時事ドットコム 2020年12月12日(土)

厚生労働省は11日、ゲノム編集技術を使い、アミノ酸の一種「GABA」(ギャバ)を豊富に含むようにしたトマトについて、開発企業からの販売に向けた届け出を受理した。ゲノム編集技術を使った食品の届け出は初めて。
厚労省は、別の遺伝子を導入しないゲノム編集は従来の品種改良と差がないと判断し、安全性審査や表示を義務付けていないが、無審査での流通を懸念する声も上がっている。
高GABAトマトはベンチャー企業「サナテックシード」(東京)と筑波大が共同開発した。改良前に比べ5〜6倍のGABAを含有し、血圧の上昇を抑える効果が期待できる。店頭に流通するのは2022年1月以降と予想される。
別の作物などからの遺伝子を取り込んだ「遺伝子組み換え食品」について、国は安全性の審査を義務付けている。一方、ゲノム編集食品で、外部から遺伝子を導入していないものについては、審査の必要はない。
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ゲノム編集とは、多数の遺伝子の中から、狙ったものだけを正確に操作する技術のこと。「(1)DNAを切り取るための酵素を細胞に注入」 「(2)標的の遺伝子を見つけ出し、破壊する」「(3)破壊した遺伝子の一部を置き換えたり、別の遺伝子を導入したりすることでゲノムを改変する」という流れが、基本的な方法です。
従来の遺伝子組み換え技術でもそうした操作は可能でしたが、従来の方法では、狙った遺伝子だけにきちんと作用する確率の低さが課題でした。ゲノム編集では、これまでの数百倍から数千倍という高い頻度で操作できるため、実験効率が飛躍的に向上。農作物の品種改良をはじめ、さまざまな分野に活用されています。
本特集では、2017年3月に、他大学と共に進めてきた研究論文が英科学誌「Nature Biotechnology」電子版に掲載された農学部の寺田理枝教授を迎え、ゲノム編集に関する基本を学習。加えて、消費者の注目が高い「遺伝子組み換え農作物」を取り巻く環境についても紹介します。
以下、リンク先に続く⇒
参考(日本経済新聞より)

コメントです
ゲノム編集食品の初届け出
記事です。
これだけ見たら一般消費者には
不安が募るだけなので、
ゲノム編集食品
品種改良食品
遺伝子組み換え食品
少しまとめてみました。
余談ですが、原種に近い
さつまいも、古代米等を
食べてみたことが
あります。
現在流通している作物に
比べて味や風味も
劣り、あまりおいしいもの
ではありませんでした。
比べて味や風味も
劣り、あまりおいしいもの
ではありませんでした。
現在流通している
作物は、長年かけて
品種改良によって
栽培、食、に適するように
作物は、長年かけて
品種改良によって
栽培、食、に適するように
改善されたものです。