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2013年12月25日

忍び寄る遺伝子組み換え作物 拡散気づかず栽培も

忍び寄る遺伝子組み換え作物 拡散気づかず栽培も
朝日新聞 2013年12月22日

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日本のトウモロコシ、大豆、ナタネの主要輸入国/日本のトウモロコシ、大豆、
ナタネの輸入量と遺伝子組み換えの推定量(2012年)

米・オレゴン州産の小麦の輸入が今年、一時停止された。
同州の畑で、栽培されていないはずの遺伝子組み換え(GM)
小麦が見つかったためだった。日本では、安全性が確認されて
いないGM作物が知らぬまに栽培されていたケースもある。
こうした現象はもっと増える可能性があると専門家は指摘する。

 ■米・オレゴン 枯れぬ小麦、経緯不明

収穫を終えた麦畑がうねるように広がる。米国北西部のオレゴン州。
年140万トンの小麦生産は州の主要産業だ。この小麦畑の一角で
今年春、GM小麦が生えているのが見つかった。

GM大豆などが商業栽培されている米国でも、GM小麦は商業栽培
されていない。だが、除草剤をまいても枯れなかった小麦があり、
分析の結果、種子の大手、米モンサント社が1998〜2005年、
全米各地で試験栽培したGM小麦と判明した。
日本は同州の小麦の輸入を停止した。

試験栽培の場所は公表されていないが、分析した研究者によると
最も近いところでも数十キロは離れているとみられる。
なぜ8年もたって突然現れたのか。米農務省が調べたが、原因は
分からないままだ。モンサント社は「食品としての安全性については
米食品医薬品局
(FDA)の審査を終えていた。
今回の原因は分からないが、流通経路に混入はない」としている。

日本の農林水産省は輸入していた同じ品種の在庫小麦などを
検査。GMはないと判明し、検査態勢を整えて7月に輸入再開を

発表した。

同州から日本への小麦輸出は50年以上続く。
リーダー・クレイグさん(37)も代々、育ててきた。
「日本人が敬遠するGM小麦が見つかったなんて。
原因がわからず不気味だ」と話す。(伊藤恵里奈)

■沖縄 パパイア、台湾から混入

2年前の春、沖縄。県民が炒め物などで食べる伝統野菜
パパイアの農場で、国から安全性が認められていない種類の
GMパパイアが見つかった。87農家の約8千本が伐採された。

別の種類のGMパパイアを研究していた国立医薬品食品
衛生研究所が偶然、直売所のパパイアを検査したところ
GMの疑いのパパイアが見つかり、農水省が調査。混入したのは
台湾の大学で研究されたGMパパイアと判明した。
台湾では病気に強いパパイアが研究されていたという。

大学から台湾の種苗会社の農場に紛れ込み、そこから種苗を
輸入した日本の種苗会社が農家に販売していた。05年から
09年に輸入されたという。
どうやって台湾の会社の農場に入ったかは今もわかっていない。

無農薬食の安全にこだわっていたのに。知らぬまに
GMパパイアを栽培していたなんて」。
専業農家の大城浩明さん(61)は憤る。直売所や農協に
出荷し、全国に流通。地元の小中学校の給食用にも出していた。

国の調査で昨年、道ばたなどに生えるパパイア59本がGMと
みられるとわかり、伐採した。鳥が種を運んだとみられる。
今年は見つかっていないが、農水省の担当者は「もう流通は
していないものの、ほかに生えていない保証はない」。
調査を続けていくという。

■研究所推計、輸入大豆の88% 加工・飼料用に 

GM作物の商業栽培は96年に米国で始まった。国際アグリバイオ
事業団によると、ブラジルなど28カ国に広がり、昨年の栽培面積は
96年の100倍に。米国では栽培されるトウモロコシや大豆の
約9割に上る。

日本ではトウモロコシなど8作物283種類について食用の安全性を
確認。独立行政法人農業生物資源研究所の推計では、昨年日本が
輸入した大豆の88%がGMとみられるなど多くのGM作物が
輸入され、食用油への加工や家畜の飼料などに使われている。
農水省によると、大豆の国内自給率は8%にとどまるなど
輸入に頼る作物も多い。

自然界の植物は花粉を飛ばすことなどで子孫を広げるが、
モンサント社はGM作物について「交雑種が近縁種に取って
かわらないなど環境への安全性を確認している」と説明する。
日本でも生物多様性への影響がないことを確認した大豆など
8作物97種類は栽培を承認。だが、「実際に食用で商業栽培
している例はない」(農水省)。消費者の抵抗感などが理由という。

九州や関西の14生協でつくるグリーンコープ(本部・福岡)の
遺伝子組み換え食品
に関する専務スタッフ中島克哉さんは
「長期的に摂取して人体に被害がないか、将来的に生態系に
影響がないかなど解明できていないこともある。
何か起きてからでは遅い」と話す。

東京農大の山口裕文教授(応用生物多様性学)は
「食材や種子は国境を越えて移動している。GM作物が
知らぬまに入り育つことは、どこでも起こりうる現象だ。
日本の対応は後手に回っており、こうした現象はもっと増える
可能性がある。開発した研究機関や企業はしっかり
管理する責任がある」と指摘する。

 (才本淳子、田中京子)
キーワード

 <遺伝子組み換え(GM)作物> 特定の除草剤では枯れない、
食べた害虫が死ぬなど特定の機能を持つ遺伝子を組み込んだ
作物。世界の食糧需要をまかなう期待がある一方、長期間
摂取した場合の安全性に不安の声がある。

日本では、厚生労働省内閣府食品安全委員会がジャガイモ、
大豆、テンサイ、トウモロコシ、ナタネ、ワタ、アルファルファ、
パパイアの8作物283種類について食用の安全性を確認している。

コメントです。
遺伝子組み換え作物が知らぬ間に拡散している話題です。

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posted by salsaseoul at 01:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境