【1月20日 AFP】イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が、シリアと
イラクで活動するメンバーの月給を半分に減らす方針を布告した
ことが分かった。在英の非政府組織(NGO)「シリア人権監視団
(Syrian Observatory for Human Rights)」が19日、伝えた。
米主導の有志国連合やロシアによるISの石油関連施設への
空爆強化により、財政状況が悪化した可能性がある。
同監視団が公表した、給与削減に関するISの声明とされる
文書には、メンバーは階級にかかわらず、全員が減給されると
書かれている。ラミ・アブドル・ラフマン(Rami Abdel Rahman)
代表はAFPの取材に対し、ISのシリア人戦闘員の月給は約400ドル
(約4万7000円)から約200ドル(約2万3500円)に減ることに
なると説明。シリア人戦闘員の2倍の給料を受け取っている
外国人戦闘員の場合も、約400ドルに削減されると述べた。
(c)AFP