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2016年01月22日

がん10年生存率58% 5年経過後、部位で差 3.5万人調査

朝日新聞 2016年1月20日

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国立がん研究センターな どの研究グループは19日、
がん患者を10年間追跡して集計した10年後の生存率を
初めて公表した。全てのがんの10年生存率は58・2%で、
5年生存率 より5ポイント近く低かった。
胃や大腸では5年生存率とほとんど変わらない一方、乳房や
肝臓は5年後以降も下がり続けており、部位別の傾向が
浮き彫りとなった。

研究グループは一般的な5年生存率のほか、より長期の
分析を進めており、全国規模の10年生存率が初めてまとまった。
がんと診断された場合、治療でどのくらい生命を救えるかを
示す国の指標となる。

県立のがんセンターや国立病院機構など全国16の
がん専門病院で、1999年から2002年に、がんと診断された
約3万5千人を追跡した。初期から末期まですべての進行度合い
(ステージ)が含まれている。

主な部位別では、甲状腺の91%が最も高く、前立腺(84%)、
子宮体がん(83%)、乳房(80%)と続いた。
低いのは膵臓(すいぞう)(4・9%)で、肝臓(15%)、

胆嚢(たんのう)胆道(20%)、食道(30%)と続いた。

5大がん(胃、大腸、肝臓、肺、乳房)のうち、胃と大腸は
5年生存率と比べて2ポイント前後しか変わらなかった。
臨床現場では現在、5年間が治療や経過観察の目安と
されており、それを裏付けた格好となった。

一方、乳房の場合、5年生存率は9割近いが、5年後以降も
ほぼ同じ割合で生存率が下がる。集計した千葉県がん
センター研究所の三上春夫・がん予防センター部長は
「何年経っても再発し、根治が難しいことを示している」と話した。

肝臓は約3割の5年生存率が1割台に下がる。
肝臓がんは慢性肝炎や肝硬変を経て発症することが多く、
手術ができても再発率が高い。

ただ、調査の対象となったのは10年以上前にがんと診断
された患者で、研究グループでは「医療の進歩で、現在の
生存率は向上している」とする。国立がん研究センターの
堀田知光理事長は「10年前は(治療効果が期待できる)
抗体医薬や分子標的薬が出て間もなかった。
今、診断された人の10年先の生存率はずいぶん
変わっているだろう」と話している。

 (石塚広志)


《調査の詳細》
研究に参加した全国32のがん専門病院のうち、信頼性を
担保するため患者数50人以上、追跡率90%以上などの
条件を満たした岩手から大分までの16病院が対象。
白血病などを除く計28種類のがんと初めて診断された
3万5287人(5〜94歳)を分析した。
患者はがん以外の病気や事故などで亡くなる場合もあるため、
がん以外の死亡の影響を補正した「相対生存率」で示している。
集計結果は全国がん(成人病)センター協議会のサイト
http://www.zengankyo.ncc.go.jp/)で見ることができる。


コメントです
がん発病後の生存率についての話題です。



posted by salsaseoul at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 医療
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