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2009年12月09日

<北朝鮮>デノミ新通貨開始 市場、金総書記糾弾の場に

 
【ソウル西脇真一】北朝鮮で7日、通貨ウォンのデノミネーション
(通貨呼称単位の変更)に伴う新貨幣の使用が始まったようだ。
ただ、新通貨が行き渡らないなど商取引ができない状態が続いて
いるとの情報もあり、依然大きな混乱が続いているとみられる。
北朝鮮はデノミを機に統制経済への回帰を狙ったようだが、
商売人からは抗議の声も出て、デノミへの賛否が渦巻く中で
当局の思惑通りにいくかは不透明だ。
韓国の人道支援団体「良い友達」は8日、「(混乱が激しく)価格が
決まらずまだ商売はできない」など北朝鮮からの声を伝えた。
平壌で今月3日にコメの価格が従来の3倍に跳ね上がったとの
情報も紹介した。
韓国紙の朝鮮日報も8日、北朝鮮消息筋の話として
「必死に働く女性たちが極度に腹を立てている。
市場は金正日(キム・ジョンイル)総書記糾弾の場と化している」
などと報じた。市場で働く中心は子供のいる女性らだが「保安員が
制止しても抗議が止まらない」状態だという。
北朝鮮の朝鮮中央銀行当局者は、在日本朝鮮人総連合会
(朝鮮総連)機関紙「朝鮮新報」に対し、デノミに伴う貨幣改革の
目的を「社会主義経済の管理原則と秩序を強固にする」と説明。
「国家の経済能力が強化され市場の役割は弱まる」と展望を語った。
この当局者は「国のために働く勤労者を優待する措置」とも述べた。
新興の商売人と一般住民との貧富の差が拡大していたからだ。
現金での旧貨幣と新貨幣の交換比率は100対1。新貨幣への交換を
「10万ウォンまで」と制限したのも、富裕層への締め付けとみられる。
半面、当局は労働者の賃金をデノミ以前の額面のまま維持する
方針で、賃金は事実上100倍になる。
一方、脱北者団体の「NK知識人連帯」は「国営企業で働くため
商売ができず、生活が苦しかった労働者たちは今回の措置を
歓迎する雰囲気だ」と伝えてい る。また、北朝鮮北部の
咸鏡北道(ハムギョンプクド)からの情報では、食糧配給が始まり
混乱した雰囲気が収まりつつあるという。
しかし、北朝鮮は毎年100万トンという慢性的な食糧不足が
続いており、いつまで配給が維持できるのかは不明。
また、モノ不足の中で早晩、物価が急上昇 するとの指摘もある。
ソウルの外交筋は「当面は、商売人ら今回の措置で打撃を
受けた層の不満をどうコントロールしていくかがかぎ」と指摘する。

 ◇02、08年にも計画?
北朝鮮が流通させた新貨幣には、いくつかの特徴がある。
朝鮮総連機関紙「朝鮮新報」の平壌発の報道によると
紙幣は最高額面5000ウォンをはじめ9種類、コインは
5種類がある。しかし発行年はどれも「02年」か「08年」だった。
韓国の北韓大学院大学の梁文秀(ヤン・ムンス)教授は
「当時もデノミを準備したものの、何らかの事情で実施に
至らなかったのでは」とみる。02年7月、 北朝鮮は公定価格や
給料の引き上げなどの経済改革を実施している。
08年については「金総書記の健康悪化で延期されたの
かもしれない」と推測する。
一方、新紙幣には金総書記の生家だとする建物や生母である
金正淑(キム・ジョンスク)夫人の生家もデザインされた。
「家系の神格化が進んだ」と指摘するメディアもある。


関連記事です。
北のデノミ、反体制暴動の導火線になるか?


【朝鮮半島ウオッチ】

北朝鮮で通貨切り替え(デノミネーション)に伴う住民の
抗議と混乱が、これまでにない規模で広がっている。デノミ
住民の市場経済を直撃、中朝の物流はほぼ止まり、資産を
失ったことで自殺に追い込まれた者も出ているという。
韓国政府や関係当局は、抗議が反政府行動にまで発展するか
どうか情報収集を始めた。通貨の切り替えは6日までで、
7日から旧貨幣は紙くずとなる。住民の「これまでにない不満」と
北朝鮮
当局の緊張の行方は、予断を許さない。(久保田るり子)

平壌や地方都市では、このところ、当局に抗議する住民の姿が
外国人に確認されている。混乱しているのは、通貨交換に
1人10万ウォンという上限が設けられており、換金できなかった
私財は7日以降、紙切れになってしまうからだ。

絶望した住民が家に放火したとの話や、列車が動かなくなったとの
情報もある。市場の機能まひで強盗が横行するなど社会不安も
高まっている。当局側は国家保衛部(公安警察)、保安省(警察)の

人員を駅前などに配置し、争乱の監視を開始したもようだ。
「財産を奪われ、『もう生きていけない』と自殺したものが多数、
出ているようだ。怒りは政府に向かっているが、これが反政府の
動きになるかどうかは、まだ わからない。だが、近年ではなかった
不満の噴出だ」
(韓国のNGO北朝鮮民主化委員会幹部で朝鮮日報記者の姜哲煥氏)。

コメントです。

北朝鮮当局の強引なデノミの実施により、
国内市場はかなり大混乱を招いているようです。
ところで、この程度の混乱がすぐに北朝鮮の崩壊につながる
とは思えませんが、それでも記事の内容から国内一般人の
意識は、以前と比べて確実に変化しているようです。
おそらく、世界中でこれだけ情報公開が進めば、北朝鮮の人びとの
意識も変えざるを得ないと思います。

昔、東欧諸国が崩壊するきっかけとなったのは、
西欧諸国からラジオの電波にのって流れてくる
ロックの曲と、その自由な発言に満ちあふれた歌詞
だったと、言われています。

はたして、今回、東の果てで起こった騒動は、
北朝鮮国内で浄化力を発生させることができるでしょうか?

 



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posted by salsaseoul at 00:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 韓国・北朝鮮
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