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2013年06月16日

貼り付ける新素材…熱と薬で、がんダブル攻撃

貼り付ける新素材…熱と薬で、がんダブル攻撃
2013年6月15日13時40分  読売新聞

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磁場をかけると発熱し、抗がん剤も放出する新素材(物質・材料研究機構提供)

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新素材の顕微鏡写真(物質・材料研究機構提供)

がんの患部に貼り付け、熱と抗がん剤のダブル攻撃で治療できる
可能性のある素材を開発したと物質・材料研究機構(茨城県つくば市)が
14日、材料科学の専門誌電子版に発表した。

体の組織は、温度が高くなると血流を増やして放熱する。
がん組織の血管はその機能が不十分で、正常組織より熱に弱い。
加熱しながら抗がん剤などを使うと、効果が高まるとされる。

荏原充宏・同機構主任研究員らは、温度が上がると縮む性質の
ある高分子に、磁場をかけると温度が上がる物質と抗がん剤を
加えて化学反応させ、繊維状に加工した。この繊維に磁場を
かけると発熱し、収縮して抗がん剤が外へしみ出す。

培養した皮膚がんの細胞の上にこの繊維を置き、磁場を
2回(各5分間)かけて45度まで熱したところ、がん細胞は
5日後に27%まで減少した。抗がん剤だけを加えた時は
40%までしか減らず、何もしないと2・4倍に増殖した。

研究チームは、皮膚がんのほか、食道など様々な臓器の
粘膜に発生する「扁平(へんぺい)上皮がん」の治療に

応用できると期待している。



posted by salsaseoul at 03:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 医療