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2016年03月03日

脊髄損傷患者の幹細胞治療、承認審査の期間を短縮へ

朝日新聞 2016年2月11日

脊髄(せきずい)を損傷した患者自身の骨髄から採取した幹細胞を
使って神経の機能を再生させる治療法について、厚生労働省は
10日、画期的な効果が期待できるとして、承認審査の期間を
短縮する「先駆け審査指定制度」の対象とすることを決めた。
脊髄損傷の患者は国内に約20万人いるとされ、リハビリ以外に
有効な治療法がほとんどなく、新しい治療法が求められている。

制度の対象になると、事前調整を進めることで通常1年程度の
審査期間を半年程度に短縮するなど、優遇措置を受けられる。

この幹細胞治療は、札幌医科大が開発。脊髄損傷を対象と
した初めての再生医療の臨床試験(治験)が進められている。
患者から骨髄液を数十ミリリットル採取し、神経や骨、筋肉などに
なる能力を持つ「間葉系幹細胞」を取り出す。1万倍に培養し、
患者の静脈に注射する。傷ついた神経に集まって、神経の
働きを取り戻すという。

治験の成績は明らかにされていないが、厚労省は
「高い有効性を示唆する結果が出ている」という。
同大は2018年までの承認取得を目指している。

厚労省によると、脊髄損傷の患者は、交通事故などで
年に5千人程度増えている。脳からの指示を伝える神経が
傷つくため、手足に重いまひなどの障害が残る場合もある。

同大の本望修教授(神経再生医療学)は「指定で実用化への
スピードが上がるのはよかった。治験を着実に進め、新しい
治療法をなるべく早く患者さんに届けたい」と話す。

先駆け審査指定制度は15年度に始まった。
今回は、再生医療と医療機器を対象に計5種類を指定した。
1〜3年以内の承認を想定しているという。

指定されたのはほかに、ウイルスを用いた悪性脳腫瘍
(しゅよう、神経膠腫〈こうしゅ〉)の遺伝子治療、小児先天性
心疾患への幹細胞治療、若い女性に多い発声障害を改善
させる治療、糖質の一種の水溶液を使って手術後の臓器
の癒着を防ぐ治療。(竹野内崇宏)



コメントです
脊髄損傷による肢体麻痺は、リハビリで車椅子の
自立生活にまでたどり着くことさえ困難なのが
現状ですが、再生医療で失った運動機能が
取り戻せる可能性がでてきたようです。

最近の医療技術の進歩は、まるでひと昔のSF映画の
ようで少し怖い気もしますが、それでも
脊髄損傷患者
だけでなく、難病指定の患者にとっても明報です。


posted by salsaseoul at 22:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 医療
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