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2015年10月12日

常駐の住職いない寺1万2千カ所 檀家減少や後継者不足

朝日新聞 2015年10月11日

7万を超す全国の寺院のうち、別の寺の僧侶が住職を
兼ねていたり、また住職がいなかったりして常駐する
住職のいない寺が、1万2千カ所にのぼることが
朝日新聞の調べでわかった。
過疎・高齢化による檀家(だんか)の減少や住職の後継者
不足などが要因で、今後「寺の消滅」が加速する可能性がある。
文化庁の宗教年鑑(2014年版)によると、全国の仏教系
宗教法人の寺院は7万5900。今回、全国の寺の約8割を
占める主要10宗派(曹洞宗、浄土真宗本願寺派、真宗大谷派、
浄土宗、日蓮宗、高野山真言宗、臨済宗妙心寺派、天台宗、
真言宗智山〈ちさん〉派、真言宗豊山〈ぶざん〉派)に今年2月時点で
この10年間の所属寺の状況を尋ね、日蓮宗以外の9宗派から
回答を得た(高野山真言宗は09年以降)。

専従の住職がおらず、別の寺の僧侶が住職を兼ねる「兼務寺」は
1万496、住職がいない「無住寺」は1569で計1万2065カ所
(全体の約16%)。10年前の調査や記録がない真宗大谷派と
高野山真言宗を除く7宗派では、10年前の計9104から

803増えた。宗派別では曹洞宗、浄土宗、真宗大谷派の順に多く、
真言宗の智山(ちさん)・豊山(ぶざん)両派、
臨済宗妙心寺派は所属寺の3分の1にのぼる。

兼務寺には、豊臣秀吉が長浜城の鬼門よけに移築し、
国重要文化財の十一面観音像をまつる知善院
(ちぜんいん、滋賀県長浜市)や、空海の創建とされ、
小堀遠州作と伝わる庭園が有名な長楽寺
(ちょうらくじ、浜松市)など、観光客が訪れる所もある。

兼務・無住寺は経営が成り立たなくなると、宗教法人としての
任意解散や吸収合併といった手続きを経て、消滅する
可能性がある。今回の調査では、10年間で9宗派で
計434寺が消えていた。

寺の消滅は檀家にとって、先祖代々の墓の維持や
葬儀・法事を託す先や、お盆など伝統行事の喪失に
つながる。浄土宗の中村在徹(ざいてつ)・総務局長は
「地域コミュニティーの中心という寺も多い。なくなれば地域の
つながりも消える。仏教界として最大の問題だ」と危惧する。
(岡田匠)

     ◇

〈住職〉 
一般的に寺院の代表役員のこと。宗教年鑑(14年版)に
よると、主要10宗派の僧侶ら「教師数」は約9万3千人
(うち女性は約9500 人)で10年前より約1万2千人減った。
宗派によって異なるが、僧侶になるには剃髪(ていはつ)
するなどして出家し、系列の宗門校などで学び、本山や
専門道場で修行する。住職には世襲でなることが多いが、
本山の推薦で後継者のいない寺に入ったり、先代住職の
娘と結婚したりして住職になる場合もある。

コメントです。
住職の収入は、失礼ながら一般世帯より
高額な印象がありましたが、今日の記事を
読んでそんな時代はとっくに終わっている
ことを認識しました。
(現在でも、京都の有名なお寺はそうかもしれませんが)



posted by salsaseoul at 23:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本・社会

保護された姉妹、1カ月ぶり入浴 親子が月4万円で生活

朝日新聞 2015年10月10日

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6畳ほどの面談室に、すえた臭いが広がった。

2年前の9月。関東地方にあるDV被害者のシェルターの職員は、
39歳の母親と7歳の長女、4歳の次女を迎えた。

差し出したオレンジジュースを、姉妹は一気に飲み干した。
白とピンクの長袖シャツはあかで灰色に変わり、頭には
シラミがいた。

一家の手荷物は、ランドセルとポリ袋二つ。サイズの合わない
シャツ、穴の開いた靴下や下着が、汚れたまま詰め込まれていた。

風呂は約1カ月ぶりだという。翌日から一緒に入り、姉妹の
髪をとかし、数百匹のシラミをつぶした。

「お姉ちゃん、もうこれでいじめられなくなるね」。
次女がそう言うのを何度も聞いた。

いま、3人は母子生活支援施設で暮らし、自立を模索する。

保護されるまでの暮らしぶりを、母親は振り返って語る。

夫はトラック運転手や倉庫管理など10年で10回以上転職した。
年収は200万円前後。家賃や光熱費以外は酒やたばこに消え、
自分の事務職の給料などでやりくりしていた。

9年前に長女が生まれてから、「頭が悪い」「ダメな女」などと
毎日なじられた。洗濯物がたためない。
ご飯を作りながら、子どもに気を配れない。
酒が入ると、胸ぐらをつかまれ殴られた。
後に分かることだが、母親には二つのことが同時にできない
「広汎(こうはん)性発達障害」などがあった。

6年前に次女が生まれた後、「能力不足」との理由で解雇された。
次の職が見つからず、家計は悪化。夫の失業で約2年間は
生活保護も受けたが、夫が再就職すると打ち切られた。
夫は給料を家計に入れず、月約4万円で生活した。
長女が小1になったころから電気、ガス、水道のどれかが
止まるようになった。

母(41)と姉妹の生活は、夫のDVや失業などでより
一層苦しくなっていった。

朝食はパン1枚。夕食はご飯と冷凍ギョーザか納豆。
夏休みの学童保育のお弁当は、おにぎり1個だった。

「おなか痛い。今日は休む」。嫌がる長女を、集団登校の
待ち合わせ場所に引っ張っていく日も増えた。
そんな日は保健室登校になった。理由を聞くと
「くさい、毎日同じ服って言われた」と泣かれた。

「シラミがいるみたいよ。駆除してあげて」。
長女が小2になった夏、同級生の母親から指摘され、
薬局に走った。
薬は2千円。手が出なかった。

夫の叱責(しっせき)は続き、うつ状態になった。
警察署に通報したのは夫だった。
「子どもの前で妻にDVしてしまう。彼女たちを保護してください」。
シェルターにつながり、夫とは別れた。

「つらいことなんてなかったよ。学校もおうちも楽しかったんだよ」。
そんな長女の言葉を、母は自分への気遣いだと推し量る。

母は母子生活支援施設の職員から勧められ、精神障害者
保健福祉手帳を取得した。
生きづらさの訳がわかり、自分を責める気持ちは薄らいだ。
長女からいろいろ要求されても、「一つずつ言ってね」と
言えるようになった。

カレーライスや肉うどん。料理は苦手だが、職員と一緒に
夕食を作り、一家3人で食卓を囲むようになった。
ときどき姉妹が職員に「味見して」と料理 を差し入れる。
「よくできたね」と褒められると、跳びはねて喜んだ。
「ここがいい。職員さんや他の子もいるから」と長女は言う。

子どもが18歳まで施設にいられるのが原則だが、利用者の
約6割が2年未満で退所する。生活保護を受け始める人が多く、
施設費用との二重措置期間を短くしたい行政の思惑もある。

母も生活保護を受けながら週3回、障害者の作業所で働く。
施設に来て2年。退所後の生活は描けていない。
(山内深紗子)

■専門家「貧困から抜け出せない連鎖が広がっている」

子どもの貧困に詳しい首都大学東京の阿部彩教授に
現状や課題を聞いた。

親の経済状況でいや応なく不利を背負った子どもが、大人に
なっても貧困から抜け出せない連鎖が広がっている。
低所得の背景にある非正規労働は拡大している。

親自身が抱える困難もある。
労働政策研究・研修機構の調査では、子ども時代に、
親の生活保護受給や離婚、虐待、父との死別を
一つでも
経験した母親は、未経験の母親に比べて
貧困率が
約2〜3倍だった。
母子世帯の母親のうつ傾向も、配偶者のいる
母親の2〜3倍だ。

病気やうつ、失職、離婚などが一つでも起きると、
今そうでない人も貧困になりうる。この母子のように、
要因が複数になると深刻な事態に陥りやすい。

子どもは、人権の剝奪(はくだつ)と言わざるを得ない
ほどの衣食住の不足、不健康、低学力、孤立やいじめ、
非行、不登校、自尊心の低下などのリスクにさらされる。
日本ではこうした問題について、何十年も親の資質や
しつけなどの面から論じ、背後にある貧困をきちんと
直視してこなかった。

将来の社会の担い手である子どもの貧困を放置すると、
社会的損失になる。
(注:これはあくまでも副産物的な損失
   第一に、子供の尊厳・尊重を確保するべき)
児童扶養手当の拡充など経済的支援は必須だ。
そのうえで、教育や医療面での支援など、親を含めた
包括的対策が求められている。(中塚久美子)

     ◇

 《子どもの貧困》 
厚生労働省によると、日本の子どもの貧困率は
16・3%(2014年発表)で、過去最高を更新している。
実数換算すると約328万人。貧困率と は、世帯収入から
国民一人ひとりの所得を子どもを含めて試算し順に並べた
とき、まん中の人の所得の半分に届かない人の割合。
ひとり親など大人が1人の家庭に限ると54・6%と、
先進国でも最悪の水準に達する。
中でも深刻なのは母子世帯だ。
母子世帯になる原因の8割は離婚で、養育費が払われて
いるのは約2割。8割の母親は働いているが、同居親族も
含めた年間世帯収入は平均291万円(10年)。

コメントです
貧困世帯で子供の生活が窮地している話題です。
少し掲示板等を見てみましたが、上記にあるように
将来の社会の担い手である子どもの貧困を放置すると、社会的損失になる

という意見が数多くありました。
確かに正論ですが、それ以前に、もっとシンプルに
日本国憲法で保障されている基本的人権を
ベースに貧困対策を強化してほしいですね。

ただ、現状ではその対策のひとつの「生活保護」の
審査が十分でないケースもよくあるようで、
場合によっては就労するより高額な支給額例も
あり、そうなると、支給世帯主は生活保護費と
引き替えに就労意欲を失います。



posted by salsaseoul at 22:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本・社会

(時時刻刻)虐待、その向こうに 愛せない、親が抱える不安

朝日新聞 2015年10月9日

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児童虐待の増加が止まらない。子育てへの不安や虐待の
連鎖、経済的な問題など、虐待する親はさまざまな
要因を抱える。児童相談所は親子関係の修復に向けた
支援を進めているが、決定的な対応策はない。

■「娘に完璧を求め、できないと許せなかった」
 「母は食事を作らず、帰って来ない日もあった」

愛知県豊橋市の村松葉子さん(40)は長女(5)が歩き始めたころ、
「娘が思い通りにならない」といら立ちが募った。
泣いてもあやさずに放置。しだいに手をあげるようになり、
出かける直前のおむつ替えの時は、激しくお尻をたたいた。

夫(40)とは再婚で、前夫と離婚後、精神的に不安定な時期が
あった。不安をさとられまいと完璧な育児を目指し、離乳食は
全て手作りで、紙おむつは使わなかった。
自らも小学生のころ、言いつけを守らないと母親にたたかれた。

「娘を苦しめたくないのに完璧を求め、できないと許せなかった」。
たたくことは、普通だと思っていた。
海外出張の多い夫は虐待に気づかなかった。

パートを始めて長女を保育所に預けると、心に余裕ができた。
子育ての苦しさを受け止めてくれる人がいたことが、虐待を
やめるきっかけとなった。今 は子育て中の母親の交流の場や
講座を開く団体で活動する。「頑張っても周囲に認められず、
母親は孤独を抱えている。
完璧でなくていい、と伝えたい」と村松 さん。

大津市に住む女性(50)は小学2年から母子家庭で育った。
生活は貧しく、お風呂に入れるのは週に1度ぐらい。
母親は食事を作らず、帰って来ない日もあった。
「仕方なく育てている」という母親の言葉が今も胸に突き刺さっている。

中学2年で家出した。18歳とウソをついて、ホステスとして働いた。
「体を提供すれば、男の人が私を大切にしてくれる」と、寂しさから
売春を重ねた。

21歳で結婚。
長男を産んだが、わがままを言われるたびに頭に血が上った。
長女が生まれ、「この子さえいなくなれば」と思い詰めた。
夜泣きがうるさくて別の部屋に放置すると、翌朝、長女は
亡くなっていた。乳幼児突然死症候群と診断されたが、
「私が殺した」と感じた。
次女が生まれたが長女への罪悪感から覚醒剤に溺れ育児を放棄した。

夫と離婚し、子どもは夫のもとへ。
1年後、寂しくて引き取りたいと言うと、
「薬をやめられていないのに、子どもを巻き込むな」と言われた。
その言葉をきっかけに、依存症からの回復を支援する施設に入り、
5年かけて薬をやめた。

子どもたちとも時々会うようになった。
「『なぜ自分の子どもを愛せないの?』と、思うかもしれない。
でも虐待してしまう親も愛情を受けず育ったことを知って欲しい」

 ■家計や心身、サポート 児相・自治体、連携に課題

全国児童相談所長会が児相を対象に行った2013年の調査では、
虐待の要因とみられる家庭の状況(複数回答)は
親が精神的に不安定など「虐待者 の心身の状態」が32%で
「経済的な困難」が26%。「育児疲れ」も15%に上った。
単一回答で聞き取ったところ、虐待を主導した人の8・2%に
虐待された経験があった。

児相や自治体は、子どもが再び虐待を受けずに安心して
暮らせることを目指す。そのためには虐待した親への支援が
必要で、聞きとりをもとにした虐待の要因に応じて児相が中心に
対応。経済的に苦しければ生活保護などの制度を紹介し、
親が精神的に不安定なら医療機関の受診を促す。

子育て方法を学ぶプログラムも活用。
例えば、日常の場面を想定し、注意する時、ほめる時の
言葉や接し方を練習する。

親の支援を踏まえ、子どもを家庭に戻すかどうか判断するため、
厚生労働省は「子どもは家庭復帰を望んでいるか」
「地域では公的機関などの支援体制が確保されているか」と
いったチェックリストを示している。

静岡県藤枝市の 県中央児童相談所では独自のリストを作成。
虐待されて施設や里親に預けられた子どもを常時100人
前後支援するが、14年度中に家庭へ戻ったのは12人だった。
担当者は「親が復帰を強く希望しても子の安全確保が最優先。
どの環境が子どもにとって一番なのかという姿勢で対応する」と話す。

ただ、家庭復帰の判断は難しい。
高知県香南市で14年12月、当時3歳の女児が母親らに布団で
す巻きにされ、窒息死した。この女児は虐待されて施設に入った後、
児相の支援を経て家庭に復帰。14年9月に当時住んでいた
高知市が支援を引き継いだ。
この事例の検証報告では、母親は経済的な苦しさや精神的な
不安定さを抱え、高知市は把握していたが、支援が
追いつかなかったとみなされた。(長富由希子、畑山敦子)

 ■<考論>「親子一緒」限界も

西澤哲・山梨県立大教授(臨床福祉) 
子どもが亡くなるような深刻な虐待では、親の多くが幼少期に
虐待されたとみられる。愛された経験がないため異性や薬物に
依存して子どもをネグレクト(育児放棄)し、殴られて育ったため
「しつけには体罰が必要」と暴力をふるう。
貧困や精神疾患などの問題が芋づる式に起きる人も多い。
親の問題が根深いと虐待を止めるのは難しい。親子で一緒に
暮らせるようにすることをあきらめ、信頼できる大人のケアで
子どもが暮らせることも社会の責任だ。

 ■<考論>地域の手助け必要

宮島清・日本社会事業大准教授(児童福祉) 
様々なトラブルを抱えながら、しんどい暮らしをしている親子は
少なくない。特に虐待した親の困難は深刻で、反省を求めたり
子どもへの接し方を訓練したりするだけでは十分ではない。
親子の状況を把握し、児相だけでなく市区町村や保育所、
学校、病院なども関 わるオーダーメイドで包括的な支援が

不可欠だ。親が変わるのを待つだけでなく、例えば保育所入所や
子どもの食事・洗濯の補助など、地域が親子とつながっていく
支援をすべきではないか。

関連記事です。
育児ノイローゼの母がネグレクトを題材にした映画「子宮に沈める」を観る

よく「自分のこどもを産んでから子供が事故に合うニュースが辛くて
見てられない」とか聞きますが、わたしは全く逆です。

産むまでは虐待や事故のニュースは可哀想で泣いて
しまう程共鳴するタイプだったんですが子どもを産んでから
全く感じなくなりました。

まったくです。

母性も産んだ時に一緒に出しちゃったんじゃねーの!と思います。
ハハーン。まあ、たぶん心を麻痺させることでなんかの
バランス保ってるんでしょうね。

むしろ幼児遺棄事件とかネグレクト、連続殺人事件のニュースや
映画をあさるように観るようになりました。見て、知って、ネグレクトを
する母親と自分とどこが違うのか確認したい、自分の子どもや親を
殺す程わたしはそこまで追いつめられているのか確認したい、
そんな気持ちがあるんだと思います。

で、ずっと気になってた大阪2児放置死事件を題材にした映画
「子宮に沈める」がレンタルに出てたので借りてきました。

以下バリバリネタバレしてます。

よき母であろうとする由希子、シングルマザーになってからこども達と
3人での生活が始まります。母親の心情を象徴するように部屋は
どんどん荒れていきます。手作りしてお皿に出していた食事が
スーパーのパックのまま食卓に載るようになってになって、子どもの
食べ散らかしはまき散らされたままになり、台所の流しで煙草の灰を
捨てるようになり、ゴミの日に出せないゴミ袋が大量にたまっていく…。
母親の格好も水商売を始めたのか、ほっこりファッションから
高いヒールに薄いドレスと、どんどん派手にだらしなくなっていく。
そしてとうとうドアと 扉にガムテームで目張りをして、
大量のチャーハンを作って出て行く…

で、感想は、あーすげー嫌な感じに作ったなー、でした。

子どもが可哀想で嫌だったのではなく、あの部屋の閉塞感。
ずっとマンションの部屋の中で撮影されて、やたらと長廻しなのです。
あと子ども目線なのか 視界が低い。うまいなー。子どもの泣く声、
ママーママーってずっと呼ぶ声。突然切れる映像。わたしを
責めるように泣く新生児を抱いて、ずっと部屋から出ていなかった
産後の一ヶ月の期間を思い出して観るのが辛かった。産後の
母って視界が低いんですよね。ベッドで寝てた人も布団に
寝るようになったり、赤ちゃんのおもちゃにあわせて寝転んだり
するから。その時に見た風景とそっくりでした。

あとね、事件の内容というより母性がわかりやすく
演出されてるのが鼻につく。

男が撮った映画だなーと思いました。

はじめの丁寧にロールキャベツ作るところとか、最後の死体に
手編みの母親のマフラー巻いてあげるとか、はいはい母性ですねって
感じで何の共感もできなかった。子どものシーンの圧倒的な
息苦しいリアルさに対して、母親のでてくるシーンがミナミの帝王か!
って突っ込みたくなるほど安っぽすぎる。萬田はんは好きですけどね。

あんなに母性を神聖化して描く必要なかったと思う。
そのせいで整頓された「お話」になってて、わかりやすすぎた。
監督の力量不足なのか故意なのかはわかりませんが、
もっとカオスだっただろうに。きれいにとまとめる必要あったの?

監督インタビューに観客の想像の余地があるように撮ったとか
書いてあったけど、どこが???でした。いやいやいやいや、
「子どもを愛してるいいお母 さんがちょっとしたきっかけで
ネグレクトするんですよ、誰でも陥る事態かもよ」でしょう。
はじめっからお手本のようないいお母さん描いて、絵に
描いたような堕落の一途をたどってって… でも子どもは
愛してたんですよーって何の想像の余地もないよ…。

事件について考えるきっかけにはなるだろうけど、
母性演出がフィクションすぎて自分の身に寄り添わせて
考えるのは難しい映画でした。
手編みのマフ ラーの編み針で堕○してるなんていう
ストーリーの〆みせられて、自分の身近で虐待が
起こってるかもなんて考えられないよねー。
まあルポルタージュの本でてるけどね、真実について
知りたければそっち読めばいいし。
だいたい乳幼児がいる家の部屋なんて、
ネグレクトしなくてもあれくらい荒れてる
よ!!!!
と声を大にして言いたい。
(そうでもないですかね、すいません)
この映画を知った時に観ないで批判するな!って書いてあった
レビューがあったけど、告知映像の方がネグレクトの悲壮さ
は伝わるんじゃないかな。観た方が批判したくなったわ…。

育児ノイローゼ母としてはどうせフィクションにしちゃうなら、
ほっこり*お母さんのままネグレクトしてる映画が観たかったです。
それくらい育児の闇って深いし、周りからわかりにくいと思うよ。



posted by salsaseoul at 21:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本・社会

意外!? 女性用ナプキンを“愛用”する男性たち

dot. 10月11日(日)

女性用生理用品「ナプキン」を使う男性がいる――
はたして何のために使っているのか。
実はこのナプキン、意外な転用が可能なのだという。
そんな男性の利用者の声を聞いてみた。

「最初着けたときはなんだか気恥ずかしくて……。
まさか自分がナプキンを着けることになるとは思いもしませんでした」

こう語るのは営業職として大阪府内の印刷会社で勤務する
40代男性だ。3年前、痔を患った際、どうにも痛くて座れない。
そんな時通院した病院看護師から勧められたのが“ナプキン”だった。

「分厚い“夜用”といわれるナプキンを勧められました
。パンツはトランクス派だったのですがブリーフに換えました。
もちろんナプキン使用のためです。実際に着けてみると
クッション代わりになってとても心地よかったです」
(前出の40代男性)

ナプキンをクッション代わりに使用する例は、激しい任務と
車両での移動が多い陸上自衛隊員や、長時間運転のため
座りっぱなしのタクシー、長距離トラック の運転手といった職に
就く人の間でもよく知られた話だという。
他にも大学のカッター(大型ボート)部やボート部の学生の
間でも愛用する例は数多い。

事実、医療関係者の間では男性にナプキン装着を勧めることは
決して珍しいことではないようだ。とりわけ痔の場合、手術前だと
先述したクッション代わりに、手術後は出血に備えての包帯や
ガーゼの代用品として重宝されている。

「女性の生理時、経血を吸い取るナプキンは、痔や肛門周囲潰瘍、
肛門周囲炎を患った際の出血、膿にも十分対応できます。
下着や服に出血や膿が染みることもない。消臭効果もあります。
こうした知識を男性が持つだけでも、いざというとき安心です」
(看護師)

ナプキンが持つ消臭効果の転用には、「靴の中敷」としての
利用が挙げられる。ナプキンを靴の中に入れると消臭のみならず
汗取りの役割も果たす。なかでも“羽つき”と呼ばれる着用時のズレを
防ぐテープつきのナプキンは靴のなかでもズレない優れものだ。

「水虫を患っているため、ずっと同じ中敷を使うと不衛生です。
それで何かないかと尋ねると、大学時代、アメリカンフットボール部
だった同僚がこのナプキンを勧めてきました。
最初はからかっているのかと思いましたが、つけてみてその意外な
効果に驚いています」(東京都内・メーカー勤務30代男性)

さて、ナプキンとは何の縁もなさそうなアメフトという言葉が
出てきたが、意外にもこの両者は相性がいい。
その理由をアメフト経験者は次のように語った。

「汗止めとしてヘルメットに貼り付けます。試合時、汗が目に入る
と動きが鈍くなる。ナプキンの装着で、試合中も快適です」

汗取りとしての使用もまた意外な場面で転用されている。
ホストやファッションモデルなど身だしなみに気を遣う職業に
就く男性の間で、夏場を中心にこのナプキンを用いるケースだ。
40代の元ファッションモデル男性はその使用理由と方法をこう話す。

「排尿後に残尿が出ると、インナー(下着)からパンツ(ズボン)まで
染みることがある。とくに生地の薄い夏場がひどい。トイレから
戻った男性をみているとたまにいるでしょう? 
これを防ぐために男性器に接する部分にナプキンを着けるのです」

元モデル男性によると、今では尿漏れパッドも売っているものの、
これはドラッグストアなど専門店でなければ手に入らない。
だが、女性の生理用ナプキンならコンビニに駆け込めばまず手に入る。
その手軽さからナプキンを用いることが多いという。

これら男性によるナプキンの転用について、製造元企業は
どう捉えているのか。ナプキンを製造・販売する主な企業に聞くと、
その回答はおおむね次のような内容に集約された。
「そもそもナプキンとは女性をターゲットとして製造、販売して
いる商品で、その技術開発も女性のためにやっている。
メーカーとして本来目的以外の使用についてどうこういう立場にはない」

とはいえ、女性に快適さをもたらすナプキンは、男性にもまた快適さを
もたらすことは紛れない事実。
案外、男性用ナプキンが登場する日も近いかもしれない。


(フリーランス・ライター・秋山謙一郎)

コメントです。
ずいぶん昔の話ですが、作家の筒井康隆氏の
エッセイに、痔対策のため生理用ナプキンを使うという
内容を読んだことがあります。(おそらく40年前ぐらい)
筒井氏は早期に流行を先取りしていたのですね。
ところで、現在に至ってはアメリカンフットボールの
ヘルメットにまで…ですか。
今日の記事を読んで、特定商品を転用する
発想の豊かさに感心しました。
でも、購入は誰かに頼まないと大変そうですね。



posted by salsaseoul at 20:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 医療