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2015年12月14日

女子の体力「ダンス効果」 小5・中2、過去最高 全国調査

朝日新聞 2015年12月12日

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11日発表された全国体力調査で過去最高となった女子の
体力。これまで、男子に比べて運動不足とされてきたが、
解決法として採り入れられたダンスの 効果が注目されている。
一方、ボール投げは男女ともに過去最低。
幼少期の「外遊び」の少なさが影響したとの指摘もある。

歌に合わせた軽快なステップに、ヒップホップのような上下の
動き。和歌山県教育委員会が2013年度、県内の中学生向けに
作ったダンスDVDの一場面だ。
主に女子の運動不足解消をめざしたという。

県教委が行った09年度の調査で、生徒に「授業以外の1日の
運動時間」を尋ねたところ、中学3年の場合、「2時間以上」の
男子は55%、女子は 38%だった。
そこで、12年度に中学で必修化されたダンスなら女子も
楽しめそうだと、独自のダンスDVDを作ることにした。
14年度、県内中学の65% が体育の授業でこのDVDを
活用。ほかに、小学生向けエクササイズ版も作り、元五輪体操
選手で和歌山出身の田中理恵さんが振り付けした。

今年度の全国体力調査で、和歌山県の中学女子の合計点は
18位。09年度の44位から大きく順位を上げた。

「運動が苦手な子でも始めやすい工夫だ」として、北九州市
教委もダンスDVDを作った。今年度の全国体力調査で、
中学女子の合計点は47・70点。全国平均より低いが、
前年度より1・34点上がった。

横浜国立大の高橋和子教授(舞踊教育学)らが昨年度、
全国の中学生約8千人にアンケートした結果、女子の
大半がダンスの授業を「楽しい」「やや楽しい」と答えた。
「授業以外でもやりたい」という回答も男子より多かった。

 ■ボール投げ、伸びぬ力

「体力調査があるので、子どもにボール投げを教えてほしい」。
体育家庭教師の派遣会社「スポーティーワン」(東京都)には、
親からそんな依頼がある。22年前から指導する
水口高志社長(42)は「子どもの体力は一時期の低水準から
戻りつつあるが、ボール投げの力は低いままという印象」と話す。

体をひねらず、手だけで投げる子どもが多いという。
「体は相手に垂直に」「軸足に体重を乗せて」……。文字通り、
手取り足取り教える。

水口さんによると、ボール投げは複数の動きが組み合わさり、
その動きは幼少期の外遊びで自然に身につく。
ボール投げが苦手な子どもの親に尋ねる と、外で遊んだ
経験が少ないという。スポーツ庁の担当者は
「ボール投げを禁じた公園も少なくない。
学校以外でボールを投げることが少ない」と話す。

長野市立川田小学校ではこの6年間で、児童のボール投げの
平均記録が男女とも6〜8メートル伸びた。
ドッジボールのときに、少し空気を抜いたソフトバレーボールを
使うことで、しっかり握って投げる習慣がついたという。
吉越秀之教頭は「学校で野球やバスケットボールなど、

保護者も参加したスポーツ指導がさかんになったことも
影響していると思う」と話す。(岡雄一郎、伊木緑)

関連記事です。
小5男子は最低に 全国調査


スポーツ庁は11日、小学5年と中学2年を対象にした
2015年度の「全国体力調査」の結果を公表した。
女子は小5、中2ともに、測定した8種目の成績を点数化
して合計した「体力合計点」が、調査を始めた08年度
以降で過去最高となった。同庁学校 体育室の担当者は
「運動に距離がある女子を巻き込む取り組みが、
ある程度結実した」とみる。

今年4〜7月、全国の小5と中2のほぼ全員の約213万人を
対象に実施した。女子の体力合計点は中2が49・0点
(昨年度48・5点)、小5が 55・2点(同55・0点)で
いずれも過去最高を記録。種目別でも小5で「長座体前屈」
「反復横跳び」「20メートルシャトルラン」「50メートル走」
「上体起こし」(腹筋運動)の5種目、中2では「立ち幅跳び」
「持久走1千メートル」を加えた7種目が過去最高だった。

かねて指摘されてきた女子の運動不足もわずかに改善が

みられた。同時に実施した児童生徒へのアンケートによると、
体育の授業を除く週の合計運動時 間が「60分未満」と
答えた子の割合は中2女子で20・9%
(昨年度比0・9ポイント減)、小5女子で12・9%
(同0・4ポイント減)だった。

スポーツ庁の鈴木大地長官は11日の会見で、ダンスを
採り入れて女子の体力向上を図る和歌山県の例を挙げ、
「体を動かす喜びを理解してもらう効果がある。
成功例を全国に周知することも必要」と話した。

一方、小5男子は「上体起こし」「長座体前屈」で過去最高を
記録しながら、3種目が過去最低だったため体力合計点も
過去最低となった。特に「ソフトボール投げ」は過去最高
だった09年度と比べて2・9メートル低下した。
また「握力」「ボール投げ」は小中男女すべてで過去最低だった。

調査を担当した筑波大の西嶋尚彦教授(スポーツ統計学)は
「体力向上の効果が出た種目があるなか、実際の運動能力を
問うボール投げのような種目は下がり続けている。
部活動や体育などをきっかけに運動能力向上に
取り組んでほしい」と話した。(伊木緑)

     ◇

 全国体力調査の8種目 @握力A上体起こし
B長座体前屈C反復横跳びD50メートル走
E立ち幅跳びFソフトボール投げ(中学はハンドボール)
G20メートルシャトルラン(中学は持久走でも可)




コメントです
サルサでもアルゼンチンタンゴでも社交ダンスでも、
ダンスサークルでは女子がだんぜん元気です。
なので、女子児童がダンス効果で体力が向上している
ことは、しごく当然です。
それに対して男子児童。
ポータブルゲームのやりすぎですね。
もう少し外で遊んだほうがいいでしょう。


posted by salsaseoul at 00:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 医療
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