home003.gif

2015年10月12日

常駐の住職いない寺1万2千カ所 檀家減少や後継者不足

朝日新聞 2015年10月11日

7万を超す全国の寺院のうち、別の寺の僧侶が住職を
兼ねていたり、また住職がいなかったりして常駐する
住職のいない寺が、1万2千カ所にのぼることが
朝日新聞の調べでわかった。
過疎・高齢化による檀家(だんか)の減少や住職の後継者
不足などが要因で、今後「寺の消滅」が加速する可能性がある。
文化庁の宗教年鑑(2014年版)によると、全国の仏教系
宗教法人の寺院は7万5900。今回、全国の寺の約8割を
占める主要10宗派(曹洞宗、浄土真宗本願寺派、真宗大谷派、
浄土宗、日蓮宗、高野山真言宗、臨済宗妙心寺派、天台宗、
真言宗智山〈ちさん〉派、真言宗豊山〈ぶざん〉派)に今年2月時点で
この10年間の所属寺の状況を尋ね、日蓮宗以外の9宗派から
回答を得た(高野山真言宗は09年以降)。

専従の住職がおらず、別の寺の僧侶が住職を兼ねる「兼務寺」は
1万496、住職がいない「無住寺」は1569で計1万2065カ所
(全体の約16%)。10年前の調査や記録がない真宗大谷派と
高野山真言宗を除く7宗派では、10年前の計9104から

803増えた。宗派別では曹洞宗、浄土宗、真宗大谷派の順に多く、
真言宗の智山(ちさん)・豊山(ぶざん)両派、
臨済宗妙心寺派は所属寺の3分の1にのぼる。

兼務寺には、豊臣秀吉が長浜城の鬼門よけに移築し、
国重要文化財の十一面観音像をまつる知善院
(ちぜんいん、滋賀県長浜市)や、空海の創建とされ、
小堀遠州作と伝わる庭園が有名な長楽寺
(ちょうらくじ、浜松市)など、観光客が訪れる所もある。

兼務・無住寺は経営が成り立たなくなると、宗教法人としての
任意解散や吸収合併といった手続きを経て、消滅する
可能性がある。今回の調査では、10年間で9宗派で
計434寺が消えていた。

寺の消滅は檀家にとって、先祖代々の墓の維持や
葬儀・法事を託す先や、お盆など伝統行事の喪失に
つながる。浄土宗の中村在徹(ざいてつ)・総務局長は
「地域コミュニティーの中心という寺も多い。なくなれば地域の
つながりも消える。仏教界として最大の問題だ」と危惧する。
(岡田匠)

     ◇

〈住職〉 
一般的に寺院の代表役員のこと。宗教年鑑(14年版)に
よると、主要10宗派の僧侶ら「教師数」は約9万3千人
(うち女性は約9500 人)で10年前より約1万2千人減った。
宗派によって異なるが、僧侶になるには剃髪(ていはつ)
するなどして出家し、系列の宗門校などで学び、本山や
専門道場で修行する。住職には世襲でなることが多いが、
本山の推薦で後継者のいない寺に入ったり、先代住職の
娘と結婚したりして住職になる場合もある。

コメントです。
住職の収入は、失礼ながら一般世帯より
高額な印象がありましたが、今日の記事を
読んでそんな時代はとっくに終わっている
ことを認識しました。
(現在でも、京都の有名なお寺はそうかもしれませんが)



posted by salsaseoul at 23:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本・社会
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/165581201
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック