
そういえば、
と思って興味本位で調べてみましたが、
さすがに全国的な調査は見つかりませんでした。
ネットで検索してなんとか見つけた、
秋田市周辺の15の高校の生徒対象の調査をご紹介すると、
高校3年男子の喫煙経験率(1度でも吸ったことがある)は、
・1999年→50%
・2005年→21%
*喫煙経験率は、タバコを吸ってみたことがあるという数字
であり、必ずしも喫煙を常用・継続しているわけではない点、
ご注意ください。
わずか10年前でも、
高校3年生ともなれば男子の2人に1人は
タバコを試したことがあったのに、最近は
5人に1人しか経験してないのですね。
女子の場合も、3年生の喫煙経験は、
約30%(1999年)から、10%強(2005年)とやはり半減。
未成年の喫煙経験が低下した理由ですが、
タバコの健康に対する悪影響についての心配以上に、
「大人の象徴」としてのタバコの価値・魅力が
低下したからでしょうね。
子どものころは、
ちょっと背伸びしたいという気持ちから、
大人の真似をしたくなるもの。
その一つとして、
こっそりタバコを吸ってみたくなったわけです。
(私もそうでした)
でも、もはや吸う大人をほとんど見かけないし、
あんまりカッコイイものでもなくなったので、
子供たちも真似をする気がしないんでしょうかね。
ところで、ご存知の方も多いと思いますが、
こうした全体的なタバコ喫煙率の低下傾向に反して、
上昇傾向にあるのが女性の喫煙率です。
まだ20%を超えた程度ではありますが、
今後も増加し続けるのでしょうか?
また、なぜタバコを吸う女性が増えてるんでしょうね?
(ダイエット目的というのはよく聞きますけど・・・)
コメントです。
喫煙経験率についての発表ということで、かなり
好感の持てる数字でした。
このことを単純にポジティブに捉えれば、
最近の「おとな」の見かねた行為、
例えば、
「モンスターペアレント」
「公務員や役職にある人物の性犯罪。また、道徳を忘却した犯罪」
「正規雇用からはずれた層。または全体に見られる雇用不安」
など、未成年者から見ると、とても恥ずかしい大人・希望の
持てない社会を「反面教師」として、身近なところでエリを正して
喫煙への興味などが低下しているのであれば、
良い傾向だと思います。
ただ、次の懸念材料は、統計を作成した専門家機関が
十分考慮していると思いますが、最近に限らず、ずっと
継続している景気の低下で就学が困難に
陥った家庭も多くあるといわれいます。
すると、本来なら統計上に乗って来るはずの同年代
彼・彼女たち、つまり進学断念、退学、中退等で就学して
いない未成年層の喫煙率・経験率が除外されているとしたら、
実はもっと深刻な統計値が隠れているかもしれません。
もちろん、それだと少し残念な結果になりますね。
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