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2013年03月31日

試合中にレーザー照射、何とかならないの?

試合中にレーザー照射、何とかならないの?
朝日新聞 2013年3月28日

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サッカーワールドカップ(W杯)予選の日本―ヨルダン戦で、
日本選手にレーザー光線のような光が照射された。
どんな危険性があるのか。対策はないのか。

■日本でも問題、観戦者を処分

26日、アンマン。日本が1―2で敗れた試合中、遠藤保仁選手や
川島永嗣選手らの顔に、緑色の光線が何度もあてられた。
日本サッカー協会はアジアサッカー連盟に抗議文を出した。

日本のプロ野球でも問題になったことがある。

1997年、大阪ドーム(当時)。メジャーリーグでも活躍した
吉井理人さん(47)がヤクルトの投手としてマウンドに立って
いた時だ。目の前を赤い光がかすめ、やがて正面から
飛び込んできた。光が消えると、「明るい所から暗い所に入った時の、
さらにきつい感じだった」と振り返る。集中力が切れ、降板した。

サッカーでも昨年9月、J1のFC東京―川崎戦で川崎サポーターの
観客席にレーザーポインターが照射された。警備員が中学生2人を
特定。FC東京は2人をシーズン中の公式戦入場禁止にした。
数人が体調不良を訴えたという。

海外サッカーでは、ポルトガル代表のロナルドや、アルゼンチン代表の
メッシら有名選手もたびたびレーザー光線を浴びている。

■長時間見ると目に悪影響もレーザー光線は目に
どのような影響を与えるのか。

滋賀医科大学の大路正人教授(眼科)によると、工業用レーザーを
誤ってのぞき込んだ事故では、失明に近いダメージを受けることも
あるという。「市販のレーザーポインターの光が少し目に入った
程度なら、すぐに大きな影響はない」としつつも、「長時間見続ければ、
悪影響が出る可能性は否定できない」。

レーザーポインターは、暗い会議室でスクリーンを指し示す際などに
使われる。小型なら価格は3千円前後。200メートル先まで光が
届くものもある。かつては赤色だけだったが最近は緑色が人気という。

約20種のレーザーポインターを製造、販売するサンワサプライ
(岡山市)の担当者は「今回の映像を見る限り、日本製よりも
かなり高出力のレーザー光線だと思う」と話す。

■安全基準設け国内では規制

経済産業省は01年、消費生活用製品安全法に基づき、
レーザーポインターを安全基準を満たさなければ販売できない
「特別特定製品」に指定。レーザー光線で視力が低下した
事例があったためだ。
ただ、安全基準がない国もあり、海外製には新聞紙に
当て続けると燃えるほどの出力のものもあるという。

試合の主催者はどう対処しているのか。プロ野球の場合、
各球場の判断に任されている。東京ドームでは、カメラの
過剰なフラッシュも含めて「光り物」を警備員が警戒する。

Jリーグは「他人に迷惑または危険を及ぼす」と認められる
物の持ち込みを禁止しており、担当者は「レーザーポインターは
これにあたる」という。だが、プロ野球もJリーグも観客全員の
持ち物をチェックするのは困難なのが現状だ。

今回、遠藤選手は「プレーに影響したということはない」と
話したが、同じ経験をした吉井さんは「真剣勝負は見る方にも
ルールがある。それを守って楽しんでほしい」と訴える。

 (山本奈朱香、北林晃治)


コメントです。
まったくあきれた話ですね
スポーツ観戦、熱くなるのも楽しくていいですが、
度が過ぎると、「他に楽しいことがないのかと?」
問いただす意味で。
怒りを通り越して犯人が
かわいそうにもなります。
いずれにしても、とりあえずはセキュリティーの
強化
で対応していくしかないですね。

posted by salsaseoul at 01:50| Comment(0) | TrackBack(0) | その他

2013年03月21日

交通安全協、リストラ恐々 大阪の免許講習、民間が落札

交通安全協、リストラ恐々 大阪の免許講習、民間が落札
朝日新聞 2013 3 20

【長野佑介】財団法人・大阪府交通安全協会が約40年に
わたって府警から委託されていた運転免許の更新時講習が
4月から、入札で競り勝った一般企業に委ねられる。
協会は年間収入(今年度は約17億円)の3割を占める委託料を
失う。このため、府警OBが半数近くを占める職員431人のうち、
200人規模の人員削減に踏み切る方針だ。

警察庁によると、栃木、埼玉両県のように、更新時講習の
一部を自動車教習所やその業界団体が担う例はあるが、
全受講生を民間企業が請け負うのは大阪が初という。

更新時講習は、各都道府県の運転免許センターや地元警察署などで
開かれる。交通安全協会が随意契約で各警察本部から委託
されるケースが大半だった。このため政府の規制改革・民間開放
推進会議が2004年、「一般競争入札を行うことが望ましい」と答申。
12年度までに全警察本部で入札が導入された。

大阪府警によると、初入札となった11年実施の12年度分は
交通安全協会だけが参加し、約5億3千万円で落札した。
12年8月に実施された13(新)年度分の入札には、神戸市
中央区
のコンサルタント会社「ブレインワークス」が参入し、
協会より約6千万円安い約4億8千万円で落札した。

更新時講習は、免許更新者の違反の有無などにより、3年
もしくは5年ごとの受講が義務づけられている。府内では
年間100万人以上が対象という。

府警によると、ブレイン社は2月末時点で、府警OB20人を
含む約130人の指導員を確保。研修のほか、府警の担当者の
助言も受けて指導方法を練っているという。

講習会場は門真、光明池の両運転免許試験場あるが、
それ以外に各警察署から500メートル以内に会場を設ける
必要がある。協会の請負時は地区の施設などを会場に
していたが、ブレイン社が担う4月以降は、近隣のテナントビルの
一室などに変更になるという。府警幹部は「一般企業が担うからと
いって講習の質を下げるわけにはいかない。
委託先の変更を機に、より充実した講習にしたい」と話す。

■警察OBら200人削減方針

「交通知識に長(た)けたプロが担うべき業務だと思っていた。
協会の設立理念から考えても、100万人の運転者に安全教育を
できる機会を失ったことは残念だ」。大阪府交通安全協会の
幹部は肩を落とす。

同協会の職員は2月1日現在、431人。このうち府警OBが
201人で、約47%を占める。更新時講習には、府警OB95人を
含む215人が携わってきたが、競争入札で完敗したことで、
その大半と雇用契約を更新しない方針だ。14年度分の入札に
参加するかどうかも未定という。

「大阪の敗北」は全国に波紋を広げる。兵庫県交通安全協会の
担当者は「ひとごとではない。どこも同じ気持ちではないか」と話す。
同県は11年7月からの3カ年分で一般競争入札を実施し、
協会以外の応札はなかった。県警幹部は「大阪で落札したのは
神戸の会社。大阪で得たノウハウを元に、次は兵庫の入札に
参加するかもしれない」と話す。

広島県も08年度分から一般競争入札を導入したが、競合する
会社はなく、県交通安全協会が落札を続けている。
協会幹部は「民間が価格競争をしかけてきたら太刀打ちできない」と
心配する。約220人いる職員のうち、講習に従事するのは
県警OB約50人を含む約60人。「大阪のようなことが起きれば、
大半を切らなければいけなくなるかもしれない」と言う。

大阪と同程度の年間100万人規模の受講者がいる埼玉県
警察署での講習を県交通安全協会が、運転免許センターでの
講習を県指定自動車教習所協会(社団法人)が、それぞれ
請け負うケースが長年続く。両業務とも入札で民間企業の
参加はないが、協会幹部は「いずれどんどん競争にさらされる。
我々の存在自体が不要になる日が来るかもしれない」と

不安を漏らす。

栃木県では、競争を促すため、12年2月に実施した12〜13年度の
2年分について、「更新時講習」と「窓口業務」に分けて入札を
実施した。窓口業務は免許更新時期の通知や免許証の交付などだ。
これまでは双方の業務とも県交通安全協会が担っていたが、
窓口事務は宇都宮市の警備会社が落札した。更新時講習は、
協会が人材派遣会社に競り勝った。

県警会計課によると、両業務の12年度単年の総契約額は
約1億8千万円。前年度に比べ、窓口事務では約8千万円、
講習では約1千万円の削減につながったとみられる。

     ◇

八代尚宏国際基督教大学客員教授(経済政策論)の話》 
大阪のケースは、交通安全協会の独占受注に風穴が開いたと
いう点で評価できる。民間企業との健全な競争が続いていけば、
経費削減につながり、協会も自然と役割に見合った規模に
縮小していくのではないか。ただ、交通安全指導の質が確保
されているかは注視しないといけない。しっかり事後評価して、
民間でも担えるのか、どういったスキルが求められるのかを
検証する必要がある。

     ◇

〈交通安全協会(安協)〉 交通安全の推進を目的として
設立されている非営利法人。全国的な活動を推進する
「全日本交通安全協会」のほか、都道府県や警察署単位で
財団法人、社団法人として設置されている。
多くの警察OBの天下り先にもなっている。街頭での交通安全の
啓発活動や、学校などでの交通安全教室の開催、免許の
更新時講習などが主な業務。


コメントです。
なんでも民間にすれば風通しが良くなると
いう意見がすべてとは言いませんが、
一般的に、一団体による独占業務では
業務内容の改善や向上を望むことは
難しいと思います

いずれにしても、落札した民間企業は、
免許更新付随するコスト削減はもちろん、
個人情報の機密保持等の責務問われる
わけですから、しっかりと緊張感を持って
業務委託を推進してほしいですね。



posted by salsaseoul at 01:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本・社会

2013年03月08日

拒絶反応、薬飲まず抑制 肝移植、白血球を操作 北大・順大チーム

拒絶反応、薬飲まず抑制 肝移植、白血球を操作 北大・順大チーム
朝日新聞 
2013年3月 2日

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免疫抑制剤なしの移植の流れ

臓器移植後に起きる拒絶反応を免疫抑制剤を飲まずに
抑える手法を、北海道大と順天堂大のチームが開発した。
患者と臓器提供者の免疫をつかさどる白血球を操作した。
生体肝移植を受けた10人に行い、4人が最長で半年間、
薬を中止し、6人で減量することに成功した。新たな治療法と
して確立すれば、患者の負担は大幅に減らせると期待される。

移植手術を受けた患者は通常、拒絶反応を抑える薬を
生涯飲み続ける必要がある。

免疫力が下がるため、感染や発がんのリスクが高まるほか、
腎障害などの重い副作用もある。

拒絶反応は、患者の白血球の一種、T細胞が移植臓器を
「異物」と認識して攻撃して起こる。北大の藤堂省(さとる)・
特任教授、順天堂大の奥村康(こう)・特任教授らは、移植の
手術前に患者と提供者の血液から白血球を取り出して一緒に
培養。特殊な薬剤を加えて、患者の白血球が提供者特有の
成分を患者自身のものと勘違いするようにした。
培養した白血球は移植から2週間後に患者に戻し、
段階的に薬を減らした。

2010年11月から、肝炎や胆管炎で肝硬変になった
30〜60代の10人に行い、4人は手術から18〜21カ月後に
薬を中止できた。4人は2月末現在、半年〜1カ月半、
薬なしで生活している。ほかの6人も薬を減らすことができ、
1人を除いて、中止できる見込みがあるという。

5月の米国移植学会で成果を発表する。

肝移植は国内で年500例前後行われ、5年後の生存率は
約80%。薬を使わずに拒絶反応を確実に抑えられれば、
生存率や生活の質の向上が期待できる。

移植から何年も経って起きる拒絶反応もあるため、長期間、
有効性や安全性を調べて、治療法として確立させたい考えだ。
順天堂大は5年前から東京女子医大と、今回の手法を生体
腎移植で行い、薬の大幅な減量に成功していた。

また、この手法は、白血球が自分自身の体を「異物」と
勘違いして、攻撃することで起きるリウマチなど自己免疫
疾患の治療にも使える可能性もある。

順天堂大の奥村特任教授は「自分を攻撃する白血球に
異物ではないと教え込ませれば、理論的には治せる」と話す。
(阿部彰芳)

コメントです。
これは明報ですね
上記にもあるように、ふつう、臓器移植を
受けた患者は一生免疫抑制剤を飲み続ける
必要がありますが、それが不要になれば
予後のQOLが格段に向上するはずです。
ぜひ、研究を確立して、今後の医療に
役立ててほしいですね。

posted by salsaseoul at 00:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 医療