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2015年03月01日

連日パリを脅かすドローンの正体は?

連日パリを脅かすドローンの正体は?2015年2月26日 News Week

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フランスの捜査当局は25日、ドローン(無人機)を飛ばしていた
アルジャジーラの記者3人を逮捕した。パリでは1月の連続テロ以降、
厳重な警戒が敷かれるなか、今週に入って連日不審なドローンが
目撃され、緊張が高まっていた。だが、これでドローン騒動が
解決したとはとうてい言えないようだ。

パリの検察当局によると、3人の記者はパリ西部の森林公園
ブローニュの森でドローンを飛ばしていたところを捜査員に見つかり、
拘束されたという。記者たちの目的は不明で、それまでに
目撃されたドローンと今回の逮捕は「今のところ関連性がない」と、
検察当局は述べている。

フランスでは昨年10月以降、原子力発電所や原子力潜水艦の
基地周辺で不審なドローンの出現が相次ぎ、1月20日には
大統領官邸の上空でも目撃されて警戒が高まっていた。

パリ上空に無許可でドローンを飛ばせば、最高で

懲役1年と8万5000ドルの罰金を科される。

3人の記者は70歳と54歳と36歳。カタールのドーハにある
アルジャジーラ本社は、「アルジャジーラのイギリス人記者3人がパリ
で謎のドローンについて報道するために撮影を行っていたときに逮捕
された」と発表。「詳しい情報が入りしだい改めてコメントする」と述べた。

3人のうち「1人がドローンを操縦し、もう1人は撮影を担当、あとの

1人はその様子を見ていた」と、フランスのメディアは捜査関係者の
談話を伝えている。

23日夜から24日未明にかけてパリのアメリカ大使館近くなどで
ドローンが飛んでいたという情報が寄せられ、警察が捜査に
乗り出していた。24日 夜から25日にかけても、パリ東駅近く、
オペラ座、チュイルリー庭園、エッフェル塔、トゥール・モンパルナス
など主要な建物や観光名所の周辺を飛ぶドロー ンが相次いで
目撃された。誰が何の目的で飛ばしたか、何機のドローンが
使用されたか、組織的な動きかどうかなど、すべてが謎に
包まれている。

1月7日に風刺週刊紙シャルリ・エブドの編集部が襲撃され、
その後に容疑者がスーパーマーケットに立てこもるなどで
合計17人の犠牲者が出た連続テロ以降、パリではテロへの
警戒感が高まっている。そうした中で正体不明のドローンが
出現し、市民の不安は募る一方だ。

フランスの捜査当局は、落下して歩行者に衝突する可能性を
除けば、ここ数日に現れたドローンは直接的な脅威ではないと
発表している。悪質ないたず らとの見方もあるが、テロ計画に
備えて警備体制を偵察する目的で飛ばされた可能性もあり、
警察はドローンの追跡と操縦者の特定に全力を挙げている。


関連記事です。

フランス政府が厳戒態勢
〜目的不明のドローン原発上空飛行

フランスの原子力発電所の上空で、謎めいた――また懸念を
招きそうな――ドローンの飛行が頻発しており、先日、フランス
中部で
3人の若い模型飛行機マニアが逮捕されたにも
かかわらず、謎は解明されていない。

たいてい夜間に目撃される、無人の小型ヘリコプターの違法な
飛行は当初、単なる迷惑行為で片付けられていた。
だが、最近になって、一晩で何百マイルも離れた
5か所の原子炉を
ドローンが統一多発的に「訪問」するにおよんで、フランス政府は
厳重警戒を余儀なくされるようになった。

反核活動家らによる嫌がらせ作戦が最も妥当な説明になると
考えられている。テロ集団がフランスの核施設
19か所の
警備体制を試している調査飛行である可能性も除外されていない。
その後、
6日になってシェール近郊のベルヴィル=シュル=
ロワール原発の近くで、
24歳と31歳の男性2名、21歳の女性の
3人が逮捕された。
警察発表によれば、
3人は比較的に簡単なドローン――
100ユーロ(14000円余り)ばかりでインターネット通販
されているタイプ――を飛ばそうとしていた。

彼らが起訴される可能性はあるが、10月初め以降の原子力
発電所
13か所の上空の飛行規制空域に対するもっと精巧な
ドローンによる侵入の嫌疑はないものと思われる。
捜査情報筋は、「彼らは模型飛行機マニアのようです」と
ル・ パリジャン紙に語った。「彼らが使っていたマシーンはじゅうぶん
高機能なものでしたが、軍用や専門家向きではありません。
おもちゃなのです。楽しみでやっ ていたのか、あるいは何らかの
政治的意図があったか、まだ解明されていません」

いずれにしても、逮捕された3名は、手の込んだドローン飛行を
仕組んだ集団の関係者ではなく、模倣犯であると信じられている。
緊急省庁間会合は飛行に関して、迷惑行為から要警戒行為まで、
ありうる解釈をいくつか検討した。会合で注目されたのは、
6時間の
時空間において、ノルマンディの英仏海峡沿岸からアルザスの
仏独国境までの範囲におよぶ核施設に対するドローンの侵入が
5件あったことである。何百マイルも隔てた飛行地点間の距離を
考えると、複数メンバーの集団によって念入りに練られた
事前計画の存在を思わせた。

先週の会合の後、複数の政府筋が、核施設の警備にあたる
特別憲兵部隊に将来の侵入機を撃墜する権限が付与されたと
述べた。その後、
3件の飛行が報告された。
いまのところ、撃墜されたドローンはない。

飛行の多くは夜間のできごとだったが、侵入の何件かは当局に
よってビデオと写真に撮影されている。当局者らは、映像や
画像を見て、驚き、心配になったという。写っていたのは、簡単に
入手でき、スマートフォンで操作できる“おもちゃ”のドローン
ではなかった。そのようなドローンはフランス国内に最大
40万機
存在すると信じられている。
侵入機はもっと複雑で高価なもの――航続距離数十マイル性能の
強力なエンジンを備えたヘリコプター様ドローン――だった。
三角形配置の白色灯
3基とより大きな赤色灯、それにおそらくカメラと
連動して“標的”に光線を断続的照射するサーチライトが備わっていた。

政府は公的には、飛行の重要性を軽んじているように見せている。
セゴレーヌ・ロワイヤル環境エネルギー大臣は、
「わたしどもはこれらのできごとを軽視していませんし、
脚色してもいません。ですが、核施設の安全に脅威になるものでは
ありません」と語った。

グ リーンピース・フランスは政府が「リスクを軽視」し、フランスの
原子力発電所がテロ攻撃に無防備であるという事実を隠蔽して
いると非難してきた。広報担当 者は、「中型ドローンは、使用済み
核燃料が貯蔵されている(冷却水)プールに損傷を与えるのに
じゅうぶんな爆発物を運搬できたでしょう」と語った。

グリーンピースは飛行への関与を真っ向から否定している。
グリーンピース筋は、「反核活動家は、えてして反ハイテクでも
あるのです」といった。

国民議会緑の党会派、デニス・ボパン議員は、「これらのできごとの
下手人はだれなのか、だれにも言えませんし、こういう物を操縦
している人物の善意をだれにも保証できません」と述べた。
フランスは、他の先進諸国に抜きん出て原子力に依存している。
同国内の電力のほとんど
80パーセントは原発由来のものである。

コメントです
フランス政府は今回の事件をそれほど重くみていないようですが、
いずれにしても、フランスにかぎらず、無人飛行機器は世界中で
テロ行為等の手段になる可能性が十分あります。
まるで、ひと昔前のSF映画のひとコマが現実化しているようです。


posted by salsaseoul at 20:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 欧州
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