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2016年07月03日

子ども食堂、300カ所超す 貧困・孤食、広がる地域の支援

朝日新聞 2016年7月2日

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家で十分な食事が取れない地域の子どもらに無料か
安価で食事を提供する「子ども食堂」=キーワード=や
同様の取り組みをする場所が、5月末時点で少なくとも
全国に319カ所あることが朝日新聞社の調査でわかった。
今年に入って開設が急増。6月以降の開設も相次いでおり、
今後さらに増える見通しだ。 

「きょうは何?」「グラタンだよ」。6月の平日午後5時半、
小学生の男の子たちがビルの一室に駆けこんできた。
大津市で昨年末に始まった子ども食 堂。週1回、
ボランティアが手作りの食事を出す。「おいしいっ」。
15人ほどが食卓を囲む。一気にたいらげるとテーブルを
台にして卓球に興じた。

 こうした子ども食堂が、全国で急増している。

各地の子ども食堂のネットワークや団体などの情報をもとに
朝日新聞が1カ所ずつ聞き取った。困窮家庭の学習支援の
場や夜を独りで過ごすことが多い子どもの居場所などで、
食事を共にする活動も数に含めた。

調査の結果、都道府県別で最も多かったのは東京で50。
滋賀29、神奈川、京都、大阪が22、沖縄17と続いた。
全ての都道府県に最低でも1カ所はあった。

2013年までに開設したのは21カ所だったが、この年に子どもの
貧困対策法が成立。6人に1人という子どもの貧困率が14年に
公表され、支援の 機運が高まった。調理や食材提供、

遊び相手など活動が身近で参加しやすいことを背景に、
開設数は14年13カ所、15年100カ所、今年5月末までに

185カ所と急増した。

開催頻度は月1回が139カ所で4割を占めた。月2、3回が
71カ所、週1が57カ所。週5日以上も15カ所あった。
時間帯は平日夜が目立つ。

子どもの料金は、「お手伝い」などの条件付きを含め無料が
175カ所で55%を占めた。有料の場合は50〜500円で、
100〜300円のところが多い。大人は子どもより高く設定
されているところが多かった。

運営はNPO法人や民間団体、住民有志、個人など。費用は、
寄付や持ち出し、公的補助や民間企業の助成金などで賄われている。
開催場所は公民館や児童館などの公的施設のほか、事務所、
空き店舗、民家、医療機関の交流スペース、寺などが使われていた。

厚生労働省によると、食品衛生管理に関しては「ケースに応じ、
各地の保健所が営業許可の必要性などを判断する」という。
(中塚久美子、河合真美江、丑田滋)

 ◆キーワード

<子ども食堂> 民間発の取り組み。貧困家庭や孤食の
子どもに食事を提供し、安心して過ごせる場所として始まった。

「子ども食堂」という名前が使 われ始めたのは2012年。
最近は、対象を限定しない食堂が増えている。食堂という形を
取らず、自宅以外で過ごす居場所で食事を出しているところもある。

コメントです
少し前に「こども食堂」の言葉を知り、ずっと気になって
いましたが、この活動は現在も継続、そして増加傾向に
あるようですね。
今日の記事を読んで嬉しい気分になりました。




posted by salsaseoul at 09:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本・社会

殺人10件、放置し時効 強盗187件、強姦120件 大阪府警

朝日新聞 2016年7月1日

大阪府警は30日、事件捜査が長期間放置されていた問題の
最終調査結果をまとめた。全65署中61署で、1975〜2012年に
起きた計2270事 件の捜査と証拠品計8345点が放置されたまま、
時効が成立していた。殺人も10件含まれ、強盗や強姦(ごうかん)
などを加えた重要犯罪の放置は503事 件に上る。
異動時に引き継がず、証拠品も置き去りにされたとみられる。

今年2月の中間報告は、約4300事件が放置され、殺人などは
ないとしていた。しかし精査の結果、1991年6月に泉佐野市で

起きた強盗殺人など 殺人事件10件、強盗事件187件、
強姦事件120件などが含まれていた。一方で、同一事件の
二重計上などを省き、総件数は減った。

調査にあたった刑事総務課は「証拠上、十分に捜査したとみられ、
時効前に逮捕状が請求できるほど容疑者が特定されていた
事件はない」と結論づけ た。ただ、197事件では証拠書類などに
疑いのある人物名が記されており、捜査がどこまで深まって
いたのか、疑問を残す結果となった。

時効を迎えた事件の証拠品は原則、速やかに送検しなくては
ならない。府警は30日までに軽微なものなどを除く1216事件
(証拠品4848点)を 送検。356事件で被害者や遺族に会い、
時効に至ったことを陳謝した。証拠品の多くは段ボール箱に
入れられ、所定の保管庫でなく、署のボイラー室や押し入れ、
更衣室などに放置されていた。

222事件については、捜査を始める時につくる「受理簿」が
残されていなかった。事件の引き継ぎには欠かせない書類で、
府警は「紛失したか処分したと思われるが、調査では
わからなかった」としている。(染田屋竜太)

 ◆キーワード

 <大阪府警の捜査放置問題> 事件の証拠品の紛失や
捏造(ねつぞう)が相次いだ府警は、2012年、証拠品のリストと
つき合わせて点検。同年12 月に117事件で301点が紛失して
いたと公表した。これとは別に同年11月、羽曳野署の機械室で、
容疑者を特定していた傷害事件の証拠品や逮捕状請求書が
見つかった。これらはリストに記載がなく、府警は直後から、
ほかに放置された捜査や証拠品がないか調査を始めた。

関連記事です。
放置で時効2千件超 大阪府警、覚醒剤ずさん管理

大阪府警が殺人や強盗を含む2千件超の捜査を放置していた。
事件は時効を迎え、証拠品も置き去りにされていた。

 「捜査は尽くしたと信じている。だが、経緯がわからない事件も
多く、詳しく説明できないのは申し訳ない」。調査結果を説明する
刑事総務課の担当者は、取材にそう繰り返した。

1991年6月に 大阪府泉佐野市で70代の女性が殺害され、
通帳などがなくなっていた事件では、泉佐野署に捜査本部を
設置。捜査記録の日付は、翌年12月で途絶えていた。
2006年に時効を迎えたが、証拠品85点は署に放置。
ノートなど3点は紛失していた。府警は13年、遺族に経緯を
説明し、謝罪したという。

最も古い証拠品は大阪市内の生野署にあった切り出しナイフ。
75年10月の日付が入った書類と一緒に見つかったというが、
事件の概要などはわからず、銃刀法違反容疑で送検した。

調査では、粉末なども鑑定。覚醒剤72点や大麻5点などが
混じっていることがわかり、保管のずさんさが改めてはっきりした。
刑事総務課の担当者は「組織として証拠品の重要性への
意識が足りず、管理が不適切だった」と認めた。

捜査、証拠品の放置は大阪府警だけではない。2010年には
京都府警で、証拠を紛失した9事件で時効を迎えていたことが
発覚。警視庁でも14年に、時効が成立した約3500事件の
証拠品約1万点が放置されていた。(染田屋竜太)



コメントです
大阪府警の捜査放置の話題です。
おそらく、証拠品等の管理手順や、
未解決事件の捜査について、
保有している情報管理をきちんと
やれば、このようなおそまつな事例は
減少するはずです。
このあたり、民間のノウハウを活用して、
館内のシステムの整備を行うべきです。

posted by salsaseoul at 08:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本・社会