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2015年09月05日

英国、難民数千人規模で追加受け入れ、キャメロン首相が表明

産経新聞 2015.9.4


シリアなどから多くの難民が欧州に押し寄せている問題で英国の
キャメロン首相は4日、数千人のシリア難民を新たに受け入れる
方針を表明した。滞在先のポルトガルでの記者会見で語った。
キャメロン氏は難民受け入れに消極的な姿勢を見せていたが、
ハンガリーで広がる混乱やトルコの海岸 に漂着した男児の遺体に
関する報道を背景に、英国も難民を受け入れるべきだとの声が
国内で強まっていることに配慮した形だ。

英国は5千人を受け入れる計画を進めていたが、今回の追加で
規模は計1万人前後になる見込み。対象は既に欧州に入った
難民ではなく、シリアの国境付近など にある国連の難民キャンプで
暮らす人に限定される。また、アイルランドのフィッツジェラルド
司法・平等相も4日、新たに少なくとも1800人の難民を
受け入れる方針を明らかにした。(共同)

関連記事です。
「欧州全体で責任分担を」難民問題で独首相


ドイツのメルケル首相は31日、ベルリンで記者会見し、欧州に
押し寄せる難民や移民が急増している問題について
「欧州全体で動き、各国が責任を分かち合わなければならない」と
述べ、受け入れの公平分担を求めた。

メルケル氏は、オーストリアで保冷車から難民ら71人の遺体が
見つかったことについて「われわれの想像を超える残虐行為だ」と
非難。今年中に約80万人の難民申請が予想されるドイツでは、
受け入れを判断する時間の短縮が必要だとした。

ドイツ国内では難民排斥の動きがある。メルケル氏は
「人の尊厳を軽んじる者は容赦しない。彼らの心には冷たさ、
憎しみが宿っている。(難民排斥の)デモを呼び掛ける者に
従ってはならない」と国民に呼び掛けた。(共同)


コメントです。
欧州の難民受け入れに関しての記事です。
特にドイツは、ギリシャの支援だけでも
大変なのに、今後難民の受け入れによる
さらなる負担増加が危ぶまれています。
やはり地学的に、陸続きの国境を持つ国々
(世界中でほとんどですが)は大変ですね。
日本も、「対岸の火事」的な傍観者として
安心せず、今後も世界情勢に照らし合わせて
十分なリスク管理及び政策を取る必要が
ありますね。


posted by salsaseoul at 21:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 欧州

難民認定、対象拡大の方針 「新形態の迫害」追加 法務省

朝日新聞 2015年9月5日

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外国人の申請が急増している難民の認定制度について、法務省は
保護の対象に「新しい形態の迫害」を加え、認定の枠を広げる方針を
固めた。また、認定判断の基準づくりに外部の意見を採り入れる。
政府の出入国行政のあり方を定める「出入国管理基本計画」に
盛り込み、近く公表する。

一方で、6月に公表した当初案通り、問題とされる申請の抑制に
向け、難民審査の厳格化をはかる仕組みも盛り込む。
日本の難民認定が極めて少ないうえ、この仕組みは本当に
保護を必要とする難民申請者を「偽装滞在者」とみなす恐れが
あるなどと国際機関に批判された。新たな仕組みが難民受け入れ
拡大につながるかが問われることになる。

現在の難民認定は、難民条約が定める
「人種や宗教、政治的な理由などで迫害される恐れ」に当たるかで
判断している。だが、近年はアフリカで虐待を受けている女性など、
従来にはない理由で難民となる人が増えている。
そこで新たな方針では、保護の対象に「新しい形態の迫害」も
加えると明記した。

また、認定判断の基準づくりのために、弁護士や海外勤務の

経験者、国際問題の研究者ら外部の有識者による

「難民審査参与員」の意見を採り入れる。これまで参与員は
不認定に対する異議申し立てに限って対応してきた。

一方、「借金から逃れるため」などと明らかに難民とは言えない
申請も多いという。申請中は強制送還されない制度を悪用し、
就労や定住目的で申請を繰り返す人もいるとされる。

今後は前回と同じ理由での再申請者には就労を許可しないほか、
明らかに該当しない理由で申請を繰り返す人には在留許可も
認めないなど、当初案通りの厳格化も盛り込む。
ただし、この際も、外部の専門家が事後に適正かどうかを
確認する仕組みを設けるという。

日本での申請者は年々増加し、昨年は5千人
ただし認定は11人で、人道的な配慮での在留許可も
110人にとどまった。

 ■<視点>受け入れ増加へ、運用が鍵

 国際的に厳格さが際立つ日本の難民行政は果たして

変わるのか。

6月に法務省が公表した見直し原案は、乱用的な申請への

抑制策が目立った。これに対し、国連難民高等弁務官
事務所(UNHCR)や日本弁護士連合会が懸念を表明。
指摘を受けて法務省は新たな仕組みを盛り込んだ形だ。
これを形骸化させてはならず、実際にどう運用するかが鍵となる。

現段階では、どのような人を保護の対象とするかは具体的
とは言えない。例えば、シリアなど紛争を理由とした難民は
どう保護していくのか。認定がどの程度増えるのかは不透明だ。

欧州各国は押し寄せる難民の対応に頭を悩ませている。
この現状は決して対岸の火事ではない。

これまでの厳しい認定から、「本当に保護が必要な人は
必ず救う」という姿勢に転換できるかが問われている。
国際貢献の視点に立てば、受け入れの一層の拡大に
向けた検討が急務だ。(金子元希)

 ◆キーワード

<難民> 難民条約は「人種や宗教、国籍、政治的な
意見などを理由に、迫害を受ける恐れがあるとして
国外に逃れた人」と定義している。条約では紛争地からの
避難者は含まれないが、各国の判断で難民と同様に
人道的な保護を受けている。

日本では、申請を受けて法相が難民に当たるかどうかを
決定する。条約を厳格に解釈しており、昨年の認定率は
1%に満たない。難民と認定されると、国民年金や
児童扶養手当など、日本国民と同じ待遇を受けられる。

関連記事
です。
難民ら数百人、徒歩で国境へ ハンガリー


201509052.jpg

ブダペストで4日、寝泊まりしていた駅を後にし、歩き始める難民や移民たち=AP


「我々の望みはドイツに 行くことだけ」。ハンガリーの首都
ブダペストの東駅で、国際列車に乗車しようとする難民ら
数千人と、阻止しようとする警官隊とのにらみ合いが続く。
AP通信によると、駅前に野宿して列車の再開を待っていた人
々のうち数百人が4日、西に170キロ離れたオーストリア
国境を目指し幹線道路を歩き始めた。

多くは紛争地出身の難民受け入れに積極的なドイツなどを
目指す。ハンガリー当局は、国境を越えてきた人々を施設に
収容しようとブダペスト発の国際列車の運行を停止させていた。
(喜田尚)



コメントです。
近年、社会情勢の不安から、アフリカ大陸や中東から
欧州へ難民が押し寄せています。
そこで、受け入れ姿勢に関しては、欧州内で各国の
政策に差がありますが、基本的に欧州には他国からの
難民を受け入れるスキルとその後共存する文化が
あります。
さて、今日の記事は日本の難民受け入れ対象の拡大に
ついてですが、そのあたりはいくら政府が法整備を
進めたところで、その後、認定をうけた方々が日本で
うまく生活をしていけるかどうかは疑問です。
その理由のひとつとして、大多数の日本人は
あまりにもお人よしすぎるからです。
上記した欧州内の他国・他文化と共存できるスキルは、
他人への適度な猜疑心とセルフセキュリティ、つまり
自分の身は自分で守らなければならないという緊張感が
ベースにあるから成り立つのであって、そのあたりは
日本人には苦手なカテゴリーだと思います。
難民の受け入れ拡大も大事なことですが、
それより経済支援など、日本の得意な分野で協力した
ほうが、少なくとも現状では得策でしょう。






posted by salsaseoul at 21:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本・政治 経済