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2010年03月15日

露、旧ソ連友好国に商機 “原発商戦”激化

露、旧ソ連友好国に商機 “原発商戦”激化

3月15日20時29分配信 産経新聞

【モスクワ=佐藤貴生】ロシアはプーチン首相のインド訪問で、
原子力発電所建設の受注獲得に成功した。インドは経済成長を
支える電力需要を確保するためエネルギー供給源の分散化を
急いでおり、海外で原子力ビジネスを拡大したい双方の思惑が
一致した形だ。ベトナムやタイ、フィリピンなど東南アジア諸国でも

原発建設の機運が高まっており、欧米や日本、韓国にロシアを
巻き込んだ争奪戦は激化しそうだ。
プーチン首相は12日、ニューデリーでシン首相と会談。同行した
イワノフ露副首相は記者団に、「インド国内の3カ所で16の原子炉を
ロシアが建設することで合意した」と述べた。
ロシアは以前、インド南部タミルナド州のクダンクラム原発の原子炉
建設を受注しており、うち1基は年内にも稼働する見通し。今回は
同原発で最大6基の原子炉を増設する事業に加え、東部・西ベンガル州
ハリプールでの原子炉6基の建設事業などを受注した。
インドの原子力市場は2005年、米国が平和利用協力に舵を
切って国際競争が本格化した。ロイター通信によると、今年、
7%の経済成長が見込まれるインドは、エネルギー需要に占める
原子力の割合を倍増させる長期計画を打ち出しており、
市場規模は1500億ドルともいわれる。
ロシアは今回、インドの市場争奪戦で一歩リードした形だが、
楽観はできない。インタファクス通信によると、仏国営原子力企業
アレバも原子炉6基の建設を受注したとみられるほか、
東芝傘下の米ウェスチングハウスと日立製作所・GE
(ゼネラル・エレクトリック)の連合に加え、カナダや韓国の
企業もインド側と協議している。
半面、インドでの受注増でロシアの東南アジア進出に弾みがつく
可能性もある。2月には日本やフランスと争う中、ベトナム中部
ニントゥアン省の原発建設(2基)の受注も得たとされている。
ベトナムは同時に、中印などと並ぶロシアの兵器売却先の
「5指に入る」(国営ロシア通信)という。ロシアが旧ソ連時代の
友好国に、兵器売却をからめて原発の“商談”を進める手法は
インドと共通している。
東南アジアでは、ベトナムのほかにも、タイやインドネシア、
フィリピンなどで、不足するエネルギー対策と地球温暖化対策の
一環として、原発の稼働が検討・計画されている。

ロシアにとって、原子力ビジネスは石油・天然ガスと並ぶエネルギー
輸出の中核だ。プーチン首相の訪印中には、1986年の
チェルノブイリ原発事故を引き合いに原発の安全性を問う声が

記者団から上がったが、首相は「ロシアの原子炉は世界で
最も安全だ。中規模の旅客機が墜落しても耐えられる」と豪語し、
国を挙げてセールス活動を続ける姿勢を示した。



関連記事です。
日本のお家芸 「原発受注」 他国に敗退

原発受注、日本がベトナムでも敗退 ロシアが獲得

【ハノイ=岩本陽一】ベトナムで計画されている東南アジア初の
原子力発電所建設プロジェクトで、同国政府は第1期工事(原発2基)を
ロシアの国営原子力企業ロスアトムに発注する方針を固めた。
軍事協力なども含めた攻勢が決め手となったもよう。
官民一体の「オールジャパン体制」で受注を狙っていた日本勢だが、
昨年末にアラブ首長国連邦(UAE)アブダビ首長国の原発プロジェクトで
韓国勢の受注を許したのに続き、再び敗退した。
今後は第2期工事(同2基)の獲得に全力を挙げる。(後略)

このニュースは、とても気になります。
「世界の原子炉建設の技術は日本抜きには成り立たない」と、
渡部昇一氏が何かの雑誌に書かれていました。
世界の原子炉技術は三菱重工、東芝、日立の三社が掌握する、
ほぼ独占状態のはずでした。
日本の技術が劣ってきたからではありません。
他の国が日本に追いついてきたのです。
日本勢が、昨年末に、アラブ首長国連邦の原発建設で
韓国勢に敗退した理由は、
李明博大統領が、直轄チームを率いて6回も現地政府首脳に
電話攻勢をかけ、現地入りして力を入れたからです。
そして、今回のベトナム受注もロシア勢力にも負けてしまいました。
当初は、日本やフランスが優勢と伝えられていたのです。
逆転された理由は
昨年12月訪露したベトナムのズン首相とプーチン首相との間で交わした
原発建設の覚書調印がきっかけだといいます。
ロシアが、軍事や資源協力を武器にした競争に競り勝ったためです。
李明博大統領といい、プーチン大統領といい
国益のためにトップセールスを行っています。
比べて、我が国の鳩山総理は、なにをしているのでしょう。
富の分配ばかりに重きを置いているので、「あなたの命を守りたい」と、
能天気に国会で詩を朗読するばかり。
日本の原子炉建設の技術力や運転管理のノウハウは
優れているとされるだけに、企業の自助努力はもちろんですが
他国に比べて、日本の政治的交渉力や積極的な首脳外交への
力の注ぎ方が、圧倒的に民主党は足りないのです。
今日、行われた党首会談などは「政治とカネ」の問題に
多くの時間を費やすよりも
民主の弱点、
“将来、わが国は なんで飯を食っていくのか” ここの展望のなさに
的を絞って、自民党は攻めるべきではなかったかと思います。



コメントです。
今日は掲載記事に少し水を差すような内容で申しわけ
ありませんが、一時期、欧州では先を競って「脱・原発」
方向にありました。
ところが、最近の「CO2削減」等のエコブームを背景に、
「脱・原発」の潮流が急速に失われて、あげくの果てに
受注競争及び営業力を、国際間で個々の国力に
照らし合わせて話題にしています。

もちろん、原子力発電はひとつの選択肢です。
ですが、
それを環境保護のために選択するのか、
それとも、単純に石油・天然ガスに代表される「化石燃料」の
枯渇対策としてそれを選択するのか、現在はちょうど人類が
その岐路に立たされているのかもしれません。
このことは、とても結論がでるような議題ではありませんが、
それでも常時留意していきたいテーマですね。








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posted by salsaseoul at 23:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 欧州
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