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2016年11月06日

大阪に「がん細胞バンク」、抗がん剤開発に活用へ

朝日新聞 2016年11月4日

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大阪府立成人病センター(大阪市東成区)が来年4月から、
患者から取ったがん細胞を保存する「がんバンク(仮称)」の
運営を始めることが4日、わかった。
がん細胞を培養する新技術を使い、抗がん剤の開発や
患者ごとに適した治療法の選択に生かすねらい。

がん細胞は広がり方や薬の効き方に個人差がある。
多くの細胞を集めて、細かな違いが分かれば、抗がん剤を
使う前にがん細胞を調べ、効果的な薬を選べるようになる。
ただ、手術で取り出したがん組織の多くはすぐに死滅し
始めるため、患者のがんの「個性」を保ったまま、試験管内で
薬の効果を調べたり、実験動物でがんを再現したり
することが難しかった。

同センター研究所生化学部門の井上正宏部長らは、
がん細胞を「生きたまま」培養する技術を2011年に開発。
患者から取り出したがん細胞を微細な網でこし、残った塊を
マウスの体内で増やして凍結保存する。

 この技術を使えば、必要な時に解凍して、実験動物の
体内や培養皿の上でがん細胞を増やし、新薬の候補を
試したり、既存の抗がん剤を組み合わせて使ってみたり
することができる。これまでに大腸がん50種類、肺がん
30種類の細胞を保存。来春、センターが大阪市中央区に
移転し、「大阪国際がんセンター」に改称するのに合わせ、
保存した細胞を製薬会社や他の研究機関にも使って
もらえるようにする。

患者ごとに効く薬を特定できれば、将来的には患者に
よく効く薬を事前に調べられる「個別化医療」につながる
可能性もある。井上さんは「個別化医療を実現するには
この方法で実績を積み重ねていく必要がある」と話している。

患者からとったがん組織を増やす技術は、慶応大の
チームも最適な栄養を与える別の方法を開発。
大腸や胃などのがん細胞を使い

抗がん剤の効果を調べるのに役立つか確認している。
(合田禄)



コメントです
がん治療のアシスト的研究についての
記事です。
この記事にあるように、発病のメカニズムの
解析によって、より効果的な治療の
可能性が広がります。
ところで、できれば、その解析データを
がん発病に関しての予防医学にも
活用できれば、よりすばらしいのですが…
なかなか製薬会社とのしがらみがあって、
それは難しいでしょうね。

posted by salsaseoul at 02:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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