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2015年09月24日

インド人口の爆増で変わる地球の人口動態

ニューヨーク・タイムズ・ニュースサービス
2015年9月20日

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インド西部ムンバイのローカル列車(AP)。車内に入りきれない乗客が車体にぶら下がる

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ムンバイの駅近くの通りを行き交う人々(AP)。人であふれかえる

 人口学者たちの間では、インドの人口がいずれ中国を
追い越すであろうことは知られていた。
しかし、その時期がこれほど早くくるだろうとは予測されて
いなかった。

国連は2年前、インド人口が世界1位になる時期を
2028年とする見方を明らかにしていたが、7月29日の
最新発表では、もっと早まって22年になろうと修正した。

国連社会経済局(DESA)の人口部は、この15年修正
報告書で、現在の中国の人口を13億8千万人とし、インドを
13億1千万人としている。しかし7年後には、両者はそれぞれ
14億人に達するとみる。

報告書によると、インドの人口はその後も数十年間は
増え続け、30年に15億人、50年時点では17億人になる。
一方の中国は30年代までは14億人レベルで推移する
ものの、その後は減少に転じる。

地球全体の人口については、この報告書は現人口を
73億人とし、50年までに97億人に増加すると推計。
2年前に発表された推計値96億人よりも1億人ほど多い。
さらに、21世紀末には112億人に達するとしている。

現在から50年までの間の推計だと、人口増加が目立つのは
主にアフリカ諸国や従来の人口大国だ。この間の人口
増加の約半分は、以下の国々に集中するとみられている。
つまり、インド、ナイジェリア、パキスタン、コンゴ民主共和国
(旧ザイール)、エチオピア、タンザニア、米国、インドネシア、
ウガンダの計9カ国である。

一方、上記と同じ期間に、計48カ国で人口の減少が
見込まれる。その多くはヨーロッパの国々で、数十年前から
すでに出生率の低下が目立ち始めてい た。報告書によると、
50年までに人口が15%以上減るとみられる国は、
ボスニア・ヘルツェゴビナ、ブルガリア、クロアチア、
ハンガリー、日本、ラトビア、リトアニア、ルーマニア、
セルビア、ウクライナなどだ。

人口が多い国のトップ10をみると、
アフリカが1カ国(ナイジェリア)、
アジアが5カ国
(バングラデシュ、中国、インド、インドネシア、パキスタン)、
ラテン・アメリカが2カ国(ブラジル、メキシコ)、
北米が1カ国(米国)、ヨーロッパが1カ国(ロシア)である。
このうち、ナイジェリアの人口は現在世界第7位だが、
増加率が高く、50年までには米国の人口を抜き、世界で
3番目の人口大国になるとみられている。

今回の人口修正報告書は、人口の高齢化についても
いくつかの顕著な事実を指摘している。地球の全人口の
うち、80歳以上は50年時点で現在の3倍 に増え、
2100年までには7倍になると推定。しかし、ヨーロッパに
限っていえば、現在80歳以上の人口が28%を占めて
いるが、50年には16%、 2100年には9%にまで
低下するとみられるという。

近年、平均寿命は著しく伸びているが、同報告書も
この傾向が続くと見込む。

平均寿命は、地球人口全体でみると、2000年〜05年で
男性65歳、女性69歳だった。それが10年〜15年では
それぞれ68歳、73歳にまで伸びている。

報告書によると、地球人口の男女を合わせた平均寿命は
10年〜15年が70歳だが、45年から50年には77歳に
なり、95年〜2100年には83歳まで伸びる。

こうした国連による人口統計や展望は地球規模の
トレンド(動向)を知る重要な手掛かりになる。
同時に、この人口の動態データは世界の健康など
さまざまな重要問題を考える際の資料として役に立つ。
(抄訳)

posted by salsaseoul at 01:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 南アジア・インド周辺国
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