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2016年04月12日

動物から人、移植容認へ 1型糖尿病にブタ細胞 厚労省研究班

朝日新聞 2016年4月10日


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動物の臓器や細胞を人に移植する「異種移植」について、
厚生労働省の研究班
(班長=俣野哲朗・国立感染症研究所エイズ研究センター長)は、
これまで事実上、移植を禁じていた指針を見直す。
国内の研究グループは数年後にも、1型糖尿病の患者に
ブタ細胞の移植を計画。患者にとってインスリン注射の
重い負担を減らせる可能性がある。

異種移植は、人からの提供不足を解決する手段として
世界で研究されている。
臓器の大きさや管理のしやすさから、ブタがおもな対象で、
近年は細胞を使って強い拒絶反応を避ける技術が一部で
実用化。海外では人の治療に応用され始めている。

国内では、厚労省研究班が2001年度に作った指針で、
ブタが進化する過程で遺伝子に組み込まれたウイルスを
「人への感染の危険性が排除されるべき病原体」と
している。取り除くことが難しいため、これまで移植が
実施されたことはなかった。

だが、海外ではこのウイルスが人やサルに感染した
報告がないことなどから、危険性の評価を見直し、
新指針では移植後30年間経過を観察することを条件に、
認めることにした。
5月にも厚労省の部会に報告され、事実上の解禁となる。

国内初の臨床研究として、国立国際医療研究センター
研究所(東京都新宿区)などは、1型糖尿病の患者に、
インスリンを分泌するブタの膵島(すいとう)細胞を
移植する計画を進めている。

拒絶反応を避けるため、人の免疫細胞や抗体を通さない
特殊な膜でブタの細胞を包み、患者の皮下に移植する。
実験用のブタを生産している企業と協力して、ほぼ無菌の
ブタを供給する仕組み作りも進める。

研究グループは2〜3年後にも、安全性や動物の細胞を
人に使う倫理面について第三者委員会に諮った上で、
患者に移植する方針。同研究所の霜田雅之・膵島移植
プロジェクト研究長は「異種移植の実現で、膵島の不足を
解消したい」と話している。

 (野中良祐)

 ◆キーワード

<1型糖尿病> 膵島(すいとう)細胞が壊れて血糖を
安定させるインスリンを分泌できなくなる病気。
国内の年間発症率は、10万人当たり1〜2人と
推計されている。生涯にわたってインスリンを注射する
必要がある。膵島を移植する方法もあるが、人からの
提供は極めて少ない。


コメントです
京都大学の山中教授がips細胞を実用化したあたりから、
この類の治療法の実用化が目立ちます。
また、治療法の安全性に対して、疑念の声もあまり聞かれません。
本当に大丈夫なのでしょうか?
 


posted by salsaseoul at 23:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 医療
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