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2013年10月06日

「遺伝子操作ベビー」に道開く特許? 米企業の技術に欧州から警鐘

「遺伝子操作ベビー」に道開く特許?
米企業の技術に欧州から警鐘

AFP=時事 10月4日(金)
【AFP=時事】米国でこのほど特許が認められた遺伝子
関連技術をめぐり、ドナー提供された精子や卵子を選別
して生まれてくる赤ちゃんの目の色などの遺伝形質を自分
好みに操作できてしまうとして、欧州の生命倫理学者らが
警鐘を鳴らしている。
問題とされているのは、遺伝子サービスを提供している
米企業「23andMe」の「gamete donor selection
(配偶子ドナー選別)」と呼ばれる技術で、米特許商標局
(US Patent and Trademark Office、USPTO)が
9月24日に特許申請を承認した。USPTOウェブサイトには、
この技術について「配偶子(精子または卵子)の提供を
受ける側がドナー(提供者)を選ぶ際に、より多くの情報を
参照できるようになる」と説明している。
しかし、3日の医学誌「ジェネティクス・イン・メディシン
(Genetics in Medicine)」に掲載されたベルギー、
オランダ、フランスの医療倫理学の専門家らによる論評は
「23andMe」の特許技術について「卵子・精子の提供を
受ける親の希望する特徴を備えた子供が生まれるよう、
ドナー候補が選別対象とされる可能性が高くなる」手法だと
批判。提供を受ける親たちが「買い物リスト」から選べる
ようになる遺伝形質には、背の高さや目の色、筋肉質か
どうか、性格、がんなどの遺伝子疾患リスクが
含まれかねないと指摘した。特許申請書類に添付された
資料には、卵子や精子の提供を受ける親たちは
「できるだけ寿命が長い子が欲しい」「医療費ができるだけ
少なくて済む子がいい」といった選択肢のほか、
「短距離走者になる可能性100%」なども選べると示唆している。
「23andMe」は、希望した遺伝形質の子供が生まれるチャンスを
高める技術にすぎず結果を保証するものではないと注記して
いるが、「ジェネティクス・イン・メディシン」論評は、
子供の健康と無関係の特徴を選べる点で
「倫理的に非常に問題がある」と評している。
「23andMe」によると、問題の技術は5年以上前に
特許申請したもので「Family Traits Inheritance Calculator
(家族遺伝形質計算機)」というツールが対象。目の色や苦みの
感じ方、牛乳アレルギーの有無など、生まれてくる子供の特徴の
うちどれが自分から遺伝したものかをこのツール上で調べる
方法を親たちに提供するための技術だが、特許申請時には
不妊治療に活用する可能性も視野に入れたため、表現が
より幅広いものになっただけだという。


関連記事です。

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「遺伝子操作ベビー」誕生への新たな一歩

米カリフォルニア州のパーソナル・ゲノミクス企業に連邦政府から
幅広い特許が付与された。選択された形質を持つ赤ん坊を誕生
させるため、生殖医療施設で利用される可能性のある技術に
対する特許だ。進化し続けるジェネティック・エンハンスメント
(遺伝子強化法=遺伝子操作によってヒトの形質を変更・
強化すること)の最前線での動きでもある。
この企業、23andMeの中核事業は、顧客からDNAを収集して
分析し、健康状態や祖先に関する情報を提供することだ。
今回の同社の特許取得技術は、親になりたい人の遺伝子
プロファイルと、精子ないし卵子のドナー(提供者)のそれとの
マッチングに利用される可能性がある。理論上、この技術は
いずれ「デザイナーベビー」の誕生につながる可能性がある。
デザイナーベビーとは、遺伝子を選択して目や髪の色と
いった特定の身体的特徴を持つ子供の生まれる確率を
上げるという賛否両論の多いアイデアだ。

この技術は潜在的に、より健康な赤ん坊を誕生させるため
にも利用され得る。ドナーの遺伝子から、病気にかかりやすい
遺伝子を排除する。その際、それ自体として病気遺伝子で
あったり、レシピエント(被提供者)の遺伝子と結合して病気に
なりやすい遺伝子になったりする場合があり、いずれも排除される。
3日付の医学誌「Genetics in Medicine」でこの特許付与に
関するコメンタリー(解説文)を共同執筆したベルギーのゲント
生命倫理研究所のSigrid Sterckx氏は、今回の特許付与は、
生殖医療の施設で現在なされている以上に遺伝子操作手法を
著しく増やすものだとし、「それは従来とは異なる対応を示唆する。
つまり病気に関連する形質だけでなく、病気に関連しない
形質への対応も含んでいる」と指摘した。
カリフォルニア州マウンテンビューに本拠を置く23andMeは、
新たな特許には赤ん坊における形質選択が包含されるとする
一方で、そういった形質選択目的のためにこれを応用する
計画はないと述べた。同社の広報担当者は電子メールで、
「特許が最初に出願された約5年前の時点では、この特許
機能が生殖医療施設で潜在的に以下のように適用される
可能性があるとの議論があった。すなわち、ドナー選抜
プロセスが、ドナーの写真、家族歴、それに一部の遺伝子
検査結果に基づいてなされるという可能だ。こういったことの
大半は過去5年の間に変化している」と回答し、
「当社はこの考えを追求したことはないし、
これからももそのつもりはない」と付け加えた。
23andMeは2006年にアン・ウォジツキ氏が共同創設した
企業。同氏は最近、グーグルの共同創設者で
夫のサーゲイ・ブリン氏と別居した。23andMeによると、
新たに付与された特許は「Family Traits Inheritance
Calculator(家族形質遺伝カルキュレーター)」というツールを
対象にしている。同社は同社サイトの中で、このツールの
利用方法は、例えば顧客が半ば興味本位で「(生まれてくる)
自分たちの赤ん坊の目の色が何色になるか、苦み認識
(舌で苦みを感じられるか)や、乳製品アレルギー
(乳製品を摂取すると下痢をして受け付けられないか)
などの確率を調べることだ」と述べている。
真のデザイナーベビーが実現すれば、肌や髪の色といった
外見的な形質のほか、運動能力といった身体的特徴をも
信頼できる高い確率で選択できるようになる。今のところ
デザイナーベビーの見込みは薄く、まだ遠い先だ。
しかし、その日は遺伝子技術の進歩によって、近づいて
いるのかもしれない。
赤ん坊を遺伝子操作するのは、非倫理的だと主張する
人々がいる。比較的裕福な親たちがそれを使って子供たちに
競争上の優位性を与え、社会的な格差を拡大するからだ、
という。しかし、遺伝子強化に何も悪いことはないと主張する
人もいる。親たちは自分たちの子供に人生で最良のスタートを
切らせる自由を持つべきだというのだ。


コメントです。

子共は、産まれたとたんに
競争社会に身を投じていかなければ
ならないわけですね。


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posted by salsaseoul at 04:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 北米

中国政府を震撼させたスクープ「カドミウム汚染米」

中国政府を震撼させたスクープ「カドミウム汚染米」
dot. 10月2日(水)
公害病「イタイイタイ病」の原因物質でもある、カドミウム。
このカドミウムに汚染された米が中国では出回っており、
口にした農村部の人々は公害病のような症状に悩まされて
いるという。この「カドミウム汚染米」問題を中国社会に
知らしめたのは、週刊誌「新世紀」2011年2月14日号の
特集「カドミウム汚染米の殺意」だった。同特集を担当した
環境科技面責任者の宮靖記者に話を聞いた。
――宮さんが担当した特集「カドミウム汚染米の殺意」は、
中国社会に大きな衝撃を与えました。
この問題に注目したきっかけは何だったのですか。
「大気や水質の汚染に比べて、あまり注目されていなかった
土壌汚染に関心があった。この問題は全面的な調査が
行われておらず、真相は闇の中だったが、庶民の健康に
深刻な影響を与えていることはわかっていた。そこで
土壌汚染が原因のカドミウム汚染米に注目したわけです」
――同記事は、ニュースサイトやミニブログ「微博」などに
盛んに転載されたばかりでなく、その年春の全国人民代表
大会や、全国政治協商会議で話題になりました。
最終的に、衛生部長がコメントを出す異例の事態となりました。
「衛生部の陳竺部長はこの時、カドミウム汚染米は特定地域の
問題に過ぎないが、汚染原因の企業は積極的に取り締まると
しました。また、土壌汚染がひどい地域では、農作物の栽培を
禁止する計画があることを明らかにしました」
――この問題は10年ほど前から指摘され、旧聞に属するもの
でしたが、11年の報道はなぜこれほど関心を集めたのでしょうか。
「中国社会の変化が大きいですね。08年の北京オリンピックを
境に環境保護への関心が高まり、今では庶民の大きな関心事に
なっています。主要新聞・雑誌はこぞって環境保護面を設けて
います。また微博などのネットメディアの普及の影響も大きいでしょう」
――宮さんの警鐘もむなしく、今年、広東省で大きな騒動
(湖南省産の米から基準値を超えるカドミウムが検出されたと、
メディアで次々に報道された)に発展しました。
「残念ですが、予想できたことです。中央政府も、カドミウム汚染米
産地湖南省政府も迅速に抜本的な対策を打てなかったからです。
中国では国が動かなければ、どんな問題も解決できないのです」
――カドミウム汚染米をはじめ、中国では食品汚染問題が多発
しています。解決方法はあるのでしょうか。
「食品の生産段階から最終消費段階までを確認追跡できる
『トレーサビリティー』の導入がカギになると思います。
ただ中国では、無数の零細農家が地方政府から借り受けた
土地で農作物を生産し、それを仲買人が買い集める仕組みで、
流通システムが非常に複雑です。こうした環境での
『トレーサビリティー』の導入はなかなか難しい。有効な解決策が
見つからないなか、汚染問題は今後も続いていくでしょう」


週刊朝日 2013年10月11日号


コメントです。

カドミウム汚染米の記事です。
日本も「対岸の火事」などと思って
油断していたら、先では大変なことに
なるかもしれませんね。


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posted by salsaseoul at 03:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国・台湾